事前レコーディング済みのコンテンツでウェビナーを主催する
疑似ライブ ウェビナーでは、事前レコーディング済みのコンテンツを使用することで、労力を削減しながらウェビナーを成功させることができます。 疑似ライブ ウェビナーは、マーケティング セッションを配信したり、組織のすべてのハンズオン セッションを複数のタイムゾーンにまたがって繰り返したり、トレーニング コースを提供したりするなど、ウェビナー用のコンテンツを再利用する場合に役立ちます。
疑似ライブ ウェビナーでは、事前レコーディング済みのクラウド レコーディングをホストがウェビナー内でビデオファイルとして共有できます。 ウェビナーはスケジュールした時間に自動的に開始され、ホストは不在でも構いません。 また、ホストとパネリストが参加して、ライブチャットやウェビナー Q&A を通じて視聴者と対話することもできます。
疑似ライブ ウェビナーは、スケジュール特権を持つユーザーが管理できます。 両方のユーザーは既存の前提条件に加えて、ウェビナー ライセンスおよび Zoom Events または Zoom Sessions のライセンスが必要です。
また、Zoom Events セッションで疑似ライブ ウェビナーを作成することもできます。
この記事では、次の項目について説明します。
疑似ライブ ウェビナーを主催するための前提条件
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Zoom Events 無制限ライセンスまたは Zoom Sessions 無制限ライセンス
- プロ、ビジネス、エンタープライズ、または教育機関向けアカウント
- Zoom クラウド上の保存済みレコーディング
- 疑似ライブ ウェビナーに参加するには、デスクトップ上に Chrome、Safari、または Chromium Edge ブラウザが必要
疑似ライブ ウェビナーの制限事項
- ホストとパネリストは、ライブビデオでウェビナー出席者に向けて話しかけたり登場したりすることはできません
- ホストとパネリストがセッション中に出席者と対話するために使用できるのは、チャットと Q&A 機能のみです
- 複数のビューでレコーディングした場合でも、レコーディングで選択されるのはスピーカー ビューのみです
- ホストは 1 つの疑似ライブ ウェビナーに複数のクラウド レコーディングを追加できません
- ユーザーはモバイル ブラウザから疑似ライブ ウェビナーに参加できません
疑似ライブ機能を使用してウェビナーを設定する方法
疑似ライブ ウェビナーを作成する
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ウェビナー] をクリックします。
- 右側の [ウェビナーをスケジュール] をクリックします。
- [ウェビナー タイプ] の横の [疑似ライブ] を選択します。
- [+ レコーディングを追加] をクリックし、事前レコーディング済みのパーソナル クラウド レコーディングを選択して疑似ライブに追加し、[保存] をクリックします。
注: レコーディングを追加すると、そのレコーディングを網羅する期間がウェビナーの [期間] として自動的に入力されますが、必要に応じて手動で調整できます。 - (オプション)[レコーディングを視聴] をクリックして選択したレコーディングをプレビューします。 [変更] をクリックすると、別のレコーディングを追加できます。
- 必要に応じて [ウェビナー設定] を選択します。
- (オプション)定期的なシリーズを作成する場合は、以下を行います。
- [定期的なウェビナー] チェック ボックスを選択します。
- スケジュールの頻度、リピート頻度、終了日を設定します。
注:- 疑似ライブ ウェビナーの定期的なシリーズは、頻度を [固定期間なし] にはできません。 日次、週次、月次のリピート頻度に設定する必要があります。
- ホストは、ウェビナー シリーズをライブ ウェビナーまたは疑似ライブ ウェビナーに設定できます。 シリーズのうち 1 回のウェビナーを疑似ライブにして、その他のウェビナーをライブにすることはできません。
- [スケジュール] をクリックします。
事前レコーディング済みの疑似ライブ ウェビナーは、選択した時間に自動的に開始します。
疑似ライブ ウェビナーをスケジュールすると、セッション開始まではいつでもそのセッションを編集でき、任意のウェビナー オプションを変更できます。 進行中の疑似ライブ ウェビナーは編集できません。
注: 疑似ライブ ウェビナーで使用中のクラウド レコーディングは削除できません。
スケジュール済みライブ ウェビナーを疑似ライブ ウェビナーに変換する
ホストは事前スケジュール済みのライブ ウェビナーを疑似ライブ ウェビナーに簡単に変換できます。 これにより、コンテンツの準備がまだできていないもののウェビナーを実施したい場合に、すぐに登録を設定および開始できます。 レコーディングの準備が整ったら、ウェビナー セッションを編集してライブから疑似ライブに変更できます。 また、スケジュール済みの開始時間より前であればいつでも、疑似ライブ ウェビナーからライブ ウェビナーに変更することもできます。
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ウェビナー] をクリックします。
- 変換するウェビナーの上にカーソルを合わせて [編集] をクリックします。
- [ウェビナー タイプ] の横の [疑似ライブ] を選択します。
- 「疑似ライブ ウェビナーを作成する」の手順に従います。
ウェビナー オプションを変更する
ウェビナー Q&A の自動応答を設定する
セッション開始前に Q&A の自動応答を設定できます。これはホストまたはパネリストが不在の場合に便利です。 有効にすると、出席者がセッション中に質問をした場合に自動応答が送信されます。 自動応答は、たとえば「ご質問ありがとうございます。すぐに折り返しご連絡します」のようにできます。
注: ウェビナーで Q&A が有効になっている場合は、ウェビナー中に自動応答を管理することもできます。
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ウェビナー] をクリックします。
- 疑似ライブ ウェビナーのトピックをクリックします。
- ページ下部にスクロールして、[Q&A] タブをクリックします。
- [自動応答] セクションで、[編集] をクリックしてから次の手順に従います。
- 不在の場合に出席者への自動応答を設定するかどうかを選択します。 有効にすると、出席者がセッション中に質問した場合に自動応答が送信されます。 オフにすると、セッションに参加して手動で応答できます。オンのままにする場合、後で Q&A 結果レポートを閲覧することもできます。
- 自動応答を入力し、[保存] をクリックします。
- (オプション)[設定] セクションで [編集] をクリックし、必要に応じてその他のウェビナー Q&A 設定を変更します。
出席者に送信するレコーディングへのリンク付きフォローアップ メールを設定する
ウェビナー出席者にフォローアップ メールを送信することを選択できます。疑似ライブ ウェビナーで使用したレコーディングを振り返るのに最適な方法です。
次の手順に従って、メール テンプレートで使用するレコーディング リンクをコピーします。
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューの [レコーディング] をクリックします。
- 疑似ライブ ウェビナーに追加したものと同じレコーディングを見つけます。
- [共有] をクリックします。
- [共有可能リンク] の横の [コピー] をクリックします。
- (オプション)必要に応じて共有設定を調整し、閉じるアイコン ✖ をクリックします。
次の手順に従って、レコーディング リンクをフォローアップ メールに追加します。
- ナビゲーション メニューで、[ウェビナー] をクリックします。
- 疑似ライブ ウェビナーのトピックをクリックします。
- ページ下部にスクロールして、[メール設定] タブをクリックします。
- [出席者へのフォローアップ メール] セクションで、[編集] をクリックします。
- 必要に応じてメール設定を変更します。
- 下部にあるテキスト ボックスにレコーディング リンクを貼り付けます。
- [保存] をクリックします。
疑似ライブ ウェビナーが終了したら、出席者は指定した時間にレコーディングへのリンク付きフォローアップ メールを受信します。
その他のウェビナー設定をカスタマイズする
疑似ライブ ウェビナーのスケジュールを設定したら、必要に応じてオプションをカスタマイズできます。 以下のウェビナー カスタマイズ オプションの詳細をご確認ください。
出席者を疑似ライブ ウェビナーに招待する
ライブ ウェビナーに出席者を招待するのと同様の手順で、疑似ライブ ウェビナーに出席者を招待できます。 ウェビナーに出席者を招待する方法の詳細をご確認ください。
疑似ライブ ウェビナー セッションを主催する方法
疑似ライブ ウェビナーはスケジュールした時間に自動的に開始されるため、ホストは開始時に参加している必要はありません。 ウェビナーのホスト機能をコントロールするには、疑似ライブ ウェビナーにホストとして参加します。 疑似ライブ セッションはデスクトップ ブラウザ ウィンドウで開始します。 セッション中は、Q&A、投票、出席者やその他のパネリストとのチャット、出席者のパネリストへの昇格を使用して、出席者からの質問に答える際に役立てることができます。
疑似ライブ ウェビナー レポートを生成する方法
疑似ライブ ウェビナーのレポート作成は、ライブ ウェビナーのレポート作成と同様です。 ウェビナー レポートの生成についての詳細をご確認ください。