Zoom ソフトウェア四半期ライフサイクル ポリシー


2022 年 11 月以降、Zoom は 3 か月ごと(2 月、5 月、8 月、11 月の最初の週末)に最小バージョンとして適用するバージョンを更新しています。 新しい最小バージョンが適用されるたびに、Zoom が次回適用するバージョンと、その正確な適用日もお知らせします。 さらに Zoom は、いずれのバージョンのクライアントについても、そのバージョンを終了とする前にリリース後少なくとも 9 か月間はサポートするように努めます。サポート終了時点で、ユーザーは最小バージョン以降に更新するよう求められます。

この変更は業界の慣行に従ったもので、Zoom ユーザーが最新の Zoom 機能と、プラットフォームに対して行われたプライバシーとセキュリティ強化のメリットを受けられるよう徹底するための変更です。 Zoom クライアントの最小バージョンの要件とは別に、追加のセキュリティ機能やコンプライアンス機能に対応するため、このリリース期間後に追加の更新が必要になる場合がありますのでご注意ください。 Zoom はお客様に、セキュリティの強化に関するリリースノートや、修正された問題の詳細が記載されているセキュリティ速報を参照するよう推奨します。

以下の表は、記載されている日付時点で必要な、各 Zoom プロダクトの最少バージョンを示しています。

製品現在の
適用バージョン
次回の
適用バージョン
後続の
適用バージョン
2024年2月3日2024年5月4日2024年8月3日
Zoom クライアント

(Windows、macOS、Linux、iOS、Android、Intune、Blackberry)

5.14.5(Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Intune)

 

5.14.0(Blackberry)

5.15.5(Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Intune)


5.15.0(Blackberry)

未定
Zoom Rooms
(Zoom Rooms コントローラ、スケジュール表示ディスプレイ、Zoom Rooms ホワイトボードなど)

5.14.5(Windows、macOS、iOS デバイスとコントローラ、専用ハードウェア)

 

5.13.5(Android コントローラ)

5.14.5(Windows、macOS、iOS デバイスとコントローラ、専用ハードウェア)

 

5.13.5(Android コントローラ)

未定
Zoom Phone 専用ハードウェア5.14.55.14.5未定
Outlook プラグイン(A5.11.05.11.0未定
VDI クライアント5.13.05.14.0未定
VDI プラグイン5.11.95.13.0未定
バーチャル ルームコネクタ(VRC)5.9.8827.202212305.9.8827.20221230未定
ミーティング コネクタ4.8.20230316.1634.8.20240130.361未定
レコーディング コネクタ5.1.4.169.202305115.1.4.169.20230511未定

Meeting SDK(ネイティブ)

(Windows、macOS、Android、iOS)

5.14.55.15.5未定
Video SDK(ネイティブ)1.6.21.7.5未定

Meeting SDK(ウェブ)

2.12.02.15.0未定

Video SDK(ウェブ)

1.6.01.7.5未定

Zoom Contact Center SDK(ネイティブ)(Android、iOS)

2.6.02.7.0未定

Zoom Node

1.2.0.2628

Almalinux8(OVA): 2.1.0.20230423054934

 

Almalinux9(OVA): 2.3.0.20230715.9

 

Almalinux9(KVM): 2.3.0.20230715.1

 

Ubuntu 22.04(KVM): 3.0.0.20231201

 

Ubuntu 22.04(OVA): 3.0.0.20231201

未定

Zoom Node - ミーティング コネクタ ZC

該当なし4.8.20230316.163未定

Zoom Node - ミーティング コネクタ MMR

該当なし4.6.20230222.399未定

Zoom Phone ローカル サバイバビリティ(ZPLS)モジュール

1.12.02.6.0.147未定

注意:

これまでどおり Zoom では、Zoom ソフトウェアの最新バージョンを定期的にダウンロードしていただき、最新の状態を維持することを推奨しています。Zoom クライアント内の更新機能や zoom.us/ja/download をご利用いただくことで、Zoom の最新のセキュリティと機能を活用することができます。 Zoom の旧バージョンを使用しているユーザーは、最新バージョンで解決済みのバグや脆弱性のリスクに晒される可能性があります。

SDK 最小バージョン ポリシーに関する情報は、Zoom マーケットプレイス デベロッパー向けドキュメントをご覧ください。

よくあるご質問(FAQ)

Zoom が四半期ごとに最小バージョンの適用をスケジュールしているのはなぜですか?

各リリースには重要な機能の更新、強化、バグ修正が含まれているため、お客様はベスト プラクティスとして、常にソフトウェアの最新バージョンを使用することが推奨されます。 Zoom は、組織が全従業員のバージョンを常に更新できるとは限らず、ソフトウェアの検証にも時間が必要になることを理解しています。 このような考えから、Zoom は 3 か月ごとにクライアントの最小バージョンを更新しています。 上記の表で詳細を示しているとおり、次回の最小バージョン要件は 90 日前にお知らせします。

この新しいリリース期間は、Zoom の全プロダクトとサービス(Zoom Phone、CRC など)に適用されますか?それとも Zoom クライアントのみが対象ですか?

このポリシーは、ミーティング用 Zoom クライアント(Windows、macOS、Linux、iOS、Android、Blackberry、Intune)、Zoom Rooms(Zoom Whiteboard と Zoom Rooms Controller を含む)、Zoom Phone 専用ハードウェア、Outlook プラグイン、ブラウザ拡張機能、VDI クライアントとプラグイン、バーチャル ルームコネクタ、ミーティング コネクタ、レコーディング コネクタ、Meeting SDK、Video SDK に適用されます。

更新が必要な Zoom Room デバイスはどのデバイスですか?

それぞれの適用日までに、Zoom Rooms ソフトウェアを実行しているすべてのデバイス(Mac、Windows、Android)を更新する必要があります。

サポート対象外のバージョンを使用しているユーザーは、適用日以降も Zoom Team Chat、Zoom Phone、Zoom Meetings、Zoom Webinars などを使用できますか?

2023 年 2 月の適用日以降、新しいバージョンの適用日に最小バージョン以前のクライアントを使用しているユーザーは、そのクライアントからサインアウトされます。 Zoom アカウントに再度サインインし、Zoom の全機能を再度利用できるようになるためには、最小バージョン以降に更新する必要があります。 Zoom Phone ユーザーは、緊急通報を含めて、電話の発着信ができなくなります。 Zoom Room デバイスはメンテナンス モードになり、管理者はデバイスを更新する必要がある旨が通知されます。

最小バージョンのサポート終了が近づいても、所定期間内に更新しなかったお客様はどうなりますか?

お客様は、ミーティング / ウェビナーにサインインまたは参加する前に、Zoom Meetings クライアントを現在の最小バージョンに更新するよう求められます。 すぐに更新できない場合は、代わりにウェブ クライアントを介してミーティングに参加するオプションが提示されます。 ユーザーは、Zoom クライアントが最小バージョン以前の場合のみ通知を受け取ります。

デバイスレベルでプロンプト メッセージが無効になっている場合、更新プログラムを適用する責任は管理者が担います。 その他のプロダクト(Chrome と Firefox 向け Zoom 拡張機能、または Zoom Room など)では、スケジュール機能が無効になり、警告が表示されます。

インストール済みのバージョンが適用対象の最小バージョンより古い場合、ユーザー / 管理者には何が表示されますか?

詳細および予期されるエラー メッセージのスクリーンショットについては、こちらのサポート記事をご覧ください。

新しいリリースの頻度はどのくらいですか?

Zoom は定期的に一括更新をリリースして、大半のプロダクトの下位互換性に関する問題を軽減しています。このような定期リリース サイクルのため、最小バージョンと最新バージョンの間に複数のバージョンが存在する状況が発生します。 リリース サイクルの履歴については、リリースノートをご覧ください

その他に注意すべき適用事項はありますか?

Zoom のさまざまなクライアントに最小バージョンが適用されることに加え、システム前提条件に加えられる各種変更にも注意と準備が必要です。 たとえば、Zoom デスクトップ クライアントでは、バージョン 5.15.0 のリリース時点で macOS Yosemite(10.10)のサポートを終了しました。 このようなクライアントの前提条件の詳細は、各サポート記事(「Zoom のシステム要件: Windows、macOS、Linux」、「Zoom Rooms のシステム要件」など)に記載されています。

Zoom は、Zoom Rooms 認定デバイスおよび Zoom Phone 専用ハードウェアについて、ハードウェアの販売終了および Zoom のサポート スケジュール計画を記したサポート終了ガイドラインを策定しました。 詳細情報は、「Zoom Rooms Devices and Phone Appliances End-of-Life Support Guideline(英語)」をご覧ください。

特定のバージョンのリリースがサポートされる期間はどれぐらいですか?

Zoom では、特定バージョンが最小バージョンに満たなくなるまで、少なくとも 9 か月間はサポートするよう努めます。

アカウント ユーザーが使用しているバージョンを、お客様が確認する方法はありますか?

管理者またはオーナーは、ダッシュボードから、またはユーザー管理ポータルでクライアント タイプ別にフィルタリングすることで、自分のアカウント ユーザーが使用中のバージョンを表示できます。 各ユーザーは、デスクトップ クライアントとモバイルアプリで直接バージョンを確認できます。

お客様はバージョンを選択できますか?

いいえ、Zoom はクライアントと当社の ウェブサイトを通じて最新バージョンのみを提供します。

Zoom が最新バージョンでない場合、安全性は保たれますか?

Zoom ではプロダクトとサービスのセキュリティを強化し、外部の脅威からお客様を保護するよう全力で取り組んでいます。 ユーザーの皆様には、最新のセキュリティ更新プログラムを備えた最新の Zoom ソフトウェアの使用をお勧めします。 Zoom ウェブサイトにアクセスすると、簡単に更新やアップグレード情報を確認できます。 Zoom はお客様に、セキュリティ強化に関するリリースノートをご確認いただくよう常時推奨しています。 またお客様は、Zoom のセキュリティ速報を参照して、修正された問題の詳細を確認することも可能です。

深刻な脆弱性が検出され、修正された場合はどうなりますか? Zoom は追加の更新を展開したり強制更新を実施したりしますか?

緊急のセキュリティ問題やその他の問題が発生した場合、Zoom は強制更新または推奨更新をリリースする場合があります。この場合お客様は、もっとも安全なバージョンである最新バージョンに、クライアントを更新する必要があります。 Zoom は、お客様の安全を確保するために、強制的かつスケジュール外の更新をリリースおよび強制適用する権利を留保します。

ChromeOS 向け Zoom アプリがリストにないのはどうしてですか?

ChromeOS 向けアプリのサポートがすべてのオペレーティング システムで段階的に廃止されているため、Zoom では 2022 年 8 月から ChromeOS 向け アプリのサポートの段階的終了を開始しました。 この詳細情報については、Zoom ウェブアプリへの移行期間と移行方法をご覧ください。

VDI に関するよくあるご質問

Zoom Rooms や VDI クライアントを自分で更新できません。 Zoom Rooms や VDI クライアントを更新するにはどうすればよいですか?

Zoom Rooms と VDI クライアントを更新できるのは、アカウント管理者のみです。 管理者は Zoom ウェブポータルから Zoom Rooms ソフトウェアをリモートで更新できます。一方、VDI クライアントは VDI 環境を通じて展開されます。

VDI プラグインも、VDI ミーティング クライアントと一緒に更新する必要がありますか?

はい、VDI プラグインとミーティング クライアントはそれぞれの適用日に、上記の表で詳述されている最小バージョンに更新する必要があります。 お客様には、最新のパフォーマンスの改善点や新機能の恩恵を享受できるよう、VDI プラグインを VDI クライアントと同じバージョンにアップグレードすることを強く推奨します。

パッチリリースのサポート対象期間も 9 か月間ですか?

2023 年 12 月以降、VDI ではリリース ブランチごとにスケジュールされたバージョン(5.X.10)が 1 つリリースされます。 本リリースには、メイン デスクトップ クライアントのリリース ブランチ全体に対応する VDI サポート機能(デスクトップ クライアントのメイン バージョン 5.X.0、5.X.5 リリースからの機能強化、バグ修正など)がすべて備わっています。

これらのスケジュールされたリリース以外のリリース(5.X.11、5.X.12 など)は、一般的に拡張パッチ(EP)リリースと見なされます。 EP リリースは、スケジュールされたリリースと同一のリリース ブランチに保持され、通常このブランチに対する追加のバグ修正、仮想環境との互換性の問題への対処、セキュリティ強化のみが含まれます。 EP リリースにより、集中的なテストとレビュー プロセスを必要とするアカウントは、現在の問題や脆弱性を解決するためにレビュー プロセスを開始したり再開したりする必要がなくなります。 EP リリースは、VDI リリースノートVDI ダウンロード ページに(EP)リリースと記載されています。

EP リリースは、本ブランチにおけるスケジュールされたリリースから数か月後に開発、リリースされる場合があるため、Zoom はこれらのブランチを想定よりも長く合理的にサポートし続けることはできません。 そのため一般的に、パッチリリースには基になるスケジュールされたリリースと同じライフサイクルが適用されます。 たとえば、5.X.10 リリースの 3 か月後にリリースされた 5.X.13 のパッチは、利用可能期間が 6 か月間のみだったとしても、5.X.10 バージョンと同じライフサイクルが適用されます。

詳細情報については、「VDI release cycle FAQ(英語)」をご確認ください。

VDI クライアント / プラグインは 9 か月間しかサポートされないのでしょうか?

技術的な制約や考慮事項により、多くのプロダクトは 9 か月以上サポートされますが、これは Zoom が目指す最低ラインです。 たとえば、最初の適用日時点でサポート対象の VDI クライアントとプラグインが 18 か月経過している場合、Zoom は VDI クライアントとプラグインのこのサポート対象期間を維持するよう努めますが、将来このポリシーを変更する権利を留保しています。 Zoom はアカウント管理者の皆様に、Zoom プロダクトをできるだけ最新の状態に保つよう推奨しています。

詳しくは、「VDI の最小クライアント バージョンを管理する」の記事をご覧ください。

予定されているバージョンの適用以降は、どのような VDI バージョンが適用されますか?

Zoom は、次の特定バージョンの適用を 90 日前に通知していますが、VDI 環境を維持するためのテストや更新プロセスにそれ以上の時間を必要とするお客様がいらっしゃることを理解しています。 この状況に対応するため、Zoom は 2024 年末までに適用が予想される VDI バージョンの長期的な見通し案を提供しています。

適用が予想される VDI クライアント / プラグインのバージョン(2024 年)