Canvas用LTI Pro 1.3の設定

この記事では、CanvasでZoomのLTI Proを設定する具体的な手順を紹介します。

注: LTIがインストール済みで、かつLTI Proを設定するためににサインイン済みであることを確認してください。

CanvasでLTI Proを設定する

新しい資格情報を作成する

1. 新しいLTI資格情報を作成します。
2. （オプション）設定ページで、[使用するLTIバージョンの選択] にある [LTI 1.3] を選択して、資格情報をLTI 1.1.からLTI 1.3.に更新します。
3. [保存] をクリックします。

承認済みドメインを設定する

1. Zoomアプリマーケットプレイスに管理者としてサインインします。
2. [管理]、[アカウントのアプリ] の順にクリックします。
3. [LTI Proアプリ] を探します。
4. [アクション] 列で、 [詳細] アイコンをクリックし、[設定] をクリックします。
5. 自分のLTI資格情報を探し、[編集] をクリックします。
6. [LTI資格情報] タブで [承認済みドメイン] へ移動します。
7. LMSへのアクセスに使用する予定のドメインを入力します。

CanvasでのクライアントIDを作成する

• Canvasにサインインします。
• [管理者]、[デベロッパーキー ] の順にクリックします。
• canvas-developer-lti-key.png[デベロッパーキー + LTIキー] をクリックします。
  
• 連携を作成する方法は、手動キー入力方式、またはJSON方式の2通りです。
  • 手動キー入力方式
    1. [キー名] フィールドにキー名を入力します。
    2. [LTI Pro設定] ページの [ツールリダイレクトURL] をコピーして [リダイレクトURI] フィールドに貼り付けます。
    3. [方式] には [手動入力] を選択します。
    4. アプリの [タイトル] を入力します。
    5. アプリの [説明] を入力します。
    6. [LTI Pro設定] ページの [ターゲットリンクURL] をコピーして [ターゲットリンクURI] フィールドに貼り付けます。
    7. [LTI Pro設定] ページの [サインイン開始URL] をコピーして [OpenID接続開始URL] フィールドに貼り付けます。
    8. [JWK方式] には [公開JWK URL] を選択します。
    9. [LTI Pro設定] ページの [公開JWK URL] をコピーして [公開JWK URL] フィールドに貼り付けます。
    10. [追加設定] を開き、[プライバシーレベル] に [公開] を選択します。
        
  • JSON方式
    1. [LTI Pro設定] ページの [ツールリダイレクトURL] をコピーして [CanvasリダイレクトURL] フィールドに貼り付けます。
    2. [方式] を [JSONを貼り付ける] に変更します。
    3. 次のJSONスクリプトで、oidc_intiation_urlの <YOUR LTI PRO 'Login Initiation URL'> を [Zoom LTI Pro設定ページ] にある [サインイン開始URL] に置き換えます。
       

       {
       "title": "Zoom",
       "scopes": [
       "https://purl.imsglobal.org/spec/lti-nrps/scope/contextmembership.readonly"
       ],
       "extensions": [
       {
       "platform": "canvas.instructure.com",
       "settings": {
       "platform": "canvas.instructure.com",
       "placements": [
       {
       "placement": "account_navigation",
       "message_type": "LtiResourceLinkRequest"
       },
       {
       "placement": "link_selection",
       "message_type": "LtiResourceLinkRequest"
       },
       {
       "placement": "course_navigation",
       "message_type": "LtiResourceLinkRequest",
       "default": "disabled",
       "enabled": "true"
       }
       ]
       },
       "privacy_level": "public"
       }
       ],
       "description": "Zoom LTI Pro",
       "custom_fields": {
       "canvas_course_id": "$Canvas.course.id"
       },
       "public_jwk_url": "https://applications.zoom.us/lti/advantage/jwks",
       "target_link_uri": "https://applications.zoom.us/lti/advantage",
       "oidc_initiation_url": "<YOUR LTI PRO 'Login Initiation URL'>"
       }

• [保存] をクリックします。
  注:
  • JSONスクリプトのscopes行（3行め）は、Zoom LTI Proのアクセス先となるLTI Advantageの範囲を列挙します。
  • すべてのコースにZoom LTIツールへのリンクを設ける場合、defaultの値（23行め）をenabledに変更します。
  • LTI Pro設定のLTIパラメータを指定する必要がある場合は、このJSONスクリプトのcustom_fieldsセクション（32行め）に追加します。

LTI Pro Canvas設定にクライアントIDを追加する

1. [デベロッパーキー] のリストで作成されたばかりのLTIキーを探します。
2. LTIキーの [状態] を [オン] に設定します。
   
3. [LTI Pro設定] ページに移動します。
4. [サードパーティの資格情報]、[LTI Canvas]、[インスタンスを追加] の順にクリックします。
5. Canvasへのアクセスに使用するドメインを [LTI Canvasサイトドメイン] に追加します。
6. LTIキーのクライアントID（[詳細] 列の数字）を [クライアントID] にコピーします。
7. [保存] をクリックします。
   
   注: Canvasへのアクセスに複数のドメインを使用している場合（https://school.instructure.comとhttps://canvas.school.eduなど）、Canvasへのアクセスに使用するドメインごとにステップ3.3.1～3.3.3を繰り返します。

Canvasアプリを作成してインストールする方法

Canvasアプリを作成する

1. 1. Canvasで [管理者]、[設定] の順にクリックします。
   2. [アプリ]、[アプリ設定を表示] の順にクリックします。
   3. [+アプリ] をクリックします。
   4. [設定タイプ] には [クライアントIDを使用] を選択します。
   5. 前述の [LTIキーのクライアントID] をコピーして [クライアントID] フィールドに貼り付けます。
   6. [送信] をクリックします。
   7. [インストール] をクリックします。
      
      

コースにアプリをインストールする

1. 1. Canvasでコースに移動し、[モジュール] をクリックします。
   2. Zoom LTIを追加するモジュールで [+] をクリックします。
      
   3. [追加] の横にあるドロップダウンの選択をクリックし、[外部ツール] を選択します。
   4. 先ほど作成したアプリまたはツールを探して選択します。
   5. [項目を追加] をクリックします。
      

ツールの配置を設定する方法

ツールのインストールが完了したら、ツールの配置を設定できます。ツールの配置を設定する際は、次のようなオプションがあります。

コースナビゲーションにツールを追加する

コースナビゲーションからLTIへのリンクを提供するためには、以下の手順でキー設定を変更します。

注: この手順ですべてのコースにZoomツールリンクが自動的に追加されます。

1. 先ほどのステップで作成したCanvas LTIデベロッパーキー設定の中で、[配置] フィールドの [コースナビゲーション] を選択して追加します。
2. [LTI Pro設定] ページの [ターゲットリンクURL] をコピーして [ターゲットリンクURI] フィールドに貼り付けます。
3. [テキスト] フィールドに説明を入力します。
4. [保存] をクリックします。
   

    

    

モジュールグループメニューにツールを追加する

モジュールグループからLTIへのリンクを提供するには、次のとおりに操作します。

1. 先ほどのステップで作成したCanvas LTIデベロッパーキー設定の中で、[配置] フィールドの [モジュールグループメニュー] を選択して追加します。
2. [Zoom LTI Pro設定] ページ内で [ターゲットリンクURL] をコピーして [CanvasターゲットリンクURI] フィールドに貼り付けます。
3. [テキスト] フィールドにツールの説明を入力します。
4. [保存] をクリックします。

LTI Pro 1.3ツールを起動する方法

1. 1. 先ほどのステップで作成した [モジュール] に追加したアプリまたはツールをクリックします。
      
   2. アプリが正常に起動したら、このページに次のように表示されます。