固定電話のプロビジョニングの概要
この記事では、Zoom Phone固定電話のプロビジョニングの出発点を説明します。プロビジョニングプロセスの概要と、詳細について説明する関連記事へのリンクを提供します。
以下の手順に従って、固定電話をプロビジョニングします。
- サポート対象の固定電話を検索する方法
- 固定電話をZoomウェブポータルに追加する方法
- プロビジョニングプロセスを開始する方法
- プロビジョニング済み電話機をカスタマイズする方法
- プロビジョニングに関する問題をトラブルシューティングする方法
- ゼロタッチプロビジョニングURL
(1)サポート対象の固定電話を検索する方法
Zoom PhoneはPoly、Yealink、Cisco、AudioCodes、Grandstreamのさまざまなモデルをサポートしています。これらのモデルは、一部の電話機能のみサポートしていることにご留意ください。
注: お使いの電話機がゼロタッチプロビジョニングをサポートしていることをご確認ください。
(2)固定電話をZoomウェブポータルに追加する方法
サポート対象の固定電話を用意したら、まず電話をZoomウェブポータルに追加します。
注: 新しい電話機を初めて起動する前、または以前に使用した電話機を出荷時設定にリセットする前に、必ず電話機をZoomウェブポータルに追加してください。電話機のモデル名とMACアドレスは、電話機の下部または背面にあるラベルに記載されています。
(3)プロビジョニングプロセスを開始する方法
注: 初めてアナログ電話アダプター(ATA)を設定する際、ATAでは1件以上の内線がATAに割り当てられるまでオンラインステータスが表示されない旨を通知する情報メッセージが届きます。
電話機に応じて、2つのプロビジョニング方法があります。
ゼロタッチプロビジョニング
ゼロタッチプロビジョニングをサポートする電話では、自動で電話機をプロビジョニングできます。電話機のウェブインターフェイスでプロビジョニングを設定する必要はありません。
- 使用歴のある電話機は、プロビジョニングをトリガーするために工場出荷時設定にリセットする必要があります。手順に従って、Avaya、Cisco、Poly、Yealinkのデバイスを工場出荷時設定にリセットしてください。
- お使いの電話機が開封したばかりの新品のものであれば、ゼロタッチプロビジョニングは自動的にトリガーされます。
注:
- 電話機が数回再起動し、プロビジョニングが完了します。プロビジョニングが完了すると、電話機のファームウェアは自動的に最新のサポート対象バージョンに更新されます。
- デフォルトでは、PolyとYealinkのデバイスは再起動なしで新しいプロビジョニングを受け取るよう設定されています。ただし、設定の変更によってはデバイスを再起動しなければならない場合があります。
- ゼロタッチプロビジョニングのファイアウォールルールを確認するには、PolyまたはYealinkのサポートサイトをご覧ください。
補助プロビジョニング
ゼロタッチプロビジョニングに問題が発生している場合や、お使いの電話機が非対応の場合は、次の手順を実行する必要があります。
- 電話機を工場出荷時設定にリセットし、電話機のファームウェアをアップグレードします。Avaya、AudioCodes MediaPack MP504/508(旧称M500Li)、Cisco、Poly、Yealinkの手順を行います。
- 電話機のウェブインターフェースにアクセスし、プロビジョニングを設定します。Avaya、AudioCodes MediaPack MP504/508(旧称M500Li)、Cisco、Poly、Yealinkの補助プロビジョニングの手順を行います。
注: プロビジョニング完了後、PolyとYealinkの電話機のファームウェアが最新のサポート対象バージョンに自動更新されます。また、Ciscoの電話機は再起動する必要があります。デフォルトでは、PolyとYealinkのデバイスは再起動なしで新しいプロビジョニングを受け取るよう設定されています。ただし、設定の変更によってはデバイスを再起動しなければならない場合があります。
プロビジョニング済み電話機をカスタマイズする方法
プロビジョニング完了後、次の方法で電話機をカスタマイズできます。
管理者またはユーザー
管理者専用
プロビジョニングに関する問題をトラブルシューティングする方法
固定電話をプロビジョニングできない場合は、次のトラブルシューティングをお試しください。
- ゼロタッチプロビジョニングのファイアウォールルールを確認するには、PolyまたはYealinkのサポートサイトをご覧ください。
- 固定電話がZoom Phone対応であることを確認してください。一部のPolyの旧バージョンモデルはZoom Phone非対応であることにご注意ください。
- 再度指示に従ってデバイスを工場出荷時設定にリセットし、最新のファームウェアをインストールしてください(Cisco、Poly、Yealinkの記事を参照してください)。お使いの電話機が古いファームウェアの場合、プロビジョニングの完了が妨げられる可能性があります。
- デバイスによるZTPサーバーへの接続が切断された場合、そのデバイスを再同期できます。
- プロビジョニングを完了するときに、別のプロビジョニングサーバーが電話と通信していないことを確認してください。
- 補助プロビジョニングを使用している場合は、正しい補助プロビジョニングURLをコピーして入力していることを確認してください。
- Polyデバイスのプロビジョニングに問題がある場合は、そのデバイスが販売終了モデルではないことを確認してください。このようなモデルはZoom Phoneをサポートしません。
- Poly SoundStation IP 6000のプロビジョニングに問題がある場合は、弊社の補助プロビジョニングガイドをご覧ください。
- それでも問題が解決しない場合は、Zoomサポートにリクエストを送信してください。固定電話からログをエクスポートするよう求められる場合があります。PolyとYealinkの記事をご覧ください。
ゼロタッチプロビジョニングURL
ほとんどの認定デバイスは、製造会社に基づいた単一のZTP URLを使用します。
| メーカー | ZTP URL |
|---|
| AudioCodes | https://provacp.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/audiocodes |
| Avaya | https://provavp.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/avaya |
| Cisco | https://provcp.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/cisco/spacfg.xml?mac=$MAC |
| Grandstream | https://provgsp.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/grandstream |
| Mitel(OpenScape CPシリーズ) | https://provmtp.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/mitel |
| Mitel(6900シリーズ) | https://provunp.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/mitel |
| Poly(Edge E、VVXなど) | https://provpp.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/polycom |
| Poly(OBiシリーズATA、D230 DECT電話機) | https://provppobi.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/polycom/${mac}.xml |
| Yealink | https://provyp.zoom.us/api/v2/pbx/provisioning/yealink |
注: ZoomプロビジョニングURLを使用した補助プロビジョニングはAvaya J100シリーズの電話機では利用できないため、登録コードを使用する必要があります。