チャット履歴レポートに保存されたチャットメッセージの表示
アカウントオーナーと管理者は、チャットのクラウドストレージが有効な場合、自分のアカウントに所属するユーザーのチャット履歴を表示することができます。チャットメッセージは、AWS DynamoDBを活用したZoomのクラウド上にアーカイブされ、最長10年間保存することができます。
アカウントオーナー、管理者、またはチャット履歴にアクセスできる特権を持つその他のユーザーは、下記のチャット履歴レポートでユーザーが送受信したすべてのメッセージを表示、およびローカルにダウンロードすることができます。
- チャットメッセージ(テキスト)
- ファイル
- 画像
- 絵文字リアクション
- アニメーションGIF
- オーディオメッセージ
- コードスニペット(ZIPファイルでのダウンロード)
さらに、チャット履歴レポートでは以下のチャットタイプを表示することができます。
- 1対1、グループ、チャネルチャット
- 管理者が設定したファイル転送コントロールにより、ファイルが送信されたが制限された場合の通知を含む社内外のユーザーが送受信したチャット(アクセスが制限された場合、管理者はファイルを表示することができません)
保存されたチャットメッセージを表示するための要件
注: ユーザーが無料アカウントから有料アカウントに切り替えた場合、アカウントオーナーと管理者は、ユーザーが有料アカウントになった時点からのチャット履歴にのみアクセスできます。
チャットメッセージ履歴のエクスポートの制限
チャットメッセージのレコーディングをエクスポートする管理者は、以下の技術的な制限にご注意ください。
- CSVエクスポートでエクスポートできるチャットメッセージの数は最大5,000万件
- HTMLエクスポートでエクスポートできるチャットメッセージの数は最大100万件
- Team Chat経由で送信された50MBを超えるファイルは、HTML形式またはCSV形式では提供されません
- 生成されたエクスポートファイルのサイズが1GBに達すると、Team Chatを通じて送信された追加ファイルはエクスポートに含まれなくなります
- 複数のメールを検索する場合、データのエクスポートは最大1か月に制限されますが、個々のメールの検索は最大1年まで延長できます
Team Chatのメッセージアーカイブを有効にする方法
アカウントオーナーと管理者は、Zoom Team ChatメッセージをZoomのクラウドに最大10年間保存できます。
- アカウントオーナーまたは管理者としてZoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[アカウント管理]、[アカウント設定] の順にクリックします。
- [Team Chat] タブをクリックします。
- [ストレージ] で、[Zoomのクラウドにメッセージを保存] 切り替えボタンをクリックして有効にします。
- 確認ダイアログが表示されたら、[有効にする] をクリックして変更を確定します。
- [ダイレクトメッセージとグループ会話の保存期間を設定] で、これらのチャットメッセージを保存する期間を選択します。
- [チャネルの保存期間を設定] で、これらのチャットメッセージを保存する期間を選択します。
- [保存] をクリックします。
詳細については、「チャットストレージ設定」をご覧ください。
注: デフォルトでは、[チャット履歴] レポートを使用して、グループメッセージアーカイブにアクセスできるのはアカウントオーナーのみです。アカウントオーナーは、ロールベースのアクセスコントロールを使用して [チャット履歴] の権限を追加することにより、アカウントの他の管理者またはユーザーにチャット履歴へのアクセスを許可できます。
保存されたTeam Chatメッセージの表示またはダウンロード方法
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[アカウント管理]、[レポート] の順にクリックします。
- [ユーザーアクティビティレポート] タブ、[チャット履歴] の順にクリックします。
- [検索履歴] タブで、日付ピッカーを使用して期間を指定します。
注: 特定のユーザーを検索する場合、最大1年間または最大30日間の期間を選択できます。 - 期間範囲の右側で、[ユーザーとキーワードで検索] または [指定したチャネルを検索] を選択します。
- (オプション)ユーザーとキーワードで検索する場合は、[ユーザーを選択] フィールドで、最大5人のユーザー名またはメールアドレスを入力して、それらの特定のユーザーが送受信したメッセージを検索します。
オプションのキーワード検索が利用可能になり、最大5個のキーワードを入力してチャットを検索できるようになります。 - (オプション)指定したチャネルを検索する場合は、[チャネルを選択] フィールドに、チャットを検索したいチャネル名を入力します。
- [検索] をクリックします。
- メッセージを表示またはダウンロードするには、以下のオプションを使用します。
- 表示: 関連する1対1チャット、グループチャット、またはチャネルチャットの会話メッセージを表示します。
- ダウンロード: 関連する1対1チャット、グループチャット、チャネルチャットの会話メッセージをCSVファイル(テキストのみ)またはHTML(添付ファイル、CSVを含む)としてダウンロードします。
- すべてをダウンロード: 現在の検索結果の各チャットスレッドをZIPファイルとして圧縮します。処理が完了すると、ZIPファイルをダウンロードするために [ダウンロード] タブにリダイレクトされます。ZIPファイルはパスワードで保護されます。[ダウンロード] タブで、[ファイルパスワードを表示] の列をクリックして、各ZIPファイルを抽出するためのパスワードを表示します。注: 外部ユーザーの場合は、メールアドレスの横に [外部] ラベルが表示されます。
- ダウンロードファイルにアクセスするには、[ダウンロード] タブをクリックします。ダウンロードファイルは、30日後に [チャット履歴のダウンロード] から削除されます。
保存されたTeam Chatメッセージの削除方法
内部ユーザーのメッセージ、ファイル、画像を削除することができます。チャット履歴を表示または編集する権限を持つ他の管理者は、メッセージを削除した管理者の名前を表示できます。削除されたメッセージはチャット履歴ツールで引き続き確認できますが、削除されたことを示す取り消し線が表示されます。
削除されたメッセージは、Zoomデスクトップおよびモバイルアプリから削除されます。削除されたメッセージは1対1チャットまたはグループチャット内のすべてのユーザーから削除されますが、メッセージを送信したユーザーに対してのみ、管理者がメッセージを削除したことを伝える通知メッセージが表示されます。削除されたメッセージが返信を含む親メッセージである場合、返信は削除されません。
注: ロール管理で、チャット履歴を編集する権限が付与されている必要があります。
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[アカウント管理]、[レポート] の順にクリックします。
- [ユーザーアクティビティレポート] タブ、[チャット履歴] の順にクリックします。
- [検索履歴] タブで、日付ピッカーを使用して期間を指定します。
- 期間範囲の右側で、[ユーザーとキーワードで検索] が選択されていることを確認します。
- [ユーザーを選択] フィールドで、ユーザー名またはメールアドレスを入力して、特定のユーザーが送受信したメッセージを検索します。
注: 特定のユーザーを指定した後、最大1年間の期間を選択できます。 - [検索] をクリックします。
- チャットを見つけ、[表示] をクリックします。
- 特定のメッセージを削除するには、そのメッセージにカーソルを重ね、ゴミ箱アイコン
をクリックします。 - 確認ダイアログが表示されたら、情報を確認して、[承諾し、このメッセージを削除する] をクリックします。
メッセージがチャット履歴から削除されます。