Zoom Contact Center とチャットボットとの連携の設定


コンタクト センターの管理者は、Zoom Contact Center を Google Dialogflow ES または Amazon Lex と連携して、コンシューマーがこれらのチャットボットとやり取りできるようにできます。

この記事では、次の項目について説明します。

チャットボットとの連携を設定するための前提条件

: Solvvy、Google Dialogflow ES、または Amazon Lex のチャットボットの設定に関して詳しくは、以下のサポートサイトをご覧ください。 Zoom では、Google Dialogflow ES または Amazon Lex の設定に関するサポートは提供していません。

チャットボットの連携の設定方法

Solvvy

  1. Solvvy のダッシュボードにサインインします。
  2. ナビゲーション メニューで、[Settings] をクリックします。
  3. [Connections] タブをクリックします。
  4. 既存の Zoom Contact Center 接続の名前をクリックします。
  5. [Zoom Contact Center Bot Authentication JSON] フィールドをコピーします。
  6. Zoom ウェブポータルにサインインします。
  7. ナビゲーション メニューで、[コンタクト センター管理]、[連携] の順にクリックします。
  8. [連携ボット] タブをクリックします。
  9. [ボットを追加] をクリックし、以下の項目を指定します。
    • 名前: チャットボットを識別する内部向けの表示名を入力します。
    • 連携ソース: [Solvvy] を選択します。
    • 認証: コピーした JSON を貼り付けて、[orgID] フィールドを削除すると、[connectId] と [authentication] フィールドのみが残ります。

      :
      {

      "connectorId": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx",

      "authentication": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx"

      }

    • ボット設定にリンク: リンク先の外部リンク URL を入力します。 これにより Zoom ウェブポータルからサードパーティのボット設定へのショートカット リンクが挿入されます。
  10. [接続をテスト] をクリックして、接続が認証されていることを確認します。
  11. [保存] をクリックします。

Google Dialogflow ES

  1. Google Dialogflow コンソールにサインインします。
  2. Zoom ウェブポータルにサインインします。
  3. ナビゲーション メニューで、[コンタクト センター管理]、[連携] の順にクリックします。
  4. [連携ボット] タブをクリックします。
  5. [連携ボットを追加] をクリックし、以下の項目を指定します。
    • 名前: チャットボットを識別する内部向けの表示名を入力します。
    • 連携ソース: [Google] を選択します。
    • 認証: [Google クラウド]、[API と サービス証明書]、[証明書] の順にクリックして認証情報を取得します。
      :

      {

      "type": "service_account",

      "project_id": "victor-bot-ej9b",

      "private_key_id": "*****",

      "private_key": "-----BEGIN PRIVATE KEY-----\n*******\n-----END PRIVATE KEY-----\n",

      "client_email": "victor@victor-bot-ej9b.iam.gserviceaccount.com",

      "client_id": "100891150127753595672",

      "auth_uri": "https://accounts.google.com/o/oauth2/auth",

      "token_uri": "https://oauth2.googleapis.com/token",

      "auth_provider_x509_cert_url": "https://www.googleapis.com/oauth2/v1/certs",

      "client_x509_cert_url": "https://www.googleapis.com/robot/v1/metadata/x509/victor%40victor-bot-ej9b.iam.gserviceaccount.com"

      }

      • ボット設定にリンク: リンク先の外部リンク URL を入力します。 これにより Zoom ウェブポータルからサードパーティのボット設定へのショートカット リンクが挿入されます。
  6. [接続をテスト] をクリックして、接続が認証されていることを確認します。
  7. [保存] をクリックします。

Amazon Lex

  1. Zoom ウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーション メニューで、[コンタクト センター管理]、[連携] の順にクリックします。
  3. [連携ボット] タブをクリックします。
  4. [連携ボットを追加] をクリックし、以下の項目を指定します。
    • 名前: チャットボットを識別する内部向けの表示名を入力します。
    • 連携ソース: [Amazon Lex] を選択します。
    • 認証:

      {

      "botId": "SPU6D5LYEE",

      "botAliasId": "TSTALIASID",

      "localeId": "en_US",

      "region": "us-west-2",

      "access_key": "******",

      "secret_key": "*******"

      }

    • ボット設定にリンク: リンク先の外部リンク URL を入力します。 これにより Zoom ウェブポータルからサードパーティのボット設定へのショートカット リンクが挿入されます。
  5. [接続をテスト] をクリックして、接続が認証されていることを確認します。
  6. [保存] をクリックします。

Amazon Lex の認証情報の取得

: 問題が発生した場合は、Amazon AWS のサポートサイトをご覧ください。

フィールドAWS のフィールドの取得方法
botId
  1. AWS アカウントにサインインします。
  2. 左側のナビゲーション メニューで、[Amazon Lex] をクリックしてからボットを選択します。
  3. [ボット詳細] セクションで、[ID] フィールドを見つけます。
botAliasId
  1. AWS アカウントにサインインします。
  2. 左側のナビゲーション メニューで、[Amazon Lex] をクリックしてからボットを選択します。
  3. 左側のナビゲーション メニューで、[展開]、[エイリアス] の順にクリックします。
  4. [詳細] セクションで、[ID] フィールドを見つけます。
localeId
  1. AWS アカウントにサインインします。
  2. 左側のナビゲーション メニューで、[Amazon Lex] をクリックしてからボットを選択します。
  3. 左側のナビゲーション メニューで、[すべての言語] をクリックします。
  4. 言語をメモし、関連する言語コードを見つけます。
地域
  1. AWS アカウントにサインインします。
  2. 右上にあるリージョンを選択します。
  3. リージョン名の横にあるリージョン コードをメモします。 リージョン コードは、us-west-2 などです。

access_key

secret_key

  1. AWS アカウントにルートユーザーとしてサインインします。
  2. アカウントを選択します。
  3. 右上にあるアカウント名をクリックし、[セキュリティ証明書] をクリックします。
  4. [アクセスキー(アクセスキー ID とシークレット アクセスキー)] セクションで、[新しいアクセスキーを作成] をクリックします。

IAM アクセス権があり、ユーザーにセキュリティ証明書を作成する場合は、以下の操作を行います。

  1. AWS アカウントにサインインします。
  2. 左側のナビゲーション メニューで、[アクセス管理]、[ユーザー] の順にクリックします。
  3. ユーザーを選択します。
  4. [セキュリティ証明書] タブをクリックします。
  5. [アクセスキーを作成] をクリックします。

 

Zoom Contact Center のフローにチャットボットとの連携を追加する方法

  1. Zoom ウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーション メニューで、[コンタクト センター管理]、[フロー] の順にクリックします。
  3. フローの表示名をクリックして編集します。
  4. 左側のウィジェット パネルで、[ボット] をクリックしてから、フロー内の希望する場所にドラッグします。
  5. [ボット] ウィジェットを選択します。
  6. (オプション)[名前の変更] をクリックして、ウィジェットの表示名を変更します。
  7. [設定] タブで、以下のオプションをカスタマイズします。
    • ボット: フローに追加するボットを選択します。
    • 最大待機時間: ボットからコンシューマーに送信されるすべてのメールの最大待機時間を適用するには、有効に切り替えます。 最大待機時間を秒単位で指定します。 ボットがコンシューマーにメッセージを送信してからこの時間を超えると、フローは終了設定で指定されたウィジェットにルーティングされます。 終了が指定されていない場合は、エンゲージメントが終了します。
  8. [終了] タブをクリックして以下のオプションをカスタマイズします。
    • スタッフ サービスに転送: コンシューマーがライブ エージェントへの転送をリクエストする場合は、ルートを指定します。 フロー内のどのウィジェットにでもルーティングできます。 たとえば、チャットキューにルーティングできます。
    • 終了: チャット エンゲージメントが終了するときのウィジェットを選択します。

: このセクションでは設定例を示しており、完全な設定ガイドではありません。

以下の例ではシンプルなチャットボットのフローを示しています。 コンシューマーがライブ エージェントへの転送をリクエストしている場合、フローはチャットキューにルーティングされます。 チャット エンゲージメントが終了すると、コンシューマーにメッセージが表示されます。

フローのレイアウト

ボット ウィジェット

設定

終了

ルート先ウィジェット

メディア送信ウィジェット

コンシューマーを Zoom Contact Center のフローに戻すための Amazon Lex の設定方法

重要: 問題が発生した場合のサポートは、Amazon Lex のサポートサイトをご覧ください。 Zoom では、Amazon Lex の設定に関するサポートは提供していません。

コンシューマーが Zoom Contact Center のフローから Amazon Lex サードパーティ ボットに送信されると、Lex から Zoom Contact Center に、コンシューマーが Zoom Contact Center のフローに戻る必要があるという通知が送信されるまで、コンシューマーは Lex 内に留まります。

Amazon Lex から Zoom Contact Center の [スタッフ サービスに転送] のルーティングは、以下の操作で終了します。

  1. Amazon Lex ポータルにサインインします。
  2. TransferToAgent のようなインテントを設定します。
  3. エージェントに接続」のような、[言い回しのサンプル] をいくつか設定します。
  4. [応答のクローズ] ステップに移動するインテントを設定します。 [応答のクローズ] ステップで、カスタム ペイロード {"liveAgentHandoff":true} を設定します。

Amazon Lex から Zoom Contact Center の [終了] へのルーティングは、以下の操作で終了します。

  1. Amazon Lex ポータルにサインインします。
  2. EndChat のようなインテントを設定します。
  3. さようなら」のような、[言い回しのサンプル] をいくつか設定します。
  4. [応答のクローズ] ステップに移動するインテントを設定します。 [応答のクローズ] ステップで、カスタム ペイロード {"sessionEND":true} を設定します。

コンシューマーを Zoom Contact Center のフローに戻すための Google Dialogflow の設定方法

重要: 問題が発生した場合のサポートは、Google Dialogflow ES のサイトをご覧ください。 Zoom では、Google Dialogflow の設定に関するサポートは提供していません。

コンシューマーが Zoom Contact Center のフローから Dialogflow サードパーティ ボットに送信されると、Dialogflow から Zoom Contact Center に、コンシューマーが Zoom Contact Center のフローに戻る必要があるという通知が送信されるまで、コンシューマーは Dialogflow 内に留まります。

Google Dialogflow から Zoom Contact Center の [スタッフ サービスに転送] へのルーティングは、以下の操作で終了します。

  1. Dialogflow ポータルにサインインします。
  2. TransferToAgent のようなインテントを設定します。
  3. エージェントに接続」のような、[トレーニング フレーズ] をいくつか設定します。
  4. インテントを保存してから、そのインテントを .JSON ファイルでダウンロードします。
  5. JSON ファイルをローカルで編集し、liveAgentHandofftrue に設定します。
  6. Dialogflow のウェブサイトからインテントを削除し、修正した .json ファイルをアップロードしてインテントを再作成します。 これにより liveAgentHandofftrue に設定されたインテントが作成されます。

Google Dialogfow から Zoom Contact Center の [終了] へのルーティングは、以下の操作で終了します。

  1. Dialogflow ポータルにサインインします。
  2. TransferToEnd のように、インテントを設定します。
  3. さようなら」のような、[トレーニング フレーズ] をいくつか設定します。
  4. [応答] セクションで、[このインテントを会話の最後に設定] を有効にします。 このインテントに、テキスト応答またはカスタム ペイロードは設定しないでください。