Zoomメッシュとは

Zoomメッシュは、Zoom Meetings、Zoom Webinars、Zoom Eventsのための、ネイティブ、ゼロクリック、ゼロインストール、クライアントベースのメッシュ(eCDN)ソリューションです。Zoomメッシュサービスは、ミーティング、ウェビナー、イベントのネットワーク輻輳を最小限に抑えながら、ネイティブのZoom出席者とホストの体験を保証します。全体的に見て、Zoomメッシュを使用するメリットは以下のとおりです。

Zoomメッシュを使用するための要件

ミーティング用のZoomメッシュ

: ミーティング用のZoomメッシュを使用するには、最低4人の参加者が必要です。

ウェビナーとイベント向けZoomメッシュ

目次

Zoomメッシュとは

複数の出席者および参加者が同じローカルネットワークからZoomクラウドのミーティングまたはウェビナーに接続している場合、Zoomクラウドから各ミーティング参加者またはウェビナー出席者へのメディアストリームを処理するための受信帯域幅の要件により、ネットワークに不要な負荷がかかる可能性があります。Zoomメッシュは多数のクライアントを使用して、Zoomクラウドからネットワーク内の他の出席者にメディアをルーティングすることで、この帯域幅を低減します。

これは、セッションに接続している複数のZoomクライアントをメッシュの親クライアントとして指定するサービスによって実現されます。親クライアントは、Zoomクラウドからメディアを送受信し、受信したストリームを親と同じローカルネットワーク内でセッションに接続している他の Zoom クライアント(メッシュの子クライアントとして指定)に配信します。

 

Zoomメッシュの機能

以下に、Zoomメッシュの機能をご紹介します。

Zoomメッシュアーキテクチャ

通常のZoom Meetings、Zoom MeetingsとZoom Eventsのアーキテクチャ

通常のZoomミーティング、ウェビナー、またはイベントでは、同じローカルネットワークから参加しているすべての参加者は、ホストから同じストリームを個別に受信します。参加者の大部分がオフィスで働いていると、大きな負荷がかかる可能性があります。特にホストと出席者が別のオフィスや支社にいる場合は、組織のWANまたはインターネット接続が対応できなくなることさえあります。組織は、ストリームの処理に必要な帯域幅を確保するために、組織内の各支店やオフィスの潜在的な最大出席者数に基づいて、WANまたはインターネットの帯域幅を確実にプロビジョニングする必要があります。

Zoomメッシュアーキテクチャ

Zoomメッシュアーキテクチャでは、メッシュサービスが指定したZoomクライアントのみがZoomクラウドからストリームを受信します。この指定ホストは、LAN内の他の出席者にメディアストリームを転送するので、出席者全員にストリーミングする際に必要となるWANまたはインターネットの帯域幅を、大幅に低減できます。

Zoomメッシュのネットワーク要件についての情報は、Zoomメッシュのファイアウォールルールを参照してください。

Zoomメッシュのサバイバビリティ

Zoomメッシュで重要な要素は、サバイバビリティです。セッション中にメッシュの親クライアントの接続が切れると、その子クライアントやサブレイヤーの親クライアントは、自動的に他のアクティブな親クライアントに振り分けられます。

メッシュの親クライアントがすべてダウンし、親クライアントとなる条件を満たすクライアントが他にいない場合は、出席者全員が直接Zoomクラウドに接続してメディアストリームを受信することになります。

VPNに関する考慮事項

Zoomメッシュを使用する際のVPNルーティングには特別な考慮事項があります。