Slack 連携アプリの使用
Zoom の Slack 連携アプリでは、/zoom コマンドを使用して、Slack チャネルで、非公開グループで、またはダイレクト メッセージで直接、インスタント ミーティングを開始したり、スケジュール ミーティングに参加したりすることができます。 また、スラッシュ コマンドで Zoom Phone の通話もサポートされています。 ミーティングや通話が終了すると、ミーティングの概要を含む通知が(ミーティングのレコーディングがある場合はそのリンクと一緒に)届きます。
注:
- すでに Slack 連携アプリをインストール済みで、ユーザーが管理するインストールからアカウント レベルでのインストールに切り替える場合は、以下のセクションをご覧ください。
- Slack は最近、連携の際の権限を更新しました。 所属組織がすでに Slack に Zoom 連携をインストールしており、きめ細やかな新しい権限の使用を希望する場合は、以下の手順に沿って操作してください。
- Slack ワークスペース管理者は、すべての Slack ワークスペースから Zoom アプリを削除する必要があります。
- その後、Slack ワークスペース管理者は、ワークスペースに Zoom アプリを再インストールする必要があります。
- チャットに「/zoom」と入力して認証ページに移動し、そこで所定の手順に沿って操作します。 なお、以上の手順を実行する必要があるのは管理者のみです。 以後、Zoom アプリの新規インストールはすべて、この新しいきめ細やかな特権の適用対象となります。
この記事では、次の項目について説明します。
Slack 連携アプリを使用するための前提条件
- Zoom アカウント
- Slack アカウント
- Zoom マーケットプレイスでの Slack 連携アプリの事前承認
注: アプリの事前承認を得ていない場合は、Zoom 管理者に連絡してください。
Zoom マーケットプレイスからインストールして設定する方法
お使いのアカウントで以前設定した Zoom Slack 連携を現在も使用している場合、マーケットプレイスから Slack 連携アプリの事前承認を得るには、アカウントのすべてのユーザーが個別に Zoom で Slack アカウントの再承認を得る必要があります。 詳細情報については、以下の「以前有効にした連携から Slack に移行する」セクションをご覧ください。
個人利用向けに Slack 連携アプリをインストールするには、次のように操作します。
- Zoom アカウントにサインインし、Zoom マーケットプレイスに移動します。
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Slack アプリを見つけてクリックします。
アプリの事前承認を得ていない場合は Zoom 管理者に連絡し、アカウント用にこのアプリを承認してもらってください。 - [インストール サイトにアクセス] をクリックし、アプリに必要な権限を確認して、[許可] を選択します。
アプリのインストール方法を選択できるページに誘導されます。
注: Slack 連携アプリをすでにインストールしており、個人的なインストールからアカウント全体のインストールへの切り替えを希望する場合は、以下のセクションをご覧ください。
組織全体を対象にして Slack 連携アプリをインストールする(管理者特権が必要)には、次のように操作します。
- [全社を対象にして Zoom for Slack をインストール] をクリックします。
- アプリに必要な権限を確認し、[承認] をクリックします。
注: Zoom での管理者権限がない場合、担当の Zoom 管理者に連絡し、アカウント用にアプリのインストールを依頼する必要があります。 - 以上で、Slack ワークスペースを選択し、インストールできるようになりました。
- [Slack ワークスペースに接続] をクリックします。
- 権限を確認し、[許可] をクリックします。
以上で、アプリを使用できるようになりました。
Slack 連携アプリを自分専用にインストールするには、次のように操作します。
- [自分の Slack アカウントにのみ Zoom を追加] をクリックします。
- アプリに必要な権限を確認して [許可] をクリックします。
以上で Slack 連携アプリがインストールされました。 - 設定を完了するには、Slack チャネルに移動するか、「/zoom」と入力します。
- 返信内のリンクをクリックします。
- 権限を確認し、[承認] をクリックします。
ユーザーによるインストールからアカウント レベルのインストールに変更する方法
すでに Slack 連携アプリをインストール済みで、個人でのインストールからアカウント全体でのインストールに切り替える場合は、次の手順に沿って操作します。
- Zoom アカウントにログインして、Zoom マーケットプレイスに移動します。
- [管理] をクリックします。
- Slack を見つけ、[削除] をクリックします。
- ダイアログを確認して続行します。
- Zoom マーケットプレイスで「Slack」を検索し、アプリをクリックします。
- [インストール サイトにアクセス] をクリックしてアプリに必要な権限を確認し、[許可] をクリックします。
- [全社を対象にして Zoom for Slack をインストール] をクリックします。
- アプリに必要な権限を確認し、[承認] をクリックします。
注: Zoom での管理者権限がない場合、担当の Zoom 管理者に連絡し、アカウント用にアプリのインストールを依頼する必要があります。 - 以上で、Slack ワークスペースを選択し、インストールできるようになりました。
- [Slack ワークスペースに接続] をクリックします。
- 権限を確認し、[許可] をクリックします。
以上で、アプリを使用できるようになりました。
Slack 連携アプリを使用する方法
Slack 連携アプリの機能
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Zoom コマンドヘルプ: 使用可能な Zoom コマンドのリストを表示するには「/zoom help」と入力します。
Zoom ミーティングを開始: ミーティングを開始するには「/zoom」と入力します。
注: この操作では、本人のミーティング設定で指定されているデフォルト設定に沿って、Zoom ミーティング リストにミーティングが作成されます。 [ミーティングをスケジュールする際、パーソナル ミーティング ID(PMI)を使用する] 設定が有効になっている場合は、Slack がユーザーの PMI を使用してミーティングを開始します。 さらに、ユーザーのミーティング設定でパスワード入力が義務付けられている場合は、メンバー全員の Slack チャネルにパスワードが表示されます。
ミーティングが終了すると、ミーティングの詳細情報を記した次のような終了通知がチャネルに送信されます。
注: ベーシック(無料)ユーザーは、ミーティング概要とレコーディングがサポートされていません。
クラウド レコーディングが生成された場合、チャネルに次のようなレコーディング通知が届きます。 -
トピックを指定して Zoom ミーティングを開始:「/zoom meeting [ミーティング トピック]」を入力します
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Zoom ミーティングに参加:「/zoom join <具体的なミーティング ID>」または「/zoom join <パーソナル リンク名>」を入力します
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パーソナル ミーティング ルームを開始:「/zoom join me」と入力します
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Zoom Phone 通話を開始: ほかの Slack ユーザーまたは一般の電話番号への通話を発信するには「/zoom call [@連絡先 または電話番号]」を入力します。
注: この /zoom call コマンドを使用するには、アカウントで Zoom Phone サブスクリプションが有効になっている必要があります。
スラッシュで始まるこのコマンドを入力すると、通話を発信するための [通話] ボタンが Zoom アプリに表示されます。
注: 通話ボタンをクリックすると、Zoom デスクトップ クライアントが起動し、指定した Zoom Phone 通話が開始します。 まだサインインしていなかった場合には、Zoom へのサインインが必要になる場合があります。
通話が完了すると、Slack 上の Zoom アプリに通話の概要が表示されます。 -
[Slack 通話] ボタンを使用して Zoom ミーティングまたは Zoom Phone 通話を開始:
- チャネル内:
注: チャネル内では [Slack 通話] ボタンを使用した Zoom Meetings のみ、サポートされています。
[Zoom で通話を開始] という補足説明が付いた [通話] ボタンを選択すると、Zoom のインスタント ミーティングが開始されます。 次のような通知がチャネルに送信されます。 -
ダイレクト メッセージ内:
注: ダイレクト メッセージでは、Zoom ミーティングまたは Zoom Phone による通話がサポートされています。
ページ上部の検索バーの横にある [通話] アイコンをクリックします。 [オーディオとビデオ: Zoom](Zoom ミーティング用)または [電話: Zoom](Zoom Phone プランを利用しているアカウントの場合)のいずれかを選択できます。
いずれかのオプションを選択すると、Zoom ミーティングまたは Zoom Phone 通話が開始されます。 Zoom ミーティングを開始できる [オーディオとビデオ: Zoom] を選択すると、チャネルから各連絡先に参加用通知が届きます。
Zoom Phone 通話を選択すると、Zoom Phone で目的の連絡先への通話が直接発信されます。
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ワークスペースの連絡先と直接実施する Zoom ミーティングまたは Zoom Phone 通話: ワークスペースの連絡先と直接通話したりミーティングを開始したりするには、[ユーザー] に移動して目的の通話相手を見つけます。 目的の相手の名前をクリックすると、右側に [プロフィール カード] が表示されます。 [通話] をクリックしてから、[オーディオとビデオ: Zoom](Zoom ミーティング用)または [電話: Zoom](Zoom Phone プランを利用しているアカウントの場合)のいずれかを選択します。
いずれかのオプションを選択すると、Zoom ミーティングまたは Zoom Phone 通話が開始されます。 Zoom ミーティング用の [オーディオとビデオ: Zoom] を選択すると、チャネルで各連絡先に参加オプションが提供されます。
Zoom Phone 通話を選択すると、Zoom Phone で目的の連絡先への通話が直接発信されます。 -
Zoom からサインアウト: すべての Slack チャネルで Zoom からサインアウトするには「/zoom logout」と入力します。
Zoom Whiteboard を使用する
Slack で Zoom Whiteboard を共有するには、次のように操作します。
- チャットまたはチャネルを開きます。
- 共有するホワイトボードへのリンクをコピーし、チャットまたはチャネルに貼り付けます。
リンクが展開され、ホワイトボードのタイトルとプレビューが表示されます。
Slack でホワイトボードの通知を表示するには、次のように操作します。
- Slack のチャットまたはチャネルに参加していないユーザーとホワイトボードを共有すると、共有相手のユーザーは Slack に通知が届きます。 このユーザーが通知を表示するには、[アプリ] セクションで [Zoom] をクリックする必要があります。
- ほかの人と共有されているホワイトボードへのアクセスをユーザーがリクエストすると、該当するホワイトボードのオーナー宛てに Slack で通知が作成されます。 ホワイトボードのオーナーは、[アプリ] セクションで [Zoom] をクリックして、通知オプションからホワイトボードへのアクセス権を付与できます。
注: この機能を使用するには、アカウントで Zoom Whiteboard が有効になっている必要があります。
追加の設定
Slack で Zoom Meetings による通話を有効にする方法
- Slack チームオーナーは、[管理] に移動して [ワークスペース設定] を選択する必要があります。
- [設定] タブで [通話] を展開し、目的のオプションを選択します。 Zoom でのビデオ通話、電話番号での直接通話が選択可能です。 Slack を設定して、Zoom でのビデオ通話と電話番号での直接通話を使用できるようにする手順について、以下に説明します。
- [Zoom で通話を開始] という補足説明が付いた [通話] ボタンを選択すると、Zoom のインスタント ミーティングが開始されます。 次のような通知がチャネルに送信されます。
Zoom アプリをアンインストールする方法
- Zoom アカウントにログインして、Zoom マーケットプレイスに移動します。
- 「Slack」を検索し、アプリをクリックします。
- [管理] タブを選択し、[アンインストール] をクリックします。
- ダイアログを確認して [OK] をクリックします。
ミーティングの概要とレコーディングのリンク
ミーティングの概要とレコーディングのリンクを公開チャネルで受け取る
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公開チャネルのミーティングを開始すると、ミーティング終了時に Zoom アプリがミーティングの概要とレコーディングのリンク(レコーディングされている場合)をチャネルに投稿します。
概要とレコーディングのリンクを非公開チャネルまたはグループ DM で受け取る
- Zoom アプリがメンバーになっているチャネルでは、非公開チャネルまたはグループ DM でミーティングの概要とレコーディングのリンクを受け取ることもできます。
Zoom アプリを追加するには、次のように操作します。- 「/invite @Zoom」と入力して、Zoom アプリを招待します。
- Zoom アプリが追加され、このチャネルから開始されたミーティングにおいては、ミーティングの概要とレコーディングのリンク(レコーディングされている場合)が投稿されるようになります。
注: グループ DM または 1 対 1 の DM を追加すると、新しいチャットが作成されることになります。
注:
- 1 対 1 の DM では、ミーティングの概要とレコーディングのリンクが提供されません。 詳細情報については「既知の制限」をご覧ください。
- Zoom アプリは、「比較的古い」連携では使用できません。 「以前有効にした連携から Slack に移行する」で説明されている連携の挙動を変更する場合を除き、連携のアップグレードを試みないでください。
- Zoom アプリは、2019 年 4 月 7 日を過ぎてからインストールされた連携でのみ、ご利用いただけます。 この日までにインストールしている場合、次の手順を使用して連携を更新してください。
- アプリに移動して Slack Directory を開き、Zoom アプリを見つけます。
- アプリの左側の列にあるホームページ ボタンをクリックします。
- [Slack を追加] ボタンをクリックし、承認します。
以前有効にした連携から Slack に移行する
マーケットプレイスの連携を Slack にインストールする際、Zoom マーケットプレイスの前に Zoom ですでに Slack への連携の設定を終えている場合、アカウントのすべてのユーザーが、Slack と Zoom の連携へのサインインと承認を求められることをご留意ください。 これは、この連携のセキュリティ対策を強化するために義務付けています。 Zoom マーケットプレイスでは、常により安全にデータを保護するため、すべての連携に OAuth 2.0 を適用するようになりました。 マーケットプレイスから Slack への連携が有効になった後のユーザーの手順は、次のとおりです。
- Zoom マーケットプレイスで管理者の事前承認を得た後、Slack を使用しているユーザーがスラッシュで始まる /zoom コマンドを使用しようとすると、このようなメッセージが表示されます。
- ユーザーは [Zoom を承認] をクリックする必要があります。
- ユーザーは Zoom に誘導され、まだサインインしていない場合はサインインを求められます。 ユーザーはサインイン後、連携の権限を [許可] するよう求められます。 続行するには [許可] をクリックする必要があります。
- その後、ユーザーには Slack の [承認] ページが表示され、権限を確認して [承認] をクリックするよう求められることになります。
以上の手順が完了すると、ユーザーは Slack への連携を使用できます。 上記の承認は一度だけ要求されます。
既知の制限
- Slack の 1 対 1 の DM から開始されたミーティングは、ミーティングの概要とレコーディングのリンクをサポートしていません。 この機能は Slack のチャネルまたはグループ DM から開始されたミーティングに限り、サポートされています。
データの使用方法
このアプリは、Zoom アカウントから以下の情報にアクセスして使用します。
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ユーザー ID: Slack アカウントと Zoom アカウントを関連付けるために使用します。
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アカウント ID: Slack ワークスペースと Zoom アカウントを関連付けるために使用します。
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ミーティング設定: 連携でミーティングを作成するときに使用します。 作成されたミーティングには、これらの設定が適用されます。
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ミーティング情報(ミーティング ID、トピック、開始時間、ミーティング パスワード、参加リンク、出席者名): チャネル メンバーがミーティングに関する情報を得て参加できるように、ミーティング作成後に Slack チャネルに表示されます。 出席者名は、ミーティングでの出席者の参加、退出を反映して動的に更新されます。
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ミーティングの概要(ミーティング ID、開始時間、期間、出席者): ミーティング終了後、ミーティングの概要を示すために使用します。
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レコーディング情報(ミーティング ID、再生リンク、パスワード): ミーティング終了後にレコーディングの詳細情報を示すために使用します。
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通話情報(電話番号、発信者、受信者): ユーザーが通話を作成した後、通話を開始できるように、情報を示す目的で使用します。
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通話概要(電話番号、発信者、受信者、期間、開始時間): 通話終了後、通話の概要を示すために使用します。
このアプリは、Slack アカウントの以下の情報を使用します。
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Slack ユーザー ID: Slack アカウントと Zoom アカウントを関連付けるために使用します。
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チーム ID: 現在のワークスペースにアプリがインストールされていることを確認するために使用します。
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チャネル ID: ミーティング参加者、レコーディング、概要情報の表示先チャネルを特定するために使用します。