ミーティング / ウェビナー / ホワイトボード / メモ / ドキュメント用のデータセンターを選択する
Zoomでは、有料アカウントのお客様がミーティングやウェビナーを主催する際に、特定のお客様のデータ処理に使用するZoomデータセンターについて、お客様が選択できるようになっています。有料アカウントのアカウントオーナーと管理者は、アカウントレベル、グループレベル、またはユーザーレベルで、特定のZoomデータセンターに対してオプトインまたはオプトアウトできます。このデータセンターでは、ミーティングとウェビナーを主催している間、参加者のリアルタイムのミーティングやウェビナーのビデオ、オーディオ、ホワイトボード、メモ、ドキュメント、共有コンテンツが処理されます。アカウントがプロビジョニングされた地域をサポートする国のデータセンターは、処理のためにオプトインとしてロックされます。Zoomデータセンターの選択は、アカウントがミーティングまたはウェビナーを主催している場合にのみ適用されます。
ミーティングやウェビナーを主催するアカウントがいずれかのデータセンターからオプトアウトした場合、参加者全員のリアルタイムのミーティングやウェビナーのビデオ、オーディオ、ホワイトボード、メモ、ドキュメント、共有コンテンツのデータは、オプトインしたZoomデータセンターでのみ処理されます。ただし、Zoomは、Zoomプライベートネットワーク接続(エッジルーティングと呼ばれる)を経由する際に、業界標準のネットワークルーティングプロトコルを使用してデータセンター間のトラフィックをルーティングする可能性があります。したがって、データは、参加者のリアルタイムZoomミーティングやウェビナーのビデオ、オーディオ、ホワイトボード、メモ、ドキュメント、共有コンテンツの処理に使用されるオプトインされたZoomデータセンターを出発地または目的地とする転送、またはオプトインされたZoomデータセンター間での転送中に、オプトアウトされたデータセンターのネットワークリンクまたはネットワーク機器を通過する可能性があります。Zoomの中国本土にあるデータセンターはデータのエッジルーティングには使用されず、デフォルトではオプトアウトされています。
ミーティングまたはウェビナーを主催するアカウントがいずれかのZoomデータセンターをオプトアウトすると、オプトアウトしたデータセンターの地域ダイヤルイン番号とZoomカンファレンスルームコネクタ(CRC)エンドポイントは無効になります。参加者は、有効なデータセンター内のダイヤルイン番号またはCRCエンドポイントを使用する必要があります。利用可能なダイヤルイン番号とCRCエンドポイントは、主催者が提供するミーティングまたはウェビナーの招待状に記載する必要があります。
主催するミーティング / ウェビナー / ホワイトボード / メモ / ドキュメント用のデータセンターを選択するための要件
- プロ、ビジネス、エンタープライズ、または教育機関向けアカウント
注:
- 無料アカウントとプロアカウントは、アカウントがプロビジョニングされた地域が有効化されロックされていますが、プロアカウントは他の地域を調整することができます。通常、新しいアカウントは米国でプロビジョニングされます。つまり、米国のデータセンターを無効にすることはできません。
- 選択されたデータセンターの地域は、利用可能なダイヤルイン / 通話先の国と利用可能なカンファレンスルームコネクタ(CRC)エンドポイントに影響します。
- Zoomの欧州連合(EU)データセンターインフラストラクチャでプロビジョニングされたアカウントを持つお客様の場合、データセンターの選択に追加の詳細と制限が適用される場合があります。アカウント設定の詳細な情報については、EUインフラストラクチャのファクトシートをご覧ください。
データセンターの地域を選択する方法
アカウント
アカウントの全ユーザーのデータセンター地域を選択するには:
- アカウント設定を編集する特権を持つ管理者として、Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[アカウント管理]、[アカウント設定] の順にクリックします。
- [一般] タブをクリックします。
- [データとストレージ] セクションで [ミーティング / ウェビナー / ホワイトボード / ノート / ドキュメントのデータのデータセンターをカスタマイズする] トグルをクリックして切り替え、有効または無効にします。
- 認証ダイアログが表示されたら、[有効にする] または [無効にする] をクリックして変更を確認します。
- ミーティング内およびウェビナー内で移動中のデータを通過させる地域を選択します。
- [保存] をクリックして変更を確定します。
- (オプション)アカウント内のユーザー全員に対してこの設定の変更を阻止するには、ロック
アイコンをクリックし、[ロック] をクリックして設定を確認します。
グループ
ユーザーグループのデータセンターのルーティングをカスタマイズするには:
- グループを編集する特権を持つ管理者として、Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[ユーザー管理]、[グループ] の順にクリックします。
- リストから該当するグループ名をクリックします。
- [一般] タブをクリックします。
- データとストレージセクションで、[ミーティング / ウェビナー / ホワイトボード / ノート / ドキュメントのデータのデータセンターをカスタマイズする] トグルをクリックして切り替え、有効または無効にします。
- 認証ダイアログが表示されたら、[有効にする] または [無効にする] をクリックして変更を確認します。
注: オプションがグレー表示の場合は、アカウントレベルでロックされていますので、アカウントレベルで変更する必要があります。 - ミーティング内およびウェビナー内で移動中のデータを通過させる地域を選択します。
- [保存] をクリックして、変更を確定します。
- (オプション)グループ内のユーザー全員に対してこの設定の変更を阻止するには、ロック
アイコンをクリックし、[ロック] をクリックして設定を確定します。
ユーザー
データセンターのルーティングを独自の用途に合わせてカスタマイズするには:
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、設定をクリックします。
- [一般] タブをクリックします。
- [データとストレージ] セクションで [ミーティング / ウェビナー / ホワイトボード / ノート / ドキュメントのデータのデータセンターをカスタマイズする] トグルをクリックして切り替え、有効または無効にします。
- 認証ダイアログが表示されたら、[有効にする] または [無効にする] をクリックして変更を確認してください。
注: オプションがグレー表示されている場合は、グループまたはアカウントレベルでロックされていることを意味します。Zoom管理者にお問い合わせください。 - ミーティング内およびウェビナー内で移動中のデータを通過させる地域を選択します。
- [保存] をクリックして変更を確定します。