Zoom メッシュは、Zoom Webinars と Zoom Events のための、ネイティブ、ゼロクリック、ゼロ インストール、クライアント ベースのメッシュ(eCDN)ソリューションです。 Zoom メッシュ サービスは、ウェビナーとイベントにおけるネットワークの混雑を最小限に抑えながら、Zoom 本来の出席者体験 / ホスト体験を提供するサービスです。 全体的に見て、Zoom Mesh を使用するメリットは以下のとおりです。
この記事の内容:
複数の出席者や参加者が同じローカル ネットワークからウェビナーに接続すると、Zoom クラウドから各ウェビナー出席者へのウェビナー メディア ストリームを処理する受信帯域幅が必要となり、ネットワークに不要な負荷がかかる可能性があります。 Zoom メッシュは多数のクライアントを使用して、Zoom クラウドからネットワーク内の他の出席者にメディアをルーティングすることで、この帯域幅を低減します。
これは、ウェビナーに接続している多数の Zoom クライアントを、メッシュの親クライアントとして指定するサービスで実現できます。 親クライアントは、Zoom クラウドからメディアを送受信し、受信したストリームを親と同じローカル ネットワーク内でウェビナーに接続している他の Zoom クライアント(メッシュの子クライアントとして指定)に配信します。
以下に Zoom メッシュの機能をご紹介します。
通常の Zoom Webinars および Zoom Events では、同じローカル ネットワークからウェビナーまたはイベントに参加する出席者全員が、ホストから同じストリームを個別に受信します。 出席者の大部分がオフィスで働いていると、大きな負荷がかかる可能性があります。特にホストと出席者が別のオフィスや支社にいる場合は、組織の WAN またはインターネット接続が対応できなくなることさえあります。 組織は、ストリームの処理に必要な帯域幅を確保するために、組織内の各支店やオフィスの潜在的な最大出席者数に基づいて、WAN またはインターネットの帯域幅を確実にプロビジョニングする必要があります。
Zoom メッシュ アーキテクチャでは、メッシュ サービスが指定した Zoom クライアントのみが Zoom クラウドからストリームを受信します。 この指定ホストは、LAN 内の他の出席者にメディア ストリームを転送するので、出席者全員にストリーミングする際に必要となる WAN またはインターネットの帯域幅を、大幅に低減できます。 さらに、ダウン ストリームは複数レイヤーまたは複数レベルに分けることができます。つまり、指定されたメッシュの子クライアントに再ストリーミングできるようにするために、すべてのメッシュの親クライアントが Zoom クラウドからストリームを受信する必要はないのです。
Zoom メッシュのネットワーク要件についての情報は、Zoom メッシュのファイアウォール ルールを参照してください。
Zoom メッシュで重要な要素は、サバイバビリティです。 イベントやウェビナーでメッシュの親クライアントの接続が切れると、その子クライアントやサブレイヤーの親クライアントは、自動的に他のアクティブな親クライアントに振り分けられます。
メッシュの親クライアントがすべてダウンし、親クライアントとなる条件を満たすクライアントが他にいない場合は、出席者全員が直接 Zoom クラウドに接続してメディア ストリームを受信することになります。