この記事では、Outlook アドインとプラグインの機能を並べて比較します。 プラグインは、インストール可能なファイル パッケージで、デスクトップの Outlook から使用することができます。 アドインは Microsoft API を用いてビルドされており、デスクトップまたはウェブ上の Outlook から使用できます。 これらのソフトウェアの機能比較をご紹介しますので、お客様の組織にはどちらがふさわしいかご確認ください。
注: Microsoftでは、Outlook for Mac のインジェクション ベースのネイティブ プラグインのサポートを終了することを発表しました。 同時に、Zoom でも Mac Outlook プラグインの導入とサポートを終了する予定です。当初は 2020 年 6 月に予定されていましたが、Microsoft の決定にともない、2020 年後半まで延期されました。
この記事の内容:
やりたいこと |
アドイン |
プラグイン |
イベントのスケジュール作成時にミーティング オプションを選択する |
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イベントのスケジュール作成時にミーティング オプションを非表示にする |
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他のユーザーの代わりにスケジュールを作成する |
✔ 代理ユーザーは、Zoom でアクセスできる必要があります。 代理ユーザーには、Office 365 ストアアクセス許可が必要です。 |
✔ 代理ユーザーは、Zoom でアクセスできる必要があります。 |
1 回限りのミーティング ID(非定期のミーティング ID ともよばれます)を使用してスケジュールを設定する |
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パーソナル ミーティング ID(PMI)を使用したスケジュール |
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スケジュールされたイベントに 参加用 URL が設定されていることを確認する |
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スケジュールされたイベントに電話番号が設定されていることを確認する |
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スケジュールされたイベントに SIP アドレスが設定されていることを確認する |
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スケジュールされたイベントに H.323 アドレスが設定されていることを確認する |
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代理スケジュール設定の要件が異なっているのはなぜですか?
他のユーザーに代わってスケジュールを設定するための前提条件として、Zoom.us でスケジューリング代理権限を取得する必要があります。 親ユーザーが代理ユーザーにスケジューリング権限を付与すると、代理ユーザーが親ユーザーのカレンダーでスケジュールを設定できるようになります。 プラグインでは、代理ユーザーはそれ以上のアクセスを必要とせず、スケジュール時に親ユーザーを選択できます。 アドインでは、親ユーザーのカレンダーを開くには、代理ユーザーが Office 365 ストアアクセス許可を持っている必要があります。 これは Outlook による要件であるため、Zoom からは変更できません。
特長 |
アドイン |
プラグイン |
URL によるワンクリック / タップでのミーティング参加 |
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音声によるワンタップでのミーティング参加 |
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SIP アドレスによる参加 |
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H.323 アドレスによる参加 |
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Zoom Rooms と CRC はアドインと互換性がありますか?
はい。 両方とも、Outlook イベントの場所フィールドや説明ボックスから参加用 URL を読み取ります。 Outlook for web のアドインを使用してスケジュールを設定している場合は、[説明] ボックスに入力された参加 URL のみが表示されます。
特長 |
アドイン |
プラグイン |
アカウント レベル設定をカスタマイズする |
✔ Zoom ウェブポータルでできます。 |
✔ Zoom ウェブポータルでできます。 |
グループレベル設定をカスタマイズする |
✔ Zoom ウェブポータルでできます。 |
✔ Zoom ウェブポータルでできます。 |
ユーザーレベル設定をカスタマイズする |
✔ 最後に保存した設定が使用されます。 |
✔ 最後に保存した設定が使用されます。 |
カレンダー統合を一元的にインストールする |
✔ MS O365 管理ポータルを介して行います。 |
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カレンダー統合を一元的に展開する |
✔ MS O365 管理ポータルを介して行います。 |
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更新プログラムを一元管理する |
✔ MS O365 管理ポータルを介して行います。 |
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アドインはどの On Premise バージョンの Outlook/Exchange で動作しますか?
アドインは、On Premise Exchange 2016 および 2019、Office 365 Outlook バージョン(つまり、ウェブ上の Outlook、PC 用の Outlook 2013 +、Mac 用の Outlook 2016 +)で動作します。
アドインを加えた場合、インストール - 導入 - 管理のサイクルは変わりますか?
管理者は、一元的にインストールを実行し、Office 365 管理ポータルからインストール済みのアプリを管理できます。 以前は、プラグインが各ビルドの一部になっていることを管理者が確認する必要があり、展開時には更新が適用されるように個別に監視する必要がありました。