Zoom Contact Centerのロール管理の使用

Zoom Contact Centerの管理者は、ロール管理機能を使用して、Zoomウェブポータルの機能と設定へのアクセスを制御できます。たとえば、特定のエージェントをスーパーバイザーとして割り当ててキュー分析ダッシュボードを表示するアクセス権を付与し、キューKPIを追跡できるようにすることができます。

Zoom Contact Centerのロール管理を使用するための要件

: カスタムロールについては、[クライアント管理] セクションにある [管理] セクションまたは [アドレス帳] タブの下の [アドレス帳管理] の項目にチェックが入っていない場合、顧客情報は、対象のカスタムロールを持つユーザーが処理するエンゲージメントのアドレス帳連絡先と一致しなくなります。アドレス帳の連絡先検索がカスタムロールを持つユーザーに必要な場合、これらの設定の1つ以上にチェックを入れる必要があります。

目次

アカウントレベルのZoom Contact Centerの特権を割り当てる方法

コンタクトセンター管理のアカウントレベルのロール特権で、Zoom Contact Centerウェブ管理ポータルへのアクセスが許可されます。アカウントオーナーには、デフォルトでこの特権が付与されています。コンタクトセンターライセンスを持っていない場合は、ユーザー管理にのみアクセスできます。ほかのユーザーがこの新しい特権を付与された場合、Zoomウェブポータルの [Zoom Contact Center] セクションにアクセスするには、Zoom Contact Centerライセンスを持っている必要があります。この新しい権限により、Zoom Contact Centerの委任アカウント管理をサポートすることも可能になります。

この特権を割り当てるには、アカウントレベルのロール管理に関する記事に従ってください。コンタクトセンター管理特権は、[コンタクトセンター] セクションの [ロール設定] タブにあります。

Zoom Contact Centerのデフォルトのロール

メンバーを追加できるデフォルトのロールは3つあります。これらのロールは削除できませんが、これらのロールを複製して新しいカスタムロールの開始点として使用できます。

 

ロール名アクセスレベル
管理者ウェブポータルとデスクトップクライアントのすべてのZoom Contact Center機能と設定。
スーパーバイザーウェブポータルとデスクトップクライアントの管理機能の一部の権限。
エージェントすべてのデスクトップクライアント機能、ただしウェブポータルは管理機能無し。

ロールにメンバーを追加する方法

ロールにメンバーを追加して、ロールの特権にアクセスできるユーザーを指定します。

  1. ロール設定を編集する特権を持つ管理者として、Zoomウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーションメニューで、[コンタクトセンター管理]、[ロール] の順にクリックします。
  3. メンバーを割り当てるロールの名前をクリックします。
  4. [ロールメンバー] タブをクリックします。
  5. [メンバーを追加] をクリックします。
  6. 名前またはメールアドレスを入力して、メンバーとして追加するユーザーを指定します。
  7. [追加] をクリックします。

新しいロールを追加するか既存のロールを複製する方法

  1. ロール設定を編集する特権を持つ管理者として、Zoomウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーションメニューで、[コンタクトセンター管理]、[ロール] の順にクリックします。
  3. [追加] をクリックします。
    : 上記の方法以外に、既存のロールを複製して新しいロールを作成することもできます。最後の列の省略記号アイコン をクリックし、[複製] をクリックします。
  4. 以下の情報を指定します。
  5. [追加] または [複製] をクリックします。

ロール設定と特権の編集方法

  1. ロール設定を編集する特権を持つ管理者として、Zoomウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーションメニューで、[コンタクトセンター管理]、[ロール] の順にクリックします。
  3. 編集するロールの名前をクリックします。
  4. 必要に応じてロール特権を変更します。

ロール特権

[設定] タブ

[一般] セクション

[エンゲージメント機能] セクション

[エンゲージメント管理] セクション

[クライアントのカスタマイズ] セクション

[分析] タブ(レガシー)

[リアルタイム分析] セクション

[履歴レポート] セクション

[新しいレポート作成体験] セクション

[使用状況レポート] セクション

[ユーザーアクティビティレポート] セクション

[顧客体験分析] タブ(新)

Zoom Contact Center顧客体験分析のロールと権限の記事を参照してください。

[データの可視性] タブ

管理者は、キュー、チーム、その他の基準に基づいて、ロール / ユーザーが閲覧できるデータを明確に定義できます。これにより、特に複雑なチーム構造を持つ大規模な組織において、透明性と柔軟性が向上します。

レポートデータの可視性

ユーザーがレポートログダッシュボードでアクセス可能なデータ範囲をデータセット別に選択します。

オブジェクト管理データの可視性

Zoom Contact Centerでユーザーが管理できるオブジェクトを選択します。

[アクセスコントロール] タブ

管理者は、ロール、ユーザー、チーム、スキル、キュー、受信ボックス、処理など、Zoom Contact Centerのコアオブジェクト全体で、表示編集作成削除の権限を有効にできます。これにより、組織は不要な権限に関連するリスクを最小限に抑えつつ、管理責任をより正確に委任できるようになります。