ユーザーが以前のバージョンを使用している場合、Zoomがユーザーをネイティブにアップグレードしたり、ユーザーの使用しているバージョンで Zoom プロンプトを表示して更新を要求したりすることはできません。 したがってユーザーは、2022 年 11 月 5 日までにバージョン 5.5.0 以降にアップグレードするように、VDI クライアントと VDI プラグインのアップグレードに取り掛かる必要があります。
注: 今後も四半期ごとにリリースが予定されているため、ユーザーの皆様がリリースのたびに最小クライアント バージョンを満たすべくアップグレードを繰り返さなくてもよいように、最新バージョンにアップグレードしておくことを Zoom は強くお勧めします。
この記事では次の内容について説明します。
このグラフは、参加者がサインインに使用したデバイスのサインイン時の VDI ソフトウェア バージョンを割合に応じて示します。 クライアントの種類をクリックすると、クライアント バージョンの割合もわかる 2 番目のグラフが表示されます。 この 2 番目のグラフで目的のバージョンにマウスカーソルを置き、[Drill In(詳細分析)] をクリックすると、そのクライアント バージョンをインストールしている具体的なユーザーが、一覧表示されます。
この具体的なユーザーのリストでは、アカウント内のクライアント バージョンすべてで、または複数のバージョンの種類を選択して、フィルタリングできます。 詳細レポートでは、各エントリの最終ログイン時刻も示されますが、ユーザーが VDI プラグイン バージョンの異なる複数のデバイスで仮想デスクトップにログインすると、それぞれのログインが独立した接続として別々にカウントされることに注意してください。 これは意図的なカウント法で、1 人のユーザーで複数のエントリがカウントされる可能性があります。 こうしたエントリは、在宅勤務のユーザーが、古い VDI プラグインがインストールされた個人のデバイスを使用している可能性を特定する目的で活用できます。
[Export to CSV(CSV 形式でエクスポート)] をクリックすると、レポートデータの CSV ファイルを取得できます。
アカウント オーナーと管理者は、管理対象外である個人のデバイスの VDI プラグインをアップグレードするよう促すユーザー通知を開始できます。
ユーザーの現行の VDI クライアントとプラグインをアップグレードするには、次のオプションが使用できます。
最小プラグイン バージョンを実装しておくと、古いプラグインの使用を防止できます。 結果として、抵触したユーザーはフォールバック モードになり、カメラとオーディオが仮想デスクトップにルーティングされます(通常は若干、品質に影響します)。 ただしフォールバック モードに別のルールを強制適用することもできます。
以下のアクションを実行すると、独自の最小 VDI プラグインを適用し、アップグレードしていないユーザーに提供する体験を設定できます。 この体験は基本的にアカウント オーナーと管理者がコントロールします。
VDI プラグインの最小バージョンは、以下を使用して設定します。
キー: SOFTWARE\Policies\Zoom\Zoom Meetings\VDI
値: MinPluginVersion
値タイプ: ストリング値(REG_SZ)
値の説明: 2.1.5 以降
注: 既存のシン クライアント プラグインの展開状況に合わせてバージョンを構成します。 この設定のデフォルト バージョンは 2.1.5 であることに注意してください。
以下のような FallBackMode オプション(ビデオとオーディオを許可しないなど)を設定し、ユーザーが更新を終えるまでダイヤルインを義務付けることもできます。
キー: SOFTWARE\Policies\Zoom\Zoom Meetings\VDI
値: FallbackMode
値タイプ: DWORD
値の説明: 番号はそれぞれ次のいずれかの特定モードに対応します。
(1)通常モード(通常どおり Zoom クライアントが動作)。
(2)画面共有ミーティングとして実行(オーディオとビデオはデフォルトでミュート状態)。
(3)ミーティングに参加できないというポップアップを表示。
(4)ダイアログのプロンプトにエラー メッセージを表示。 ユーザーがプロンプトを閉じると、Zoom アプリも終了。
(5)ビデオが無効。
(6)ビデオと共有が無効。
(7)ビデオとコンピュータ オーディオが無効。
注: レジストリ設定を構成しない場合、デフォルト モードは 1 です。