ミーティングとウェビナーのダッシュボード
ダッシュボードの [ミーティング] セクションと [ウェビナー] セクションを利用すると、現在のライブ配信中のミーティングやウェビナーだけでなく、過去に開催されたミーティングやウェビナーも表示できます。過去のミーティングやウェビナーはCSVファイルにエクスポートできます。この概要では、オーディオ、ビデオ、画面共有、レコーディングがミーティングで使用されたかどうかもわかります。アカウントの各ユーザーのライセンスの種類も確認できます。
ダッシュボードを使用するための要件
- ビジネス、教育機関向けまたはAPIプラン
- アカウントオーナーまたは管理者特権がある
ミーティング
ミーティングタブの使用方法
ダッシュボードのミーティングタブにアクセスするには:
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[ダッシュボード] をクリックします。
- ダッシュボード画面の上部で、[ミーティング] をクリックします。
- (オプション)[過去のミーティング] をクリックして、ミーティングの履歴データにアクセスします。
[ミーティング] タブが開くと、現在ライブ配信中のミーティングまたはアカウントで開催されたミーティングが表示されます。ここには複数のデータ列が含まれています。デフォルトの列には以下が含まれます。
- ミーティングID: ミーティングのミーティング識別番号。
注: ZoomミーティングIDと関連するサードパーティプラットフォームのセッションIDを表示することもできます。右上隅の [カスタマイズ] をクリックし、次に [サードパーティID] を選択して追加の列に追加します。 - トピック: ミーティングのトピック。
- ホスト: 開催しているユーザーの名前。
- 正常性、問題、ビデオ品質、オーディオ品質、画面共有品質: ミーティングの品質スコアとネットワークアラートの情報を表示します。
注: 問題のトラブルシューティングについては、ミーティングと電話の統計情報に関する推奨事項をご覧ください。 - 開始時間: ミーティングを開始する時間。
- 参加者: ミーティングの現在の参加者数を表示します。
- 電話: 参加者が電話でオーディオに参加する場合に指定します。
- VoIP: 参加者がコンピューターまたはモバイルデバイスでオーディオに参加する場合に指定します。
- ビデオ: ビデオをカメラで送信している参加者がいるかどうかを示します。
- 画面共有: ミーティング中に画面共有が行われるか、または行われていたかを指定します。
- レコーディング: ミーティングがレコーディング中であるか、またはレコーディングされていたかを指定します。
- CRC: SIP/H.323デバイスがミーティングに参加したかどうかを指定します。
- 暗号化: ミーティングが暗号化されているか、またはされていたかを指定します。[暗号化] 列のアイコンにカーソルを合わせて、暗号化の詳細を表示します。
スケジュール追跡フィールドを含む追加の情報列をビューに追加できます。さらに列をテーブルに追加するには:
- 右上隅の [カスタマイズ] をクリックします。
- 目的のフィールドの左側にあるチェックボックスを選択して、ビューに追加します。
- (オプション)フィールドの左にあるチェックボックスをクリアすると、ビューからフィールドを削除することもできます。
検索フィールドを利用して、ホストのユーザー名、メールアドレス、ユーザーグループ、ミーティングID、ミーティング トピックでミーティングを検索できます。
また、[問題トピック] をクリックして、特定のミーティングの問題を選択することもできます。これにより、オーディオ、ビデオ、画面共有、CPU、切断や再接続の問題など、特定の問題や複数の問題を経験した参加者がいるライブミーティングや過去のミーティングのリストを取得できます。
ミーティングと参加者の詳細にアクセスする方法
ミーティングと参加者の詳細な情報を表示するには、ライブミーティングまたは過去のミーティングタブにあるミーティングのミーティング ID を選択します。ミーティングにブレイクアウトルームがある場合、ミーティングIDを選択した後に、ブレイクアウトルームの参加者タブをクリックします。
[ミーティングの詳細] ページを開くと、次の情報を含んだ現在と過去のすべての参加者がページに一覧表示されます。
- 参加者: 参加者の表示名。外部参加者には、ディスプレイ名の後に [ゲスト] というラベルが付きます。
- デバイス: 参加者が接続している、あるいは接続していたデバイスの種類。
- IPアドレス: 参加者が接続している、あるいは接続していたデバイスのIPアドレス。
- 場所: 参加者の地理的位置情報。
- ネットワークタイプ: 参加者のネットワークの種類。例: 有線、Wi-Fi、4Gなど。
- 正常性、問題、ビデオ品質、オーディオ品質、画面共有品質: ミーティングの品質スコアとネットワークアラートの情報を表示します。
注: 問題のトラブルシューティングについては、ミーティングと電話の統計情報に関する推奨事項をご覧ください。 - マイク: Zoomクライアントが選択したマイクデバイス。
- スピーカー: Zoomクライアントが使用する選択済みのスピーカーデバイス。
- カメラ: Zoomデスクトップクライアントが使用する選択済みのカメラデバイス。
- データセンター: ミーティングで参加者が接続するZoomデータセンター 。
- 接続タイプ: 参加者が使用している、または使用していたデータプロトコルの種類。
- 参加時間: 参加者がミーティングに参加した時間。
- 退出時間: 参加者がミーティングを退出した時間。
ライブ配信中のミーティングの場合、全体、オーディオ、ビデオ、画面共有のボタンのいずれかをクリックすると、現在のビットレート、レイテンシ、ジッターレートに加えて、現在の平均パケット損失や最大パケット損失を確認できます。ビデオでは、ビデオコーデックタイプも表示できます。
また、参加者の名前をクリックしても、接続に関する詳細なビューを表示できます。一番上の行には、参加者のデバイスに関する基本情報があります。
- 参加者: 参加者の表示名。
- デバイス: 参加者が接続しているデバイスの種類。
- 場所: 参加者の地理的位置情報。
- IPアドレス: ユーザーが接続しているデバイスのIPアドレス。
- バージョン: 参加者が使用しているZoomデスクトップクライアント、モバイルアプリ、Zoom Roomsクライアントのバージョン。
- 正常性: ミーティングで [警告] レベルまたは [重大] レベルの問題が生じた場合は警告を通知します。
- 問題: 現在の接続 / クライアントの正常性に関する警告を表示します。これには、不安定なオーディオやビデオ、画面共有の質、高いCPU使用率、切断や再接続の問題が含まれます。
注: 問題のトラブルシューティングについては、ミーティングと電話の統計情報に関する推奨事項をご覧ください。 - マイク: Zoomデスクトップクライアントが使用する検出済みのマイクデバイス。
- スピーカー: Zoomクライアントが使用する検出済みのスピーカーデバイス。
- カメラ: Zoomデスクトップクライアントが使用する検出済みのカメラデバイス。
- データセンター: ミーティングで参加者が接続するZoomデータセンター 。
- 接続の種類: 参加者が使用しているデータプロトコルの種類。
- 待機室の利用: 特定のデバイスから接続している参加者の数。
以下は、オーディオ、ビデオ、画面共有の詳細な状態を示すビューです。これには、ビットレート、レイテンシ、ジッター、ならびにパケット損失の平均値と最大値が含まれています。ビデオでは、ビデオコーデックタイプも表示できます。ビデオと画面共有については、解像度とフレームレートも表示できます。
CPU使用率も表示できます。たとえばミーティングやウェビナーでZoomに使用した分の最小値、平均値、最大値や、ミーティングの際にシステム(デバイス)全体で使用した分の最大値が含まれます。
この情報はすべて図表で見やすく示されます。グラフの下にあるスライダーを使用し、グラフに表示されている期間を減らしたり増やしたりすると、ミーティング中の特定の時間を表示し、トラブルシューティングのために役立てることができます。
詳細なダッシュボードのミーティング機能
ライブにアシスタントとして参加する方法
ライブミーティング期間中、管理者は [ライブにアシスタントとして参加] 機能を使用できます。これによりホストが現在サインインしてミーティングに出席しており、そのミーティングで共同ホスト機能が有効になっている場合、管理者は共同ホストとしてミーティングに参加できます。そうすることで管理者はネットワーク、オーディオ、ビデオの問題のトラブルシューティングを支援できるようになります。このオプションを使用するには:
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[ダッシュボード] をクリックします。
- ダッシュボード画面の上部で、[ミーティング] をクリックします。
- 希望するライブ配信中のミーティングを検索します。
- ミーティングの [ミーティングID] 番号を選択します。
- [アシスタントとしてライブに参加] をクリックします。
CSV形式でデータをエクスポートする方法
過去のミーティング情報は、記録保持またはアカウントの利用状況の分析するために、CSVファイルとしてエクスポートできます。一定の期間(最大1か月)の間に行われたミーティングのリスト、あるいは特定のミーティングの参加者の詳細をエクスポートできます。
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[ダッシュボード] をクリックします。
- ダッシュボード画面の上部で、[ミーティング] タブをクリックします。
- [過去のミーティング] をクリックします。
- 目的のレポートを生成するには:
- ミーティングのリストをCSVファイル形式でエクスポートするには、ページの上部にある [CSVにエクスポート] をクリックします。
- 特定のミーテイングに関する参加者の詳細情報をエクスポートするには、希望の [ミーティング ID ] 番号をクリックしてから、[詳細をCSVにエクスポート] をクリックします。
- 特定のミーティングから参加者の詳細をエクスポートする場合は、目的の [ミーティングID] 番号をクリックし、参加者の名前をクリックします。参加者の詳細ページで、[詳細をCSVにエクスポート] をクリックします。
- レポートが処理されたら、ページの上部にある [ダウンロード] をクリックします。
- [ミーティング] をクリックして、生成されたレポートにアクセスします。
- [ダウンロード] をクリックして、レポートをダウンロードし、表示します。
IPの使用状況レポートを生成する方法
IPの使用状況レポートを利用すると、管理者やオーナーは、現在ライブ配信中のミーティングに対して、参加者が接続しているIPアドレスのリストを確認できます。レポートにアクセスするには:
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[ダッシュボード] をクリックします。
- ダッシュボード画面の上部で、[ミーティング] タブをクリックします。
- [IPの使用状況レポート] をクリックします。
次の内容が表示されます。
- IPアドレス: ライブ配信中のミーティングに現在接続されているパブリックIPアドレス。
- 場所: IPアドレスの地理的位置情報。
- ミーティング数: そのアドレスから現在参加者が接続しているミーティングの数。
- 参加者数: そのアドレスから接続している参加者全員の数。
[ミーティング数] 列の下にある数字をクリックすると、これらのアドレスが接続されている現在の [ミーティングID] のリストが表示されます。
品質設定を使用する方法
アカウントオーナーと管理者は、ダッシュボードでミーティングの品質スコアとネットワークアラートの両方を有効にできます。
ウェビナー
ウェビナーのセクションはミーティングとよく似ています。進行中のライブウェブビナーと過去のウェビナーを見ることができます。
[ウェビナー] タブにアクセスするには:
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[ダッシュボード] をクリックします。
- ダッシュボード画面の上部で、[ウェビナー] をクリックします。
- (オプション)[過去のウェビナー] をクリックして、ミーティングの履歴データにアクセスします。
ミーティングの参加者に関するすべての同じ情報がウェビナーのパネリストに表示されます。出席者の場合、名前、デバイス、IPアドレス、位置情報、ネットワークタイプ、参加/退出時刻、退出理由などの基本情報のリストを確認できます。
[IPの使用状況レポート]、[アシスタントとして参加]、[エクスポート可能なCSVレポート] などの高度な機能は、ウェビナーでも利用できます。