Windows Universal Installer for VDI プラグインの使用


Zoom は 1 つで Zoom のサポートするバーチャル デスクトップ プラットフォームすべての VDI プラグインをインストールできるインストーラーを提供しています。 この新しいユニバーサル プラグイン インストーラーは、以前は別個のものだった複数のインストーラーを 1 つのインストーラーにまとめる上、インストール中に対象製品を選択できるオプション付きです。

個人的に使用するために VDI プラグインをダウンロードし、インストールするユーザーのために、ユーザー インターフェースは、[デフォルト] オプションと [カスタム] オプションを両方サポートしています。

この記事では、次の項目について説明します。

Windows Universal Installer for VDI プラグインを使用するための前提条件

Windows Universal Installer のユーザー インターフェースについて

デフォルト オプションについて

[デフォルト] オプションでは、検出したプラットフォームすべてに対応する VDI プラグインがインストールされます。 Citrix 向け VDI プラグインをインストールするとき、インストーラーは Citrix Workspace クライアントのインストール状況をチェックします。 VMware 向け VDI プラグインをインストールするとき、インストーラーは VMware Horizon クライアントのインストール状況をチェックします。 以上のクライアントのインストールが検出されると、インストーラーにより各プラットフォームに適した VDI プラグインが追加されます。

Microsoft Windows 365/Azure と Amazon Workspaces に対応する VDI プラグインに、特別なクライアントは必要ありません。[デフォルト] オプションを使用すると、自動的に VDI プラグインがインストールされます。

カスタム オプションについて

特定のプラットフォームにのみプラグインをインストールする場合は、[カスタム] オプションを使用すると、どのプラットフォームに対応したプラグインをインストールするかチェックできます。 対応する Citrix Workspace または VMware Horizon クライアントのインストールを義務付ける場合は、Citrix または VMware 向けのインストール オプションを選択できます。

[カスタム] オプションが選択されている場合、インストール中に選択した選択肢が保存され、後から参照できるようになります。 より新しいリリースのインストーラーを実行している場合は、[カスタム] オプションが再選択され、同じ VDI プラグインもチェックされます(要件を満たしている場合)。

Windows Universal Installer のコマンドライン オプションについて

管理者のために、新しい Windows Universal Installer は多数のコマンドライン オプションをサポートしています。 以下の表は、オプションと必要な構文についての詳細情報です。

: コマンドラインを使用して特定のベンダーのプラットフォームに対応したカスタム インストールを適用するには、INSTALLFORCITRIX=1、INSTALLFORAVD など、さまざまな特定のプラットフォーム スイッチを追加する前に、「CUSTOMINSTALL=2」という追加のコマンドライン オプションを組み込む必要があります。

名前
CUSTOMINSTALL1 = (デフォルト)インストール可能なプラグインをすべてインストール

2 = カスタム インストール オプションの選択が必須

INSTALLFORCITRIXCitrix Workspace 向け Zoom VDI プラグインのインストールを選択するためのプロパティ:

0 = インストールしない(CUSTOMINSTALL=2 の場合のデフォルト)

1 = Citrix Workspace 向け Zoom VDI プラグインをインストール(Citrix Workspace がインストールされていない場合は失敗)

INSTALLFORVMWAREVMware Horizon 向け Zoom VDI プラグインのインストールを選択するためのプロパティ:

0 = インストールしない(CUSTOMINSTALL=2 の場合のデフォルト)

1 = VMware Horizon 向け Zoom VDI プラグインをインストール(Vmware Horizon クライアントがインストールされていない場合は失敗)

INSTALLFORAVDリモート デスクトップ、Azure Virtual Desktop 向け Zoom VDI プラグインのインストールを選択するためのプロパティ:

0 = インストールしない(CUSTOMINSTALL=2 の場合のデフォルト)

1 = AVD 向け Zoom VDI プラグインをインストール

INSTALLFORAWSAWS Workspace プラグイン

0 = インストールしない(CUSTOMINSTALL=2 の場合のデフォルト)

1 = AWS 向け Zoom VDI プラグインをインストール

Windows Universal Installer のアップグレード中は、以前のインストールでの選択内容がデフォルトで使用されます。 これらの選択肢は、HKLM\SOFTWARE\Zoom\Vdi\AllInOneMSI というレジストリパス下に保存されています。

名前タイプ
CUSTOMINSTALLREG_DWORD1 = [デフォルト] に設定

2 = [カスタム] に設定

INSTALLFORCITRIXREG_DWORD0 = インストールされていない

1 = インストール済み

INSTALLFORVMWAREREG_DWORD0 = インストールされていない

1 = インストール済み

INSTALLFORAVDREG_DWORD0 = インストールされていない

1 = インストール済み

INSTALLFORAWSREG_DWORD0 = インストールされていない

1 = インストール済み

Zoom VDI プラグイン管理パッケージについて

リリース 5.14.0 以降、Windows Universal Installer にはプラグインと一緒にインストールされる VDI プラグイン管理コンポーネントをサポートするための変更が組み込まれるようになりました。 インストール ウィザードは、VDI プラグイン管理をオプション パッケージとして提供する新画面に更新されました。 このチェック ボックスはデフォルトで有効になっており、ユーザーは VDI プラグインをインストールするとき、オプションで VDI プラグイン管理のインストールを無効にすることができます。 VDI プラグイン管理がインストールされると、このソフトウェアは [プログラム ファイル] で自動的にアンインストールできる追加アイテムとして表示されます。 VDI プラグインをアンインストールしても、VDI プラグイン管理は自動的にはアンインストールされません。

Zoom VDI プラグイン管理パッケージの管理者環境

Windows VDI プラグインをコマンドラインを使用してインストールする管理者は、「DISABLEAUS=TRUE」というコマンドライン オプションを追加することで、VDI プラグイン管理パッケージをスキップできます。

VDI プラグイン管理向け Zoom 共有サービス

VDI プラグイン管理ソフトウェア オプションをインストールするとき、VDI プラグイン管理に合わせてデスクトップ ポリシーを有効にすることで、VDI プラグインを管理するコンポーネントと一緒にインストールされるサービスがあります。 この新しいサービスは、VDI プラグイン管理向け Zoom 共有サービスといいます。

Universal VDI プラグインを初めてインストールするときは、管理者特権が必要です。 しかしその後の VDI プラグイン インストールはユーザーに管理者特権を要求しなくても処理できるように、VDI プラグイン管理向けの新しい Zoom 共有サービスが追加されました。

以後のインストールでは、不足している、あるいは古くなった VDI プラグインをインストールするよう促すメッセージのみ、ユーザーに表示されます。 インストールはユーザーの介入を求めずに実行され、ユーザーに管理者特権を要求することもありません。

: これらの変更と新しいサービスは、Windows Universal Installer のみに搭載されています。 Citrix 専用、VMware 専用のインストーラー(Windows x86 または x64 対応)には、この新しいサービスが搭載されていません。