Zoomは、プロダクト内データプライバシー通知システムを導入し、Zoomでコンテンツを閲覧、保存、共有できるユーザーを簡単に把握できるようにしました。機能別のこれらの通知は、ユーザーがZoomの使用方法について十分な情報を得たうえで判断できるように設計されており、より堅牢なプライバシー設定とセキュリティを当社のプロダクトに提供するためのものです。
Zoomのユーザー層は大きく広がり、企業だけでなく、個人やスモールビジネスのお客様にもご利用いただいています。こうしたプラットフォームの利用者層の変化を受けて、ユーザーが自分の情報やコンテンツを誰が閲覧、保存、共有できるのかを簡単に把握できるよう、新たにプロダクト内通知を導入することにしました。たとえば、ミーティング中に全員宛にメッセージを送信すると、ほかの参加者もメッセージを閲覧できることをユーザーは理解しているかもしれませんが、ミーティングがレコーディングされている場合、ミーティングを主催する組織(「アカウントオーナー」)もそのメッセージを閲覧でき、アプリやほかのユーザーと共有できることを周知したいと考えました。このような機能別の通知は、Zoomの使用方法に関する情報に基づいて判断できるように設計されており、ユーザーが信頼を寄せているシームレスなZoom体験を妨げるものではありません。
アカウントオーナーとは、Zoomに設定したアカウントでミーティングやウェビナーを主催する組織または個人のことです。アカウントオーナーは通常、Zoomアカウントの設定を管理するユーザー(「管理者」と呼ばれることが多い)を指名します。管理者は、アカウントで主催するミーティングやイベントで利用できる特定の機能を管理します。
ミーティングに参加すると、自分のコンテンツや情報を閲覧、保存、共有できるユーザーは誰かを説明する機能別の通知がセッション中に表示されます。たとえば、ユーザーがZoomのチャット機能で送信したメッセージを誰が閲覧できるのかを知りたい場合、[メッセージを閲覧できるユーザー] にアクセスすると、自分が送信した非公開メッセージだけでなく、全員宛に送信したメッセージにアクセスできるユーザーも確認できます。文字起こし、投票、Q&A、ミーティングやウェビナーの登録、レコーディングやライブストリーミングなど、ほかのミーティング機能についても同様の情報が得られます。
ミーティング内チャット、ライブ文字起こし、投票、Q&A、ホワイトボード、注釈、ミーティング後の体験アンケートを使用する場合、あるいはレコーディングを視聴する場合など、Zoomで共有する前にプライバシー通知が表示されます。また、ミーティングやウェビナーに登録するとき、またはミーティングがレコーディングまたはライブストリームされているときにも通知が表示されます。
最新バージョンのZoomのダウンロードに関するヘルプについては、こちらの記事をご覧ください。
自分のコンテンツや情報をZoomで共有しない、マイクやビデオをミュートする、ミーティングから完全に退出する、などの選択はいつでも可能です。Zoomは、共有を選択する前に十分な情報を得たうえで判断できるよう、通知を送ります。たとえば、チャット機能では、ユーザーがミーティングの参加者全員にチャットを公開していて、ミーティングがレコーディングされている場合、アカウントオーナーだけでなく、ミーティングの参加者全員がチャットを閲覧、保存、共有することができるという通知が表示されます。全員にチャットを公開するかどうかは、ユーザーの裁量で決定できます。
Zoomのアカウントにサインアップした多くの組織では、Zoom App Marketplaceからアプリをインストールして、アカウントで主催されるミーティングやウェビナーで利用する追加機能やツールを有効にしています。さらに、Zoom体験に直接連携されているアプリもあります。Zoom Appsを使うことで、ユーザーは誰でもミーティング体験にアプリを追加したり、コンテンツや情報をアプリと共有して、便利な機能やツールをZoomに追加したりできるようになります。
たとえば、アカウントオーナーは、サードパーティの文字起こしアプリを有効にして、自分のアカウントで主催するすべてのミーティングの文字起こしを生成できます。文字起こしデータは、社内のプロジェクトを円滑に進めるために活用できます。
主要なビデオカンファレンスプラットフォームでは、アカウントオーナーやユーザーがアプリをインストールすることで、ミーティングに必要な機能やツールを追加できます。Zoomでは、Zoomを利用したミーティングやウェビナーのコンテンツまたは情報が、アカウントやほかのミーティング参加者のアプリでどのように共有されるかを把握できるように、追加のステップを導入しています。