自動音声応答システムの作成

アカウントオーナー、管理者、自動受付のオペレーターは、自動受付を自動音声応答システム(IVR)にルーティングできます。IVRシステムでは、発信者はダイヤルパッドを使ってルーティングオプションを選択できます。たとえば、発信者が自動受付に接続された後、IVRシステムはこれらの選択肢を提示できます。

次の図は、この設定を示しています。

また、IVRシステムの一部として名前によるダイヤルディレクトリを追加し、IVRメニューのナビゲーションに音声認識を有効にすることもできます。

自動音声応答システムの作成要件

目次

IVRルーティングオプション

IVRシステムを作成または編集する場合、これらのルーティングオプションを設定またはカスタマイズできます。

単一レベルのIVRメニューを作成する方法

以下の手順にし従って、一階層のシンプルなIVRメニューを作成します。つまり、二次的なIVRメニューへのルーティングを行わず、より多くのルーティングオプションを発信者に提示できるようになります。

  1. アカウント設定を編集する特権を持つ管理者として、Zoomウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーションメニューで、[電話システム管理]、[自動受付] の順にクリックします。
  3. 既存の自動受付をクリックするか、新しい自動受付を作成します。
  4. 必要に応じて、自動受付設定を変更します。
  5. [転送] の右にある [編集] をクリックします。
    ポップアップウィンドウが表示されます。
  6. ウィンドウで、ドロップダウンメニューをクリックして、[自動音声応答システム(IVR)] を選択し、[OK] をクリックします。
  7. [IVRメニュー] セクションで、[編集] をクリックして、以下の設定をカスタマイズします。
  8. [保存] をクリックします。

マルチレベルの自動音声応答システム(IVR)を作成する方法

発信者がルーティングオプションを選択できるような階層型IVRシステムが必要な場合は、マルチレベルIVRを作成できます。

たとえば、組織が英語とフランス語でサービスを提供している場合、第一階層のIVRメニューでは、発信者が言語を選択するプロンプトが提示されます。第二階層のメニューでは、発信者にZoom Phoneユーザーにダイヤルする、コールキューに転送する、またはボイスメールにメッセージを残すのいずれかを選択するプロンプトを提示します。次の図は、3つのIVRメニューを含む設定を示しています。

マルチレベルのIVRを作成する場合、1つの支社に重点を置き、別の自動受付につながらない最下層から開始した後、会社代表番号またはサイトの電話番号に割り当てられる最初のメニューまで進みます。

複数のメニューを設定した複雑なIVRシステムを作成する場合は、上図のような図で、必要な項目をすべて視覚化することをおすすめします。

ルーティングオプションを作成する

IVRシステム階層の下部から開始し、下層レベルのルーティングオプションを作成します。IVRシステムの各ブランチに対して、この操作を繰り返します。

ルーティングオプション付きのIVRメニューを作成する

ルーティングオプションを作成した後、この手順に従って、IVRメニューを作成し、作成したルーティングオプションを追加します。この手順を繰り返し、IVRシステムの各ブランチに対して追加のルーティングオプションとIVRメニューを作成します。

自動受付にルーティングするIVRメニューを作成する

下層レベルの自動受付を作成した後、以下の手順に従って、先に作成した自動受付に転送するためのIVRメニューを個別に作成する必要があります。

  1. 自動受付を作成します。
  2. [転送] の右にある [編集] をクリックします。
    ポップアップウィンドウが表示されます。
  3. ウィンドウで、ドロップダウンメニューをクリックして、[自動音声応答システム(IVR)] を選択し、[OK] をクリックします。
  4. [IVRメニュー] セクションで [編集] をクリックします。
  5. キーの右側にある [編集] をクリックします。
    ポップアップウィンドウが表示されます。
  6. ウィンドウの [アクション] で、ドロップダウンメニューをクリックし、[自動受付に転送する] を選択します。
  7. [ターゲット] で、以前に作成した自動受付の名前を検索または入力して選択します。
  8. (オプション)[音声入力(オプション)] で、音声入力を入力します。
  9. (オプション)[音声入力の同義語(オプション)] で、音声入力の同義語を入力します。
  10. 作成したすべての下層レベルの自動受付にこの手順を繰り返します。