Zoom Events ハブに Stripe をリンクする


Stripe は Zoom Events に対応しているシンプルかつ強力なオンライン決済方法です。 代替オンライン決済プラットフォームとして、PayPal ビジネス アカウントをリンクすることもできます。

この記事では、次の項目について説明します。

Zoom Events ハブに Stripe アカウントをリンクするための前提条件

: Zoom Events と Zoom Webinars の最新機能をご利用いただくために、ホストには Zoom デスクトップ クライアントまたはモバイル アプリケーションの最新バージョンへの更新を強くお勧めします。

Zoom Events ハブに Stripe アカウントをリンクする方法

: 複数の Zoom Events ハブを 1 つの Stripe アカウントとリンクできます。

初めて Stripe アカウントと Zoom Events ハブをリンクするときは、既存の Stripe アカウントがある場合も、新しく Stripe アカウントを作成する必要があります。 既存の Stripe アカウントをお持ちの場合は、既存のアカウントから情報を引き出して活用できるため、ゼロからアカウント作成プロセスをやり直すことにはなりません。

: Zoom Events ハブとリンクした Stripe アカウントからの支払いはイベント終了後に限られるため、このアカウントは Zoom Events に直接登録されているイベントでの販売にのみ使用する必要があります。 このアカウントでは、Stripe Billing、Stripe Invoicing、Stripe Payment Links など、ほかの Stripe 製品を使用しないでください。 Zoom Events ではこれらの製品向けの自動支払いのトリガーがサポートされておらず、Zoom サポートに問い合わせて手動での支払いをリクエストする必要が生じるため、これらの他製品を使用すると結果的に支払いが大きく遅延することになります。

Stripe のオンボーディング プロセスにリダイレクトされたら、一から新規アカウントを作成することも、既存アカウントを基に情報が事前入力された状態から新規アカウントを作成することもできます。 一から新規作成した場合も、既存アカウントを基に情報が事前入力された状態から新規作成した場合も、作成される新規アカウントは標準接続の Stripe アカウントとはプロパティが異なります。そのため、Stripe アカウントをリンクできるのは Zoom Events プラットフォームのみに制限され、Zoom は個別にカスタマイズされた体験を提供することもできます。

: 過去に Stripe アカウントを作成して Zoom Events ハブにリンクしたことがある場合、過去に作成したアカウントを選択して Zoom Events ハブとリンクするか、一から新規アカウントを作成するかを選択できます。

Zoom Events ハブに Stripe アカウントをリンクする

  1. Zoom Events にサインインします。
  2. 左のナビゲーション メニュー上部にあるドロップダウンの矢印 down-arrow-button.png をクリックし、Stripe アカウントを追加するハブを選択します。
  3. 管理するハブの下にある [設定]、[請求] の順にクリックします。
  4. [支払方法] タブをクリックします。
  5. ドロップダウン メニューを使用して、イベント主催による収入の受け取りに使用する金融口座の開設国を選択し、[保存] を選択します。
    :
    • この操作は主に新しいハブで、初めて [請求] タブをクリックした後にのみ発生します。
    • 一度保存した国 / 地域は、変更できません。
  6. [Stripe] セクションで [新しいアカウントをリンク] をクリックします。
    Stripe のオンボーディング プロセスにリダイレクトされます。
  7. メールアドレスを入力し、[続行] をクリックします。
  8. パスワードを入力し、[続行]をクリックします。
  9. 画面のメッセージに従って情報入力を済ませ、Stripe アカウントと Zoom Events ハブをリンクします。

Stripe アカウントと Zoom Events ハブのリンクが完了すると、メールが届きます。

Zoom Events と Stripe のリンク時に結果を受け取る

Stripe アカウントと Zoom Events ハブのリンクを試みた後、以下のいずれかのステータスの結果が届きます。

Stripe を使用した有料チケット登録の制限事項

Zoom Events のホストは、任意の日付で有料イベントを作成し、スケジュールできます。

支払いと請求を管理する方法

支払いと請求の情報を更新する

  1. Zoom Events にサインインします。
  2. 左のナビゲーション メニュー上部にあるドロップダウンの矢印 down-arrow-button.png をクリックし、管理する Stripe アカウントとハブを選択します。
  3. 管理するハブの下にある [設定]、[請求] の順にクリックします。
  4. [請求情報] タブをクリックします。
  5. [請求先住所] の下で、必要な情報を入力します。
    : カナダからのイベント主催者以外は請求先住所を提供する必要はありませんが、請求先住所が未登録の場合、有料イベントを作成できません。
  6. [保存] をクリックします。

ハイブリッド イベントと対面イベントの支払いと請求を管理する

ハイブリッド イベントの支払いと請求は、ホストが行います。 ホストは有料のハイブリッド イベントを作成できます。 ハイブリッド イベントとバーチャル イベントでは、税金の計算方法が異なります。
: 定期セッション イベントは、現時点では無料イベントのみです。

ハイブリッド イベントの支払いと請求は、バーチャル イベントの支払い / 請求プロセスと同じ仕組みです。

詳細情報については「Global currencies and payments for Zoom Events(英語)」と「Zoom Events and Zoom Sessions GST and VAT(英語)」をご覧ください。

Stripe ダッシュボードを管理する方法

Stripe ダッシュボードでは、Stripe アカウントを操作および設定し、支払いと返金を管理し、異議申し立てに対応します。 アカウント内の活動に関する有益な情報も、一目で確認できます。

入金を確定する

クレジット カードまたはデビットカードでのチケット購入は、購入後 2 日間の取引保留期間を経てから、入金が確定します。 この機能は、同期間中に返金 / キャンセルが発生する場合に備え、お客様が Stripe の手数料を支払わなくても済むようにするための保護措置です。

: 一度取引が確定すると、返金が発生したとしても、Stripe にその購入の手数料を支払う義務が生じます。 この 2 日間に取引が承認を受けます。なおここで言う承認とは、取引(購入金として留保された資金)をクレジット カード会社または銀行が承認することを指します。 この 2 日間で、出席者のクレジット カードまたはデビットカード口座にこの購入が表示されます。

返金を承認または拒否する

イベント終了日から 14 日間以内に発生した返金リクエストは、Zoom Events 内から承認または拒否できます。

イベント終了日から 15 日以降に発生した返金リクエストの場合、返金リクエストを承認または拒否するために、Stripe アカウントにサインインする必要があります。

チャージバックを確認する

チャージバックは、クレジット カードの名義人がクレジット カード発行会社に異議を申し立て、特定の課金についての返金をクレジット カード発行会社に要求する場合に発生します。

カード名義人がカード発行会社に異議を唱える理由は多岐にわたりますが、チャージバック対応により、問題を解決できる場合もあります。 いくつかのシンプルなコツを押さえると、異議申し立てと詐欺による支払いを減らすことができます。 受け取るチャージバックはすべて、Stripe ダッシュボードで確認できます。

: 資金を再請求する権限を得るには、チャージバックに対応する必要があります。 チャージバックがあっても放置した場合、お客様がチャージバックの資金を再申請する権限は無効になりますが、顧客は返金を受け取ることになります。

Stripe は 1 件のチャージバックに対し $15.00 の異議解決手数料を Stripe のアカウント残高から徴収します。

チャージバックの詳細情報については、Stripe の提供する情報をご覧ください。

レポートを表示する

レポートは、ダッシュボードで概要レポートを表示するか、個々の取引データを箇条書きにした CSV ファイルをダウンロードすると確認できます。

チケット価格に税金が加わります。

米国・カナダを除く国 / 地域では、チケット価格に税金も組み込まれています。

売上税、GST、VAT を確認する

税金は地域によって異なります。 お客様の地域に適用される間接税の具体的な詳細情報については「Zoom Events and Zoom Sessions GST and VAT(英語)」、「Taxes applied to Zoom Events in the United States(英語)」をご覧ください。

所在地が米国・カナダ内の出席者に販売したチケットについては、チケット価格が間接税を含んでいないものとして処理されます。 つまり税金徴収の対象である場合、注文確定時に、チケット価格に相応の税額が上乗せされた金額が購入者に表示されます。 Zoom は追加された税金を取引金額から回収し、お客様に代わって送金します。

所在地が米国・カナダ以外の出席者に販売したチケットについては、チケット価格が間接税を含むものとして処理されます。 このため、出席者に課され、Zoom が回収を義務付けられた税金の金額分、払い出しの送金額がチケットの価格から差し引かれることになります。

:

Stripe への支払いスケジュールを守る方法

支払い金は、チケット登録が締め切られた後に届きます。なおチケット登録は、イベント終了日までに締め切る必要があります。 たとえばイベントが 1 月 1 日に終了する場合、1 月 1 日には登録が終了する必要があり、支払いはイベントまたはイベント シリーズの終了から 4~5 日後に行われます。

:

Stripe の手数料

Stripe は請求が正常に完了するたびに手数料を請求します。 請求額は国 / 地域により異なる可能性があります。

対応している支払い方法お客様によるクレジット カードまたはデビットカードでのお支払い
ホストの手数料

取引当たり 2.9% + $0.30*

取引手数料は、Stripe の手数料と Zoom のプラットフォーム手数料(Zoom がお客様の代わりに実行する送金取引中に税金を回収)の合算値となります。

* ホストが交渉した手数料の金額に達しているなどの場合には、手数料が変わる場合があります。料金と手数料の全一覧はこちらをご覧ください。

処理時間

支払いスケジュール関連ドキュメント

Zoom での支払い処理期間は以下のとおりです。

  • オーストラリアと米国: イベント終了またはシリーズ開始の 4 日後。お使いの銀行口座への入金はさらに 1~2 営業日後。
  • その他すべての国: イベントまたはシリーズの終了から 5 日後。お使いの銀行口座への入金はさらに 1~2 営業日後。

: Stripe との初回取引では通常、お客様のアカウント内部での決済手続きに 7~14 日間かかります。お使いのアカウントを早期に開設するため、$1.00 の請求テストを済ませておくこともできます。

有料イベント事前登録のスケジュール開始可能期間(日数)

有料イベントは日付に関わらずいつでも公開できます。

: 米国とオーストラリアの Stripe アカウントについては、出席者の有料チケット登録のみ制限があり、有料イベント公開日から最長 12 か月間利用できます。 米国以外のアカウントの場合、出席者による有料イベントのチケット登録は、イベント公開日から 89 日以内に開始されます。

カスタマー サポートのよくあるご質問

https://support.stripe.com/

Zoom Events ハブと Stripe のリンクを解除する方法

Zoom Events ハブで以下の活動がすべて終了していない限り、Stripe アカウントのリンクを解除することはできません。

: Zoom Events ハブからのオンボーディング プロセス中に作成およびリンクした Stripe アカウントのリンクを解除した場合は、再度リンクできます。 再リンク後は、既存のすべての Stripe トランザクション(料金、支払い、払戻、取引の詳細)が再開されます。 または新規の Stripe アカウントを作成してリンクすることもできます。

Zoom Events ハブと Stripe アカウントのリンクを解除する

  1. Zoom Events にサインインします。
  2. 左のナビゲーション メニュー上部にあるドロップダウンの矢印 down-arrow-button.png をクリックし、管理する Stripe アカウントとハブを選択します。
  3. 管理するハブの下にある [設定]、[請求] の順にクリックします。
  4. [支払方法] タブをクリックします。
  5. [Stripe] セクションで [リンク解除] をクリックします。

: ホストが Stripe ダッシュボードから自分の Stripe アカウントを閉じると、イベントで保留中の支払い金または残高があっても、ホストはこれらの資金にアクセスできなくなるため、これらの資金を受け取るには Stripe に問い合わせる必要が生じます。