Zoom Team Chat 管理者設定


ユーザー グループ、事前定義されたチャット チャネル、アカウント レベル設定などの、Zoom Team Chat の基本を展開した後、ユーザー グループの追加作成、ユーザー グループの設定の変更、そして特定のチームやプロジェクト、トピック用にチャンネルの作成ができるようになります。

連絡先グループや Zoom Team Chat チャネルの初期展開が完了したら、ユーザー向けの Zoom Team Chat 機能、チャットのセキュリティ設定、チームチャット経由で送信されるメッセージとファイルを保存するためのサービスも調整できます。

この記事では、次の項目について説明します。

管理者による Zoom Team Chat 設定管理の前提条件

Zoom Team Chat を設定する方法

Zoom Team Chat には、すべてのユーザーに適用されるアカウント レベルの設定があります。 ファイル転送やコード スニペットなどの特定のチャット機能を有効または無効にすることができます。 次の手順は、有効 / 無効にできる設定の一部を示しています。

詳細情報については、利用可能なすべてのアカウント レベルの設定をご覧ください。

共有に関する Zoom Team Chat 設定を変更する

  1. Zoom ウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーション メニューで、[アカウント管理]、[アカウント設定] の順にクリックします。
  3. [チームチャット] タブをクリックします。
  4. 必要に応じ、[共有] セクションでこれらの設定を変更します。

*: これらの設定はグループレベルでも設定可能なので、アカウント内のユーザー グループごとに異なる機能とアクセス権を持たせることができます。

Zoom Team Chat の可視性設定を変更する

これらの可視性設定は、アカウント レベルでのみ設定可能です。

  1. Zoom ウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーション メニューで、[アカウント管理]、[アカウント設定] の順にクリックします。
  3. [チームチャット] タブをクリックします。
  4. まず [可視性] セクションで、次の設定を変更します。
    • チャットを初回ユーザーのデフォルトのタブとして設定: クライアントに初めてサインインしたとき、[ホーム] タブではなく [チームチャット] タブがデフォルトのタブとなります。
    • H.323 の連絡先を表示: ユーザーの H.323 の連絡先を [連絡先] タブに表示します。
    • グループ化されていないユーザーは任意の連絡先を検索可能: 連絡先グループに所属していないユーザーは、同じドメイン、同じアカウント、または同じ組織の連絡先を検索できます。 検索しても、[表示制限]、 [検索制限] といったグループ プライバシー設定が [メンバー専用] に設定されているグループのメンバーは、結果に含まれません。
    • お知らせ
    • チャットやチャネルで削除または非アクティブ化されたユーザーに関する通知を抑制: アカウントのユーザーが削除または非アクティブ化されたとき、所属するグループ チャットまたはチャネルには何もメッセージが表示されません。

Zoom Team Chat のセキュリティ設定を変更する

Zoom Team Chat のセキュリティ設定は、アカウント設定で指定するとアカウント全体に反映できる一方、グループ設定レベルで指定すると、より細やかにユーザー グループや部署ごとにコントロールできます。 設定の中には、グループレベルでのみ設定できるものもあります。

  1. Zoom ウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーション メニューで、[アカウント管理]、[アカウント設定] の順にクリックします。
  3. [チームチャット] タブをクリックします。
  4. [セキュリティ] セクションで、ニーズに応じてこれらの設定を変更します。
    • 高度なチャット暗号化を有効にする
    • チャットとチャネルでボットの参加を許可する: チャット、チャネルに加えられているチャットボットの中には、メッセージの読み書きができるボットもあります。 ユーザーが追加したサードパーティのチャット サービスでは、ユーザーがボット使用を許可することで、Zoom にそのサービスを通じたメッセージ データの送信を指示したことになります。
    • チャット ウィンドウでパーソナル チャネルを有効にする: 自分用にメモを保存し、リマインダーを送信するパーソナル チャット スペースをユーザー一人ひとりに提供します。
    • ユーザーにほかのユーザーの検索を許可する*: ユーザーが自分以外の [同一アカウント内]、または [サブアカウントまで含め、同一のマスター アカウント下] のユーザーを検索できるかどうかをコントロールします。
    • ユーザーに連絡先の追加を許可する**: これをオフにすると、ユーザーは連絡先を追加できませんが、会社の連絡先ディレクトリは閲覧できます。 この設定は、特定の組織、ドメイン、特定のユーザーに制限することもできます。
    • ユーザーにほかのユーザーとのチャットを許可する**: 内部ユーザーがチャットできる相手を指定します。 この設定は、特定の組織、ドメイン、特定のユーザーに制限することもできます。
    • ユーザーにチャネルの作成を許可する*: ユーザーがチャネルを作成できるかどうかをコントロールするオプションで、公開チャネル、非公開チャネルの作成に関するサブオプション付きです。
    • ステータスを外部連絡先に表示する: ユーザーのプレゼンス状態を、そのユーザーの外部連絡先に表示します。
    • チームチャットのメッセージとチャネルへのリンクを共有する: ユーザーは特定のチャット チャネルまたはチャネル内のメッセージへのリンクを作成できます。
    • チャットまたはチャネルからミーティングをスケジュールする: ユーザーはチームチャットで、チャットやチャネルのメンバーとのミーティングを手早くスケジュールできます。
    • チャット エチケット ツール: 管理者が、定義しておいたキーワード、テキストのパターンや正規表現(アカウント番号、社会保障番号など)に基づいて、機密情報の不適切な共有を防ぐポリシーを作成できるようになります。
    • ほかのメンバーが投稿したメッセージの削除をチャネル オーナーと管理者に許可する: 管理者は必要に応じ、ほかのメンバーが投稿したメッセージを削除できるようになります。 
      対象になったメンバーには、自分のメッセージが削除されたことが伝わります。管理者はまた、チャット履歴レポートで元のメッセージを表示できます。

*: これらの設定は、グループレベル設定でのみ利用可能です。
**: これらの設定もグループレベルでも設定可能なので、アカウント内のユーザー グループごとに異なる機能とアクセス権を持たせることができます。

Zoom Team Chat のストレージ設定を変更する

チャット メッセージを Zoom のクラウドおよびローカル デバイスに保存する期間を選択できます。 指定した期間の後に、すべてのメッセージが削除されます。

  1. Zoom ウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーション メニューで、[アカウント管理]、[アカウント設定] の順にクリックします。
  3. [チームチャット] タブをクリックします。
  4. [ストレージ] セクションでは、必要に応じて次の設定を変更できます。
    • *Zoom クラウドのメッセージとファイルの保持期間を設定する: 保持対象のチャット メッセージをすべて自動的にクラウドに保存します。
      保持設定は、ダイレクト メッセージ / グループ会話とチャネルを区別するチャットタイプに応じて指定できます。指定したクラウド保持期間の満了後、保持対象だったチャット メッセージはすべて、メタデータごと Zoom により削除されます。 
      管理者は Box または SharePoint でファイルを保存したり作成したりするチャット チャネルを設定することもできます。
    • *メッセージ(パーソナル チャネル メッセージ以外)をローカル デバイスに保存する: 指定された保持期間後に、ローカル デバイス上のすべての保持対象チャット メッセージとメタデータが自動的に削除されます。 添付ファイルは、ローカル デバイスに保存されます。 ダイレクト メッセージ / グループ会話とチャネルを区別するチャットタイプに応じて、Zoom の設定を実行するデスクトップまたはモバイル デバイスでメッセージが保存される期間を指定することもできます。 
      : ファイルまたは画像を手動でダウンロードしたユーザーは、ローカル デバイスでは引き続き、該当するファイルや画像にアクセスできます。
    • 編集 / 削除済みメッセージ改訂を保存する: 編集 / 削除されたメッセージ(および元のバージョン)をクラウドに保存します。
    • サードパーティのアーカイブ サービスにデータを送信する*: Zoom Team Chat のデータをサードパーティのサービスで保存およびバックアップします。
  5. [保存] をクリックします。

:

詳しくは、チャットのストレージ設定とチャット履歴の表示についてご覧ください。