Zoom は 3 か月ごと(2 月、5 月、8 月、11 月の最初の週末)に、新しい最小バージョンを適用しています。新しい最小バージョンの適用に併せて、Zoom は次回適用するバージョンについても、その正確な適用日とともに公開します。さらに Zoom は、アプリの特定バージョンが終了と見なされるまで、少なくとも 9 か月間はサポートするよう努めます。終了と見なされる時点で、ユーザーは最小バージョンまたはそれ以降に更新するよう求められます。
このポリシーは業界の慣行に従ったもので、Zoom ユーザーが最新の Zoom 機能と、プラットフォームに加えられたプライバシーとセキュリティの強化の恩恵を確実に享受できるよう支援することを目的としています。Zoom Workplace のデスクトップ アプリやモバイルアプリの最小バージョン要件とは別に、このリリース期間のほかにも、セキュリティとコンプライアンス機能の追加に対応するための追加の更新が必要になる場合があります。Zoom では、セキュリティの強化に関する情報をリリースノートで、また修正済みの問題に関する詳細情報をセキュリティ速報でご確認いただくよう、お客様に推奨しています。
この記事の内容:
以下の表は、記載されている日付時点で必要な、各 Zoom 製品の最低動作バージョンを示しています。
製品 | 現在の 適用バージョン | 次回の 適用バージョン | 次々回の 適用バージョン |
2024 年 8 月 3 日 | 2024 年 11 月 2 日 | 2025 年 2 月 1 日 | |
Zoom Workplace アプリ
(Windows、macOS、Linux、iOS、Android、Intune、Blackberry) |
5.16.6(Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Intune)
|
5.17.5(Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Intune)
|
未定 |
Zoom Rooms (Zoom Rooms コントローラ、スケジュール表示ディスプレイ、Zoom Rooms ホワイトボードなど) |
5.14.5(Windows、macOS、iOS デバイスとコントローラ、専用ハードウェア)
5.13.5(Android コントローラ)
|
5.15.5(Windows、macOS、iPad、専用ハードウェア)
5.14.5(iOS コントローラ、Android コントローラ)
|
未定 |
Zoom phone 専用ハードウェア | 5.14.5 | 5.15.5 | 未定 |
VDI クライアント | 5.15.10 | 5.16.10 | 未定 |
VDI プラグイン | 5.13.0 | 5.15.10 | 未定 |
バーチャル ルームコネクタ | 5.11.9125.20230811 | 5.11.9125.20230811 | 未定 |
ミーティング コネクタ | 4.8.20240130.361 | 4.8.20240130.361 | 未定 |
レコーディング コネクタ | 5.1.4.169.20230511 | 5.1.4.169.20230511 | 未定 |
Zoom Node |
Ubuntu 22.04(KVM): 3.0.0.20231201
Ubuntu 22.04(OVA): 3.0.0.20231201 |
Ubuntu 22.04(KVM): 3.0.0.20231201
Ubuntu 22.04(OVA): 3.0.0.20231201 |
未定 |
Zoom Node - ミーティング コネクタ ZC | 4.8.20230316.163 | 5.0.20240202.86 | 未定 |
Zoom Node - ミーティング コネクタ MMR | 4.6.20230222.399 | 5.0.20240112.695 | 未定 |
Zoom Phone ローカル サバイバビリティ(ZPLS)モジュール | 2.12.0.218 | 3.6.0.20240612.55 | 未定 |
これまでどおり Zoom では、Zoom ソフトウェアの最新バージョンを定期的にダウンロードしていただき、最新の状態を維持することを推奨しています。Zoom アプリ内の更新機能やダウンロード センターをご利用いただくことで、Zoom の最新のセキュリティと機能を活用できます。Zoom の旧バージョンを使用しているユーザーは、最新バージョンで解決済みのバグや脆弱性のリスクに晒される可能性があります。
以下の表は、記載されている日付時点で必要な、各 Zoom プロダクトの最小バージョンをデベロッパー向けに示しています。
製品 | 現在の 適用バージョン | 次回の 適用バージョン | 次々回の 適用バージョン |
2024 年 8 月 3 日 | 2024 年 11 月 2 日 | 2025 年 2 月 1 日 | |
Meeting SDK(ネイティブ)(A) | 5.16.6 | 5.17.5 |
未定 |
Video SDK(ネイティブ)(B) | 1.8.10 | 1.9.6 |
未定 |
Meeting SDK(ウェブ) | 2.17.0 | 3.1.2 | 未定 |
Video SDK(ウェブ) | 1.8.7 | 1.9.5 | 未定 |
Zoom Contact Center SDK(Android、iOS) | 2.9.0 | 3.4.0 | 未定 |
Zoom Contact Center SDK(ウェブ) |
2.11.0 |
2.12.0 | 未定 |
Video SDK UI ツールキット(Android、iOS) |
1.10.10-1 |
1.11.2-1(Android) 1.10.10-1(iOS) |
未定 |
Video SDK UI ツールキット(ウェブ) |
1.10.8-1 |
1.10.8-1 |
未定 |
注:
Zoom のソフトウェア四半期ライフサイクル ポリシーは、Zoom ユーザーが最新の Zoom 機能と、プラットフォームに加えられたプライバシーとセキュリティの強化の恩恵を確実に享受できるよう支援するためのシステムです。Zoom は、お客様が自身の環境に対するリスクについて十分な知識に基づいた判断を下せるようサポートしています。Zoom セキュリティ速報は、お客様がそうした判断を下す際の一助となるリソースです。これまでどおり Zoom では、Zoom ソフトウェアの最新バージョンがリリースされると同時に適用していただくことを推奨しています。また、ソフトウェア四半期ライフサイクル ポリシーでは、その遅延の上限を設定しています。
Zoom は、組織が全従業員のバージョンをいつでも更新できるとは限らず、ソフトウェアをレビューするために時間が必要であることを理解しています。この点を考慮して、Zoom は 3 か月ごとにアプリの最小バージョンを更新しています。次回の最小バージョン要件は、上記の表に詳しく記載しているとおり、90 日前にお知らせします。
このポリシーは、ミーティング用 Zoom アプリ(Windows、macOS、Linux、iOS、Android、Blackberry、Intune)、Zoom Rooms(Zoom Whiteboard と Zoom Rooms コントローラを含む)、Zoom Phone 専用ハードウェア、ブラウザ拡張機能、VDI クライアント、VDI プラグイン、バーチャル ルームコネクタ、ミーティング コネクタ、レコーディング コネクタ、Meeting SDK、Video SDK などに適用されます。
それぞれの適用日までに、Zoom Rooms のソフトウェアを実行しているすべてのデバイス(Mac、Windows、Android)を更新する必要があります。
新しいバージョンの各適用日に最小バージョン以前のアプリを使用しているユーザーは、そのアプリからサインアウトされます。Zoom アカウントに再度サインインし、Zoom の全機能を利用できるようにするためには、最小バージョン以降に更新する必要があります。Zoom Phone ユーザーは、911 緊急通話を含む通話の発着信ができなくなります。Zoom Rooms デバイスはメンテナンス モードになり、デバイスを更新する必要がある旨が管理者に通知されます。
お客様は、サインインまたはミーティング / ウェビナーに参加する前に、Zoom デスクトップ アプリまたはモバイルアプリを現在の最小バージョンに更新するように求められます。すぐに更新できない場合は、代わりにウェブアプリを介してミーティングに参加するオプションが提示されます。ユーザーは、最小バージョン以前の Zoom アプリを使用している場合のみ、通知を受け取ります。
デバイス レベルでプロンプトが無効になっている場合、管理者が更新プログラムを適用する責任者となります。 他のプロダクト(Chrome および Firefox 向け Zoom 拡張機能、または Zoom Room など)では、スケジュール機能が無効になり、警告が表示されます。
詳しくは、予期されるエラー メッセージのスクリーンショットを掲載している、こちらのサポート記事をご覧ください。
Zoom は定期的に一括更新をリリースして、大半のプロダクトの下位互換性に関する問題を軽減しています。この定期リリース サイクルのため、最小バージョンと最新バージョンの間に複数のバージョンが存在する状況が発生します。これまでのリリース サイクルについては、リリースノートを参照してください。
各 Zoom クライアント向けに最小バージョンを適用することに加え、システム前提条件に加えられる各種変更にも注意を向け、準備する必要があります。たとえば Zoom デスクトップ アプリは、バージョン 5.15.0 のリリース時点において、macOS Yosemite(10.10)のサポートを終了しました。このようなアプリの前提条件の詳細は、各サポート記事(「Zoom のシステム要件: Windows、macOS、Linux」、「Zoom Rooms のシステム要件」など)に記載されています。
Zoom は、ハードウェアの販売終了および Zoom が想定するサポート タイムラインを記すため、Zoom Rooms 認定デバイスおよび Zoom Phone 専用ハードウェアの EOL サポート ガイドラインを策定しました。詳細情報は、「Zoom Rooms Devices and Phone Appliances End-of-Life Support Guideline(英語)」をご覧ください。
Zoom は、特定のバージョンが最小バージョンに満たなくなるまで、少なくとも 9 か月間はサポートするよう努めます。
管理者またはオーナーは、ダッシュボードまたはユーザー管理ポータル内で、クライアント タイプ別にフィルタリングすると、アカウントのユーザーが使用しているバージョンを表示できます。個々のユーザーは、デスクトップ アプリとモバイルアプリで直接バージョンを確認できます。
いいえ。Zoom は、アプリと弊社ウェブサイトを通じて最新バージョンのみを提供します。
Zoom では、プロダクトとサービスのセキュリティを強化し、外部の脅威からお客様を保護するよう全力で取り組んでいます。ユーザーの皆様には、最新のセキュリティ更新プログラムを備えた最新の Zoom ソフトウェアのご使用をお勧めします。Zoom ウェブサイトにアクセスすると、簡単に更新やアップグレード情報を確認できます。Zoom はお客様に、セキュリティの強化に関するリリースノートをご確認いただくよう常時推奨しています。また、修正済みの問題の詳細は、Zoom のセキュリティ速報でご確認いただけます。
緊急を要するセキュリティ上の問題やその他の問題が発生した場合、Zoom は強制更新または更新を要求するプログラムをリリースする場合があります。この場合お客様は、もっとも安全なバージョンである最新バージョンに、アプリを更新する必要があります。Zoom は、お客様の安全を確保するために、強制的で予定外の更新をリリースまたは強制適用する権利を留保します。
ChromeOS 向けアプリのサポートがすべてのオペレーティング システムで段階的に廃止されているため、Zoom では 2022 年 8 月から ChromeOS 向け アプリのサポートの段階的終了を開始しました。この詳細情報については、Zoom ウェブアプリへの移行期間と移行方法をご覧ください。
Zoom Room や VDI クライアントを更新できるのは、アカウント管理者のみです。管理者は、Zoom ウェブポータルから Zoom Room ソフトウェアをリモートで更新できますが、VDI クライアントは VDI 環境を通じて展開されます。
はい、VDI プラグインとミーティング クライアントはそれぞれの適用日に合わせて、上記の表で詳述されている最小バージョンに更新しておく必要があります。お客様には、最新のパフォーマンスの改善点や新機能の恩恵を享受できるよう、VDI プラグインを VDI クライアントと同じバージョンにアップグレードしておくことを強く推奨します。
2023 年 12 月現在、VDI ではリリース ブランチごとにスケジュールされたバージョン(5.X.10)を 1 つリリースする予定です。本リリースには、メイン デスクトップ クライアントのリリース ブランチ全体に対応する VDI サポート機能(メイン デスクトップ クライアントのバージョン 5.X.0、5.X.5 リリースからの機能強化、バグ修正など)がすべて備わっています。
これらのスケジュールされたリリース以外のリリース(5.X.11、5.X.12 など)は、一般的に拡張パッチ(EP)リリースと見なされます。EP リリースは、スケジュールされたリリースと同一のリリース ブランチに保持され、一般的に追加のバグ修正、バーチャル環境との互換性の問題、本ブランチに存在するセキュリティ強化のみを含みます。EP リリースにより、集中的なテストとレビュー プロセスを必要とするアカウントは、現在の問題や脆弱性を解決するためにレビュー プロセスを開始したり再開したりする必要がなくなります。EP リリースは、VDI リリースノートと VDI ダウンロード ページに(EP)リリースと記載されています。
EP リリースは、本ブランチにおけるスケジュールされたリリースから数か月後に開発、リリースされる場合があるため、Zoom はこれらのブランチを想定よりも長く合理的にサポートし続けることはできません。そのため一般的に、パッチリリースには基になるスケジュールされたリリースと同じライフサイクルが適用されます。たとえば、5.X.10 リリースの 3 か月後にリリースされた 5.X.13 のパッチは、6 か月間のみ有効だとしても 5.X.10 バージョンと同じライフサイクルが適用されます。
詳細情報については、「VDI release cycle FAQ(英語)」をご確認ください。
技術的な制約や考慮事項により、多くのプロダクトを 9 か月以上サポートしますが、これは Zoom が目指す最低ラインです。たとえば、最初の適用日時点で、サポート対象の VDI クライアントとプラグインは 18 か月が経過しています。Zoom は VDI クライアントとプラグインのこのサポート対象期間を維持するよう努めますが、将来このポリシーを変更する権利を留保します。いずれにせよ、Zoom はアカウント管理者の皆様に、Zoom プロダクトをできるだけ最新の状態に保つよう推奨しています。
詳細については、VDI クライアントの最低動作バージョンの管理に関する記事を参照してください。
Zoom は、次の特定バージョンの適用を 90 日前に通知していますが、VDI 環境を維持するためのテストや更新プロセスにそれ以上の時間を必要とするお客様がいらっしゃることを理解しています。この状況に対応するため、Zoom は 2024 年末までに適用が予想される VDI バージョンの長期的な見通し案を提供しています。