ほかの参加者が共有したスライドのコントロール
プレゼンターに代わってほかの参加者がスライドを進行できるように、または参加者がプレゼンテーション内で自分の担当部分を発表する際にほかの参加者がスライドを操作できるように、ミーティングやウェビナーのプレゼンターはほかの参加者にスライドコントロールを渡すことができます。この機能を利用すると、プレゼンターは準備が整った段階でスライドの変更を依頼する必要がなくなるので、ミーティングやプレゼンテーションの流れを止めずに済みます。スライドコントロールをミーティング内の複数の参加者、またはウェビナー内の複数のパネリストに渡すこともできます。
スライドコントロールの要件
- WindowsおよびmacOS版Zoomデスクトップアプリ: グローバル必要最低バージョン以降
- Zoom Rooms: グローバル必要最低バージョン以降
- 以下のサポート対象プレゼンテーションソフトウェア
- Keynote
- Googleスライド
- Microsoft PowerPoint
- Office 365 PowerPoint
スライドコントロールの使用の制限事項
- スライドコントロールを割り当てるミーティング中のオプションは、画面共有時にのみ使用できます。
- スライドコントロールの割り当ては、画面全体を共有する場合や、特定のKeynote、PowerPoint、Googleスライドのウィンドウを共有する場合に行うことができます。
- Googleスライドを使用する場合、[プレゼンタービュー] はサポートされていないため、プレゼンテーションは [スライドショービュー] で共有する必要があります。
- Keynoteを使用する場合、[スライドショーのウィンドウでの再生] はサポートされていないため、プレゼンテーションは全画面表示で再生する必要があります。
- Zoom Roomは、画面を共有しているほかのミーティング参加者にのみスライドコントロールを要求できます。Zoom Roomが画面を共有しているときは、ほかの参加者にスライドコントロールを提供することはできません。
- スライドコントロールをリモートの発表者に割り当てる場合、スライドコントロールが正しく機能するように、発表者は、スライドショーのアプリケーションウィンドウが常にフォーカスされるようにする必要があります。発表者がほかのアプリケーションを操作してスライドショーのウィンドウのフォーカスが外れると、OSの制約によりスライドコントロールが動作しなくなります。その結果、リモート発表者の側でスライドコントロールが遅延したり、まったく反応しなくなったりすることがあります。
スライドコントロールを有効にする方法
アカウント
アカウント内のすべてのユーザーに対してスライドコントロールを有効または無効にするには、次の手順に従います。
- アカウント設定を編集する特権を持つ管理者として、Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[アカウント管理]、[アカウント設定] の順にクリックします。
- [ミーティング] タブをクリックします。
- [ミーティング内(基本)] にある [スライドコントロール] 切り替えボタンをクリックして有効または無効にします。
- 認証ダイアログが表示されたら、[有効にする] または [無効にする] をクリックして変更を確認します。
- (オプション)アカウント内のすべてのユーザーがこの設定を変更できないようにするには、ロックアイコン
をクリックし、[ロック]をクリックして設定を確定します。
グループ
ユーザーグループ単位ですべてのユーザーのスライドコントロールを有効または無効にするには、次の手順に従います。
- グループを編集する特権を持つ管理者として、Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[ユーザー管理]、[グループ] の順にクリックします。
- リストから該当するグループ名をクリックします。
- [ミーティング] タブをクリックします。
- [ミーティング内(基本)] にある [スライドコントロール] 切り替えボタンをクリックして有効または無効にします。
- 認証ダイアログが表示されたら、[有効にする] または [無効にする] をクリックして変更を確認します。
注: オプションがグレー表示の場合は、アカウントレベルでロックされているため、アカウントレベルで変更する必要があります。 - (オプション)グループ内のすべてのユーザーがこの設定を変更できないようにするには、ロックアイコン
をクリックし、[ロック] をクリックして設定を確定します。
ユーザー
自分で使用するために [スライドコントロール] を有効または無効にするには、次の手順に従います。
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[設定] をクリックします。
- [ミーティング] タブをクリックします。
- [ミーティング内(基本)] にある [スライドコントロール] 切り替えボタンをクリックして有効または無効にします。
- 認証ダイアログが表示されたら、[有効にする] または [無効にする] をクリックして変更を確認します。
注: オプションがグレー表示の場合は、グループレベルまたはアカウントレベルのいずれかでロックされています。Zoom管理者にお問い合わせください。
ミーティングまたはウェビナーでスライドコントロールを使用する方法
スライドコントロールを割り当てる方法
- ミーティング / ウェビナーを開始、またはミーティング / ウェビナーに参加します。
- Keynote、PowerPoint、またはGoogleスライドのプレゼンテーションの共有を開始します。
- 共有ツールバーで [スライドコントロール]
をクリックします。
注:
- このオプションは、全画面表示のプレゼンテーションモードのときにのみ使用できます。
- このオプションは、画面全体、またはKeynote、PowerPoint、またはGoogleスライドの特定のウィンドウを共有しているときに有効になります。
- スライドコントロールを渡そうとしている参加者を1人以上選択します。
スライドコントロールボタンは、アイコンの横にスライドコントロールが表示される参加者の人数に準じて更新されます。仮に共有を停止して再開したとしても、一度スライドコントロールを参加者に割り当てると、そのセッションの期間中は割当先となった参加者がスライドコントロールを保持します。プレゼンテーションモードを終了すると、スライドコントロールは消えますが、再びプレゼンテーションを開始すると、スライドコントロールも再び表示されます。リスト内の名前を一人ひとりクリックすると、あるいは [スライドコントロールを停止] ボタンをクリックしたり共有を完全に停止したりすると、そのユーザーのアクセス権を取り消すことができます。
注:スライドの操作権限をリモートの発表者に割り当てる場合、操作が正しく機能するためには、発表者は、スライドショーのアプリケーションウィンドウが常にフォーカスされるようにする必要があります。発表者が他のアプリケーションを操作してスライドショーのウィンドウのフォーカスが外れると、OSの制約によりスライド操作が動作しなくなります。その結果、リモート発表者側ではスライドの操作が遅延したり、まったく反応しなくなったりすることがあります。
スライドコントロールの使用方法
ほかの参加者がスライドコントロールへのアクセス権を受け取った状態でプレゼンターがプレゼンテーションモードに入ると、新しいアクセス情報を伝えるバナー通知がその参加者に表示されます。このスライドコントロールは、プレゼンテーションビューの左下にあるバナーのすぐ下に表示されます。
- 左矢印
ボタンと右矢印
ボタンをクリックすると、プレゼンテーション内を前後に移動できます。 - また、キーボードの左ボタンと右ボタンを使用してプレゼンテーション内を前後に移動することもできます。