機能リリース コントロールの管理


機能リリース コントロールは、エンタープライズ アカウントを持つ Zoom アカウント管理者が、環境に対する新しい機能 / プロダクトのリリースを管理できるようにするフレームワークです。 これによりアカウント管理者は、組織ポリシーで必要となる機能テスト、セキュリティ、コンプライアンスのニーズに沿って、新しくリリースされる機能を評価するのに都合の良いタイムラインを選択できます。

この記事では、次の項目について説明します。

機能リリース コントロールを管理するための前提条件

機能リリース コントロールの概要

管理者は、新しくリリースされる機能 / プロダクトを一覧表示するコンソール ビューを利用できます。このビューでは機能 / プロダクトを有効にするタイムラインを選択できます。 この評価タイムラインにおいては、管理者はリリース コントロール ビュー内で機能を有効または無効にすることも、コンソールから機能を削除することもできます。

Zoom では、次のガイドラインに沿ってプロダクト / 機能が機能リリース コントロールに含まれるべきか判断します。

新しい機能 / プロダクトが上述のガイドラインに当てはまる場合、その機能 / プロダクトは機能リリース コントロールに含まれます。

[リリース コントロール] を有効または無効にする方法

[リリース コントロール] 機能により、新しい機能が自動で有効になる前に、一定期間その機能は無効になりロックされます。 この期間中、[機能リリース コントロール] ポータルから直接この機能を手動で有効または無効にできます。

  1. アカウント設定を編集する特権を持つ管理者として、Zoom ウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーション メニューで、[アカウント管理]、[機能リリース コントロール] の順にクリックします。
  3. [リリース設定] で [リリース コントロール] トグルをクリックして有効または無効にします。
  4. 確認ダイアログが表示されたら、[有効にする] または [無効にする] をクリックして変更を確定します。

[リリース コントロール] を有効にした後、Zoom がリリースする新しい機能 / プロダクトがそのリリース日に基づいて [機能リリース コントロール] コンソールに表示されます。 新しくリリースされるプロダクト / 機能が [機能リリース コントロール] に含まれると、その機能がリリース コントロール コンソールに維持される間、[アカウント設定] でオフ / ロックに設定されます。

[リリース コントロール] を無効にした場合、新しい機能はすべて Zoom のデフォルトのリリース スケジュールに沿ってリリースされます。

リリースの保留期間を選択する

[リリース コントロール] を有効にした後、[リリースの保留期間] を選択する必要があります。

  1. [リリース コントロール] で、[リリースの保留期間] の横にあるドロップダウンをクリックします。
  2. リリースの保留期間を 30 日、60 日、90 日、180 日から選択します。
    : 管理者が更新するまで、デフォルトでは 30 日に設定されています。

この選択を行う場合、期間を設定した機能は、管理者が新しい機能 / プロダクトに対して有効または無効を選択しない限り、指定期間後に有効になります。 リリースの保留期間内に有効または無効の操作を行うと、この期間に対するオプトイン / オプトアウトが行われます。

リリースの保留期間において、手動で新しい機能 / プロダクトを有効または無効にしない場合、その機能 / プロダクトはユーザーが設定したリリースの保留期間の終了時に自動で有効になります(すべてのリリース コントロールの対象機能に該当します)。 つまり、ウェブポータルの該当箇所にある標準の機能 / プロダクトのコントロール トグルはリリースの保留期間終了時に自動でオンになります。

[アカウント設定] でリリース コントロールの対象機能を有効にする

アカウント設定を編集する特権付き管理者として、[アカウント設定] でリリース コントロールの対象機能を手動で有効にできます。

  1. アカウント設定を編集する特権を持つ管理者として、Zoom ウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーション メニューで、[アカウント管理]、[アカウント設定] の順にクリックします。
  3. 機能が所属するタブをクリックします。
  4. 対象の設定 / カテゴリ セクションを見つけて、有効にするリリース コントロールの対象機能のトグルをクリックします。
  5. 確認ダイアログが表示されたら、[有効にする] をクリックして、変更を確定します。

対象機能を有効にした場合、その機能はリリース コントロールから削除されます。また、この設定はすべてのグループおよびユーザーに対して有効になります。

: これまでにグループまたはユーザーを対象に変更した設定には影響しません。

メール通知を管理する方法

  1. [リリース コントロール] を有効にした後、[リリースの保留期間] で [リマインダー] チェックボックスを選択します。
  2. メール通知の受信を希望する自動リリース前の日数を選択します。
  3. [メール] フィールドで、お使いのメールアドレスを入力します。
  4. [保存] をクリックします。
  5. (オプション)メールアドレスを編集するには、次の操作を行います。
    1. 既存のメールアドレスの横にある鉛筆アイコン pencil-button.png をクリックします。
    2. 新しいメールアドレスを入力します。
    3. [保存] をクリックします。

お使いのアカウントに対し、自動で有効になる機能についてのメール通知が選択した日数に沿って(自動リリース前に)送信されます。

手動で機能リリース コントロール内の機能を有効または無効にする方法

[機能リリース コントロール] コンソールでは、[リリース日]、[機能](名前)、[プロダクト](名前)、[自動で有効になるまでの期間](日数)、[アクション](有効 / 無効)が各列に表示されます。 自動で有効になるタイムラインを待つことなく、手動で機能を有効または無効にすることもできます。

手動で機能リリース コントロール内の機能を有効にする

  1. [機能リリース コントロール] コンソールで、有効にする機能の右側にある [有効にする] をクリックします。
    確認ウィンドウが表示されます。
  2. 確認ウィンドウで [確定] をクリックします。
    : 選択した機能は [アカウント設定] 内の組織に対して有効になります。
    手動で有効にした機能は、機能リストに表示されなくなり、機能の有効化が正常に完了した旨の通知がページ上部に表示されます。
  3. (オプション)通知内で [設定を表示] をクリックします。
    そうすると、有効にした機能の [アカウント設定] セクションに移動します。

手動で機能リリース コントロール内の機能を無効にする

  1. [機能リリース コントロール] コンソールで、無効にする機能の右側にある [無効にする] をクリックします。
    確認ウィンドウが表示されます。
  2. 確認ウィンドウで [確定] をクリックします。
    : 選択した機能は [アカウント設定] 内の組織に対して無効になり、ロックされます。
    手動で無効にした機能は、機能リストに表示されなくなり、機能の無効化が正常に完了し、ロックされている旨の通知がページ上部に表示されます。
  3. (オプション)通知内で [設定を表示] をクリックします。
    そうすると、無効にした機能の [アカウント設定] セクションに移動します。

[アカウント設定] 内の設定を表示する方法

  1. [機能リリース コントロール] コンソールで、表示する機能を見つけます。
  2. 表示する機能の右側で、省略記号ボタン more-button__1_.png、[設定を表示] の順にクリックします。

そうすると、有効にした機能の [アカウント設定] セクションに移動します。

最近自動で有効にした機能を表示する方法

  1. [機能リリース コントロール] コンソールの機能リストの上部にある [最近自動で有効にした機能を表示] をクリックします。
    [最近自動で有効にした機能] のポップアップ ウィンドウが表示されます。
  2. ポップアップ ウィンドウで、自動で有効にした機能を確認します。
    : このウィンドウには直近 60 日以内に自動で有効になった機能が一覧表示されます。
    [リリース日]、[機能](名前)、[プロダクト](名前)、[自動で有効になるまでの期間](日数)が表示される各列を確認することもできます。
  3. (オプション)有効にした機能の右側で [表示] をクリックします。
    そうすると、有効にした機能の [アカウント設定] セクションに移動します。

アカウント管理者による変更を表示する方法

Zoom 管理者の全アクションは [管理者アクティビティ ログ] に記録されます。 管理者アクティビティ ログでは、アクション、管理者、日時が記録されます。

管理者アクティビティ ログの使用について詳細をご確認ください。