ユーザー グループの管理と設定
グループ管理では、アカウントのユーザー グループの設定をオンまたはオフに切り替えることができます。 グループ管理者がグループのメンバーと設定を管理できるように設定することもできます。 グループ管理者は、自分が管理するグループがグループ内のユーザーのプライマリ グループとして設定されているかどうかも確認できます。 グループ管理者は、アカウント管理者である必要も、ユーザー グループを編集するためのロール権限も持っている必要はありません。
重要: 2022 年 6 月 1 日から Zoom のエンジニアリング チームがすべてのアカウントで新しい管理者体験への移行と有効化を開始します。 この移行プロセスの間、ダウンタイムは発生しない予定ですが、新しい管理者体験の有効日は、各アカウントで異なる場合があります。 移行が完了すると、アカウント オーナーにメールが届きます。 この新しい管理者機能では、[チャット グループ] が [ユーザー グループ] に統合され、[グループ] として表示されます。 アカウントで新しい管理者機能がまだ有効になっていない場合、従来型機能に関する記事をご覧ください。
この記事では、次の項目について説明します。
ユーザー グループと設定を管理するための前提条件
- Zoom 有料アカウント
- アカウント オーナーまたは管理者の特権
- [ロール管理] における [グループ] と [連絡先] へのアクセス特権の表示と編集
- アカウントでの新しい管理者機能の有効化
新規グループを追加する方法
グループを使用すると、アカウントのユーザー グループの設定をオンまたはオフに切り替えることができます。 グループを使用して、Zoom デスクトップ クライアントとモバイルアプリの [連絡先] タブでユーザーを整理することもできます。
注: お使いの旧チャット グループについても、新しいグループとして自動で追加されます。その際、[グループ] ページ上では、グループ名の後ろに(旧チャット グループ)という表記が追加されます。 お使いの旧チャット グループについても、新しい [連絡先] ページに自動で追加されます。
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ユーザー管理] > [グループ] の順にクリックします。
- [グループの追加] をクリックします。
- 新しいグループの名前と説明を入力します。
- [追加] をクリックします。
これで、このグループはグループ一覧に表示されるようになりました。
グループ管理者を追加する方法
グループ管理者がグループのメンバーと設定を管理できるように設定することができます。 グループ管理者は、自分が管理するグループがグループ内のユーザーのプライマリ グループとして設定されているかどうかも確認できます。 グループ管理者は、アカウント管理者である必要も、ユーザー グループを編集するためのロール権限も持っている必要はありません。
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ユーザー管理] > [グループ] の順にクリックします。
- 管理者を設定するグループの名前をクリックします。
- [グループ管理者] の横にあるプラス記号(+)をクリックします。
- グループ管理者として設定するユーザーの名前またはメールアドレスを 1 つ以上入力します。
- [追加] をクリックします。
グループにメンバーを追加する方法
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ユーザー管理]、[ユーザー] の順にクリックします。
- グループに追加するユーザーにチェックを入れます。
- [グループ] をクリックします。
- ユーザーの一覧を確認します。
- [ユーザー グループ] のドロップダウン メニューからグループの名前を選択します。
- [保存] をクリックします。
ユーザーのメイングループを設定する方法
あるユーザーが複数のグループに追加されている場合、複数のユーザーに対してメイングループを設定することができます。
注:
- このユーザーは、メイングループのミーティング、オーディオ カンファレンス、レコーディングの設定を使用することになります。 チャット設定については、チャット設定の制限が最も厳しいグループの設定がユーザーに適用されます。
- 他のグループで設定がロックされている場合、その設定はそのユーザーに対してロックされた状態になります。 デフォルトでは、メイングループはユーザーが最初に追加されたグループに設定されます。
- 情報バリアポリシーが存在する場合、Zoom はユーザーのメイングループのポリシーのみを適用します。
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ユーザー管理] > [グループ] の順にクリックします。
- メインとして設定するグループの名前をクリックします。
- [メンバーの総数] の横にあるリンクをクリックします。
- メイングループを設定するユーザーの隣にある省略記号アイコン(...)をクリックします。
- [メイングループとして設定] をクリックします。
- [保存] をクリックして、このグループをこのユーザーのメイングループに設定することを確認します。
グループ設定を変更する方法
設定は、オンまたはオフを切り替えることも、グループレベルでロックすることもできます。 アカウントやグループに対してロックされていない場合は、ユーザーが各自、設定を調整できます。 詳細については、階層設定をご覧ください。
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ユーザー管理]、[グループ管理] の順にクリックします。
- リストから該当するグループ名をクリックします。
このメイン設定は、[ミーティング]、[レコーディング]、[オーディオ カンファレンス] の各タブにあります。 - 切り替えボタンをクリックして、設定を有効または無効にします。 これらの設定は変更できます。
- (オプション)ロックアイコンをクリックして設定をロックします。 設定をロックすると、グループ メンバーは個々に変更することができなくなります。
注: 設定はアカウント レベルでもロックできます。 これは設定の横に表示されます。 設定がアカウント レベルでロックされている場合、[アカウント設定] で変更する必要があります。
グループレベルで利用可能な設定
次の設定は、グループレベルでのみ使用できます。
注:
- 特定の前提条件に基づく設定もあります。 自分のグループの設定が表示されない場合は、設定に関する記事を参照して、アカウントが前提条件を満たしているかを確認します。
- 以下の設定に加えて、ユーザーレベル設定にもアクセスできます。
プロフィール タブ
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グループのプロフィール
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グループ名: グループの表示名を入力します。 グループが会社の連絡先ディレクトリに表示されるように設定されている場合は、デスクトップ クライアントとモバイルアプリにおいてもグループ名が表示されます。
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グループの説明: グループを識別しやすくするための説明を入力します。 説明は、ウェブポータル上で管理者のみが表示できます。 会社の連絡先ディレクトリには表示されません。
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メンバー
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グループ管理者: グループ管理者を追加します。
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メンバーの総数: メンバーの数をクリックして、メンバーの一覧を表示したり、メンバーを追加したりできます。
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コミュニケーション コンテンツの保存場所: コミュニケーション コンテンツの保存場所を管理します。
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転送データ: ホストするミーティングやウェビナーのデータセンターの地域を選択します。
ミーティング タブ
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ミーティング内(詳細)
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招待メールのブランディング: [編集] をクリックして、メール テンプレートをカスタマイズします。 スケジュール ミーティング メール テンプレートの詳細については、こちらを参照してください。
注: バニティ URL がある場合は、追加のメール テンプレートをカスタマイズできます。 -
その他
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チャット経由の Zoom のサポートへの問い合わせを許可する: Zoom のサポートとのライブチャットをするには、ウェブポータルの右下にあるフロートボタンでヘルプを表示します。
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ユーザーにクライアントのアップデートを求める: 旧バージョンの Zoom を使用しているユーザーは、以下で指定する最小バージョンのクライアントにアップデートする必要があります。 この設定は、アカウント レベルでも使用できます。
レコーディング タブ
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ホストのクラウド レコーディングへのアクセスを禁止する: ホストがミーティングのクラウド レコーディングを表示できないようにします。 この場合、レコーディング管理特権を持つ管理者のみがクラウド レコーディングにアクセスできます。
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クラウド レコーディングのダウンロード: クラウド レコーディングへのリンクを持つすべての人がレコーディングをダウンロードできます。
Zoom Phone タブ
Zoom Phone のグループレベル設定を表示します。
アカウント レベルとグループレベルの Zoom Chat 設定を変更する方法
注:
- これまで、チャットの設定は [チャット設定] タブの下の [チャット管理] にありました。 今回の機能強化では、チャットの設定が [アカウント設定] に移動され、[チャット設定] の名前が [チャット] 設定に変更されました。
- [チャット] タブ以外のその他のアカウント レベルの設定はすべて変わらず今までどおり使用可能です。
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、アカウントまたはグループレベルのチャット設定にアクセスします。
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アカウント: [アカウント管理] > [アカウント設定] の順にクリックします。
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グループ: [ユーザー管理] > [グループ] の順にクリックします。 グループの横にある [編集] をクリックします。
- [Zoom Chat] タブをクリックします。
- 変更したい設定に移動します。
- アカウント レベルの設定について、グループ設定で変更されないようにする場合は、ロックアイコンをクリックして設定をロックします。
注:
- 大きなアスタリスク(✱)が 1 個ついた設定は、アカウント レベルでのみ変更可能です。
- 大きなアスタリスク(✱✱)が 2 個ついた設定は、グループレベルでのみ変更可能です。
- 特定の前提条件に基づく設定もあります。 リストに入っている設定が表示されない場合は、設定に関する記事を参照して、アカウントが前提条件を満たしているかを確認します。
共有タブ
グループやアカウント内のユーザーが次のチャット機能を使用することを許可します。
表示設定タブ✱
注: すべてのチャットの表示設定は、アカウント レベルでのみ変更できます。
セキュリティ タブ
- 高度なチャット暗号化を有効にする✱
- [チャット] ウィンドウ内の個人チャンネルを有効にする✱
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ユーザーが他のユーザーを検索することを許可する✱✱: グループ メンバーが、クライアントのグローバル検索バーを使用して他のユーザーを検索できるようにします。
注: この設定は、グループレベルでのみ使用可能です。 この設定は、ユーザーが Zoom ウェブポータルで他のユーザーを検索する場合にも適用されます。 たとえば、ユーザーがミーティングやウェビナーに代替ホストを割り当てたり、参加者をブレイクアウト ルームに事前に割り当てたり、パネリストをウェビナーに割り当てたりする場合です。 -
ユーザーが連絡先を追加することを許可する: ユーザーが Zoom 連絡先を自分の連絡先に直接追加することを許可します。 アクセスのレベルを設定するには、このオプションをクリックします。
注: この設定をオフにすると、ユーザーは連絡先を追加できなくなりますが、会社の連絡先ディレクトリについては引き続き表示することができます。 -
ユーザーが他のユーザーとチャットすることを許可する: ユーザーが連絡先内外のユーザーとチャットすることを許可します。 アクセスのレベルを設定するには、オプションをクリックします。
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ユーザーにチャンネル作成を許可する✱✱: 対象グループのユーザーが Zoom Chat で公開 / 非公開チャンネルを作成できるかどうかを選択します。 ユーザーが公開 / 非公開チャンネルを作成できない場合、グループに対してチャンネルの追加が制限されているというメッセージがクライアントに表示されます。 この機能を使用するには、バージョン 5.11.0 以降のクライアントが必要です。
- Zoom Chat でメッセージとチャンネルのリンクを共有します
- ステータスを外部連絡先に表示✱
ストレージ タブ
[連絡先] ページを使用して、デスクトップ クライアントとモバイルアプリに表示されるユーザーとグループを制御できます([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション内に表示)。 これらのユーザーまたはグループは、Zoom Phone([Phone] タブ)またはプロビジョニング済みの固定電話を使用している場合も検索可能です。
注: お使いの旧チャット グループは、新しい管理者機能に新しいグループとして自動で追加され、会社の連絡先ディレクトリに追加されます。
デスクトップ クライアントとモバイルアプリでのユーザー / グループの表示方法の決定
デスクトップ クライアントとモバイルアプリにアカウントのユーザーとグループを表示するには、次の手順に従ってください([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション内に表示)。
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ユーザー管理] > [連絡先] の順にクリックします。
- ページ上部のトグルを有効にして、デスクトップ クライアントとモバイルアプリにアカウントのユーザーとグループを表示します([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション内に表示)。
- (オプション)以下のチェック ボックスをオンにします。
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[すべての連絡先] のアカウント ユーザー全員を一覧表示: [会社の連絡先] で、ユーザー全員が表示されます([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション内に表示)。このオプションを有効にすると、作成された連絡先グループはデスクトップ クライアントまたはモバイルアプリに表示されません。
注: この設定を有効にすると、Zoom Chat のグループレベル設定は有効になりません。 -
[すべての連絡先] の Zoom Rooms すべてを一覧表示: [連絡先] ページ > [Zoom Rooms] タブで定義されているように Zoom Rooms を整理しない場合は、このオプションを選択します。 代わりに、すべての Zoom Rooms が [Zoom Rooms] で表示されます([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション内に表示)。
- [続行] をクリックして確定します。
[連絡先] ページへのグループのリンク
ユーザー グループを連絡先グループにリンクして、デスクトップ クライアントとモバイルアプリでの連絡先グループの表示方法を制御できます([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション内に表示)。 選択した各グループは、新しい個別の連絡先グループとして追加されます。 各連絡先グループ名は、対応するユーザー グループ名と同じになります。 または、次のセクションの手順に沿って、(個々のユーザーを追加するか、複数のユーザー グループに基づいて)連絡先グループを手動で作成して名前を付けます。 ユーザー グループに対して追加または削除されたユーザーは、連絡先グループに反映されます。
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ユーザー管理] > [連絡先] の順にクリックします。
- [グループ選択] をクリックします。
注: 複数のグループを選択した場合でも、各グループは独自の連絡先グループとして作成されます。 - 以下のように、インポートするグループを検索して選択し、プライバシー設定を選択します。
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誰でも表示・検索可能: すべてのユーザーがクライアントとアプリでグループを表示できます([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション内に表示)。 すべてのユーザーはグループ メンバーを検索できます。
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メンバーのみ表示可能、誰でも検索可能: メンバーのみがクライアントとアプリでグループを表示できます([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション内に表示)。 すべてのユーザーはグループ メンバーを検索できます。
-
メンバーのみ表示・検索可能: メンバーのみがクライアントとアプリでグループを表示できます([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション内に表示)。 グループ メンバーは、他のグループ メンバーによってのみ検索可能です。
- [インポート] をクリックします。
連絡先グループの作成
手動で連絡先グループを作成して、デスクトップ クライアントとモバイルアプリでユーザーを整理できます([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション内に表示)。 この方法では、個々のユーザー、複数のユーザー グループ、または双方の組み合わせを選択して、連絡先グループを作成できます。 または、前のセクションの手順に沿って、既存のユーザー グループを個別にリンクし、連絡先グループとして使用します。
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ユーザー管理] > [連絡先] の順にクリックします。
- [連絡先グループの追加] をクリックします。
- 次の設定を入力します。
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連絡先グループ名: グループの識別に役立つ表示名を入力します。
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説明: グループ用の説明を入力します。
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連絡先の追加: 新しい連絡先グループを追加するためのユーザーまたはグループを指定します。
注: グループを選択すると、そのグループ内のすべてのユーザーがこの新しい連絡先グループに追加されます。 今後、ユーザー グループに対して追加または削除されたユーザーは、連絡先グループ内でも更新されます。ただし、この設定でユーザー グループを追加すると、個別の連絡先グループを作成できなくなります。 -
グループのプライバシー: グループのプライバシー設定を編集します。
- [保存] をクリックします。
グループのプライバシー設定の編集
- Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで、[ユーザー管理] > [連絡先] の順にクリックします。
- 三点リーダー(...) > [編集] の順にクリックして、グループとそのメンバーのプライバシー設定を変更します。
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誰でも表示・検索可能: すべてのユーザーがクライアントとアプリでグループを表示できます([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション内に表示)。 すべてのユーザーはグループ メンバーを検索できます。
-
メンバーのみ表示可能、誰でも検索可能: メンバーのみがクライアントとアプリでグループを表示できます([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション)。 すべてのユーザーはグループ メンバーを検索できます。
-
メンバーのみ表示・検索可能: メンバーのみがクライアントとアプリでグループを表示できます([連絡先] タブの [すべての連絡先] セクション)。 グループ メンバーは、他のグループ メンバーによってのみ検索可能です。
注: 複数の連絡先グループに属するユーザーの場合、ユーザーを表示または検索できるグループが優先されます。 誰でも表示可能な連絡先グループに属している場合、より制限された設定の連絡先グループ内にいたとしても、全員に表示されます。 たとえば、ユーザーが次のプライバシー設定を持つ 2 つのグループに属している場合、グループ A のプライバシー設定が適用されます。
- 連絡先グループ A: 誰でも表示・検索可能
- 連絡先グループ B: メンバーのみ表示・検索可能
連絡先グループ B では、そのグループ メンバーにのみ表示されますが、ユーザーは連絡先グループ A にも属しているため、[連絡先] タブの連絡先グループ A に表示され、検索可能になります。