ミーティングコネクターを導入する


概要

Zoomはパブリックまたはハイブリッドクラウドサービスを提供します。ハイブリッドクラウドサービスでは、企業の社内ネットワーク内にZoomミーティングコネクターと呼ばれるミーティング用通信サーバーを展開できます。ユーザーとメタデータはパブリッククラウドで管理され、ミーティングはプライベートクラウドでホストされます。ビデオ、音声、データ共有を含むすべてのミーティングトラフィックは、オンプレミスのZoomミーティングコネクターを通過します。 

注記: リリース4.5.201900.0926以降、ミーティングコネクターはSSL暗号化がデフォルトで有効に設定されているため、ゾーンコントローラーとMMRを別々のアドレスで設定する必要があります。いずれも、SSLにポート443を使用するためです。 

Zoomミーティングコネクターは、OVFとしてパッケージ化されており、以下のようなOVFをサポートするすべてのバーチャルプラットフォームに導入することができます:

VMのシステム仕様はこちらをご覧ください。 

この記事の内容:

前提条件 

サーバーの設定

  1. 管理者としてサインインし、詳細、次にミーティングコネクターの順にクリックします。
  2. ミーティングコネクターを有効にするをクリックします。
  3. ダウンロードタブをクリックします。
  4. クリックして、コントローラーVMのOVFとVMDKファイルを両方ダウンロードします。
  5. OVFとVMDKを開き、VMクライアントにインポートします。
  6. バーチャルマシンが起動したら、デフォルトの認証情報でサインインします:
    • ユーザー名:admin
    • パスワード:起動時にランダムに生成されますが、起動時に表示されない特定のパスワードを設定することもできます。
  7. 「ifconfig」コマンドを使用して、サーバーのIPアドレスを確認します。サーバーにIPアドレスが設定されていない場合は、手動で入力します。 
  8. ブラウザで https://IPaddress:5480 のウェブコンソールに移動し、IPアドレスはifconfigの結果に記載されているinetアドレスになります。 
  9. デフォルトの認証情報でサインインします。最初のサインイン時にパスワードを変更します
  10. ネットワーク > アドレスの順にクリックします。
  11. Eth 0 Info(マスター)とEth 0:0 Info(スレーブ)
    のネットワークアドレス情報を設定します。注:eth 0 InfoはDHCP用に設定できますが、eth 0:0 InfoはIPエイリアスを利用するため、ネットワークグループが提供する別の静的アドレスとして設定する必要があります。
  12. [送信] をクリックします。 
  13. 構成タブ:
    • Zoomウェブコンソールのミーティングコネクターページからトークンを入力します。
    • ZCおよびMMRのIPv 4アドレスは、Network Address設定で割り当てられたアドレスで自動入力されます。
    • (オプション) 高可用性のために、別のミーティングコネクターをすでに設定している場合は、別のZC IPv4 Addressフィールドにゾーンコントローラーの別のアドレスを入力します。 
  14. 送信をクリックします。
  15. ネットワークに移動し、zctrlmmrプロセスの両方が実行されていることを確認します。

:ミーティングコネクターコントローラーOVFには、コントローラーVMとMMR VMが1台ずつ含まれます。各MMRは最大200人の同時参加者をサポートします。後でMMR VMを追加して、全体の容量を増やすこともできます。 

プロダクションへの切り替え

  1. 管理者としてサインインし、詳細、次にミーティングコネクターの順にクリックします。
  2. モニタータブを選択します。
  3. ゾーンコントローラーが実行中のZCに表示されていることを確認します。
  4. ライブに移行タブを選択し、プロダクションに切り替えモードをクリックします。
  5. アカウントのオンプレミスユーザーは、これで新しいミーティングコネクターを使って、ミーティングをホストできるようになります。

管理者サインインパスワードの変更

  1. VMでサインインをクリックします。
  2. 管理者の認証情報でサインインします。
  3.  ユーザー > 管理の順にクリックします。
  4. 管理者のアカウントの隣にある パスワードの変更をクリックします。 
  5. 現在の管理者パスワードの後、新しいパスワードを入力し、確認のために再入力します。
  6. 変更をクリックします。

高度なネットワーク構成 

ファイアウォールルール、1対1NAT、ポート転送、DMZ構成を含む、高度なネットワーク構成については、次を参照してください: 

ミーティングコネクターの管理

サービスの再開

何らかの理由でサーバーを再起動する必要がある場合は、すべてのプロセスが実行されていることを必ず確認してください。

プロセスが実行されていない場合、停止をクリックし、サービスの再起動を開始します。