Zoom Rooms での Microsoft Teams のダイレクト ゲスト参加の使用
Microsoft Teams のダイレクト ゲスト参加により、Zoom Rooms では追加のインフラストラクチャまたはライセンスを必要とせずに Microsoft Teams ミーティングに参加できます。 Microsoft Teams ミーティングへの接続は、以前は Teams のミーティング ホストに Microsoft クラウドビデオの相互運用性に関するサードパーティ サービスが必要でした。
この記事では、次の項目について説明します。
Microsoft Teams のダイレクト ゲスト参加を使用するための前提条件
- アカウントオーナー、管理者、Zoom Rooms への編集アクセス権を持つロール
- バージョン 5.6 以降の Windows 版 Zoom Rooms
- バージョン 5.6 以降の Mac 版 Zoom Rooms
- バージョン 5.10.3 以降の Zoom Rooms 専用ハードウェア
- DTEN ME、Logitech Rally Bar、Logitech Rally Bar Mini、Neat Bar、Neat Bar Pro、Neat Board、Poly X30、Poly X50、Poly X70、Poly G7500、Yealink A20、Yealink A30 でのサポート
- バージョン 5.6 以降の Android / iOS 版 Zoom Rooms Controller
- バージョン 5.1 以降の Windows 版 Zoom Rooms Controller
-
Google、Exchange 2010、Exchange 2013 以降、または Office 365 とのカレンダー連携
Zoom Rooms 用のサードパーティ カンファレンス ダイヤルインを有効 / 無効にする方法
- Zoom Rooms 設定を編集する特権を持つ管理者として、Zoom ウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーション メニューで [ルーム管理]、[Zoom Rooms] の順にクリックします。
- Zoom Rooms のロケーション階層を使用して、アカウント、ロケーション、またはルームの設定から Zoom Rooms 用のサードパーティ カンファレンス ダイヤルインを有効にできます。 この例では、[アカウント設定] をクリックします。
- [ミーテイング] タブをクリックします。
- [Zoom Rooms 用のサードパーティ カンファレンス ダイヤルインのサポート] 機能を見つけてトグルをオン / オフ に切り替えます。
- 認証ダイアログが表示されたら、[有効にする] または [無効にする] をクリックして、変更を確認します。
- (オプション)この設定を編集するすべての Zoom Rooms に対して必須にする場合は、ロックアイコン をクリックしてから、[ロック] をクリックして確定します。
- [Zoom Rooms での Microsoft Teams ウェブ クライアント ミーティングのサポート] チェックボックス をオンにして Microsoft Teams のダイレクト ゲスト参加を有効にします。
- (オプション)各 Zoom Room レベルで、Microsoft Teams ミーティング参加者リストに Zoom Room を表すゲスト名とメールアドレスを設定できます。
-
[接続方法の優先順位] で、変更するオプションの横にある上矢印 または下矢印 をクリックします。
注: [SIP のダイヤル] オプションを優先しても、ミーティングに Microsoft Teams クラウドビデオの相互運用(CVI)情報が存在しない場合は、ダイレクト ゲスト参加がバックアップとして使用されます。
Zoom Room からダイレクト ゲスト参加を使用して Microsoft Teams ミーティングに参加する方法
- Zoom Room に関連付けられたカレンダー リソースを Teams の招待状に直接追加するか、サードパーティから受信した Teams カレンダーの招待状を Zoom Room に関連付けられたカレンダー リソースに転送することで、Zoom Room をMicrosoft Teams ミーティングに招待します。 また、ユーザーは外部のサードパーティから受信したミーティング招待状の本文全体を切り取って、Zoom Room のカレンダー リソースを含む新しいミーティング招待状に貼り付けることもできます。
カレンダー リソースがミーティングの招待状を受け取ると、Zoom Room は、Zoom Rooms Controller の [参加] オプションを使用することで、予定されているミーティング リストにミーティングを表示します。 代わりに [オーディオで参加] が表示される場合は、上述の手順を再確認するか、トラブルシューティング セクションをご覧ください。
注: 招待状を転送するには、Microsoft Office 365 または Exchange で設定の変更が必要になる場合があります。Google カレンダーでは、転送はできませんが、適切な権限を持つユーザーは、該当するルームを追加したり、ルーム カレンダーにミーティングを複製したりできます。 - コントローラで [参加] をクリックします。 Zoom Room が Teams ミーティングに接続されます。
注: この参加プロセスは、Zoom ミーティングへの参加より時間がかかります。 - 参加後、次のミーティング内コントロールを使用できます。
- マイクをミュート
- ビデオの開始 / 停止
- 音量
- ミーティングを退出
- 問題のレポートを送信
- ミーティングに再参加
- コンテンツの共有
- Zoom Rooms のネイティブ コントロール(設定済みの場合)
Zoom Room のデフォルトのカメラとカメラ制御モード、マイク、スピーカーはミーティング中に使用され、通話中に変更できません。 Microsoft Teams ミーティングは、Zoom Room の 1 番目のディスプレイにのみ表示されます。 2 番目または 3 番目のディスプレイには、追加の Microsoft Teams ミーティング参加者または共有コンテンツは表示されません。
注: Microsoft Teams ミーティングにユーザー コンテンツを共有するには、Microsoft Teams クライアントへのアクセス権が必要です。 ダイレクト ゲスト参加を使用して Microsoft Teams 通話に参加している間は、Zoom Room を介してワイヤレス / HDMI ベースの共有を利用できません。
トラブルシューティング
Zoom Rooms Controller のミーティング リストに [オーディオで参加] ボタンが表示される場合、または [参加] ボタンがまったく表示されない場合
- [Zoom Rooms 用のサードパーティ カンファレンス ダイヤルインのサポート] と [Zoom Rooms での Microsoft Teams ウェブ クライアント ミーティングのサポート] が Zoom Room で有効になっていることを確認します。
- Zoom Rooms のカレンダー連携に Office 365 または Microsoft Exchange を使用している場合は、Office 365 の設定で自動カレンダー処理オプション「DeleteComments」が「False」に設定されていることを確認します。
- 元の Microsoft Teams ミーティング URL を書き換えるリンク フィルタリング、つまり「セーフリンク」サービスを利用しているユーザーは、Microsoft Teams のダイレクト ゲスト参加機能を使用できません。Zoom Rooms に [参加] ボタンを表示するには、元のリンクを保持する必要があります。 Proofpoint URL Defense を使用しているお客様は、こちらの手順に沿って teams.microsoft.com URL をセーフリストに登録できます。類似の URL「セーフリンク」サービスを使用しているお客様は、teams.microsoft.com URL をセーフリストに登録する必要があります。
- Teams URL に teams.live.com や他のドメインではなく、teams.microsoft.com が含まれていることを確認します。Zoom Rooms での Microsoft Teams のダイレクト ゲスト参加機能は、teams.microsoft.com で主催されているミーティングのみをサポートします。
- Teams ミーティングが最初に外部のサードパーティから受信された場合は、Teams ミーティングの招待状全体を Zoom Room に関連付けられたカレンダー リソースを含む新しいミーティング招待状の本文にコピーして貼り付けます。
Zoom Rooms Controller で [参加] ボタンが表示される場合
- Zoom Room が Teams ミーティングに参加しようとして失敗したように表示される場合は、Teams クラウド サーバーへの接続を妨げるファイアウォールや他のネットワーク セキュリティの問題が発生している可能性があります。 Microsoft Teams ネットワーク要件の詳細については、こちらをご覧ください。
- Microsoft Teams のミーティング ホストは、ミーティングのゲストアクセスを許可する必要があります。 この設定は、ミーティング ホストの Microsoft Teams サービスの管理者がチェックし、必要に応じて変更できます。 Microsoft Teams のゲストアクセスの詳細については、こちらをご覧ください。
- Microsoft Teams のミーティング ホストは、ゲスト(ダイレクト ゲスト参加を使用する Zoom Room など)が Microsoft Teams ミーティング ロビーからの承認を必須にするようミーティングを設定している可能性があります。 この場合、ホストか別の認証済みユーザーが Zoom Room を Microsoft Teams ミーティングに対して承認する必要があります。 Microsoft Teams とミーティングへの自動承認の詳細については、こちらをご覧ください。
Microsoft Teams ミーティングに参加している場合
- Zoom Rooms タッチ機能を備えた Zoom Room を使用して Microsoft Teams ミーティングに参加する場合は、Zoom Rooms Controller からミーティング機能(音量、ミュートなど)を制御することをおすすめします。Zoom Rooms タッチ UI では、Zoom Rooms ディスプレイ上の Microsoft Teams ミーティング コントロールの操作が可能になりますが、この機能に対する Zoom Rooms タッチ UI の使用はサポートされていません。
- Microsoft Teams のダイレクト ゲスト参加を使用する Zoom Room は、Microsoft Teams ミーティングから共通の最低ビデオ解像度を受け取ります。つまり、他の Microsoft Teams ミーティング参加者が低品質のストリーミングを要求した場合(モバイル ユーザー、帯域幅が制限されているユーザー、ネットワークの問題が発生しているユーザーなど)、Zoom Room の Microsoft Teams ウェブ クライアント コードが同じ低品質のストリーミングを受信するため、ビデオ品質が低下する可能性があります。
- Microsoft Teams ウェブ クライアント コードでは、4 名を超える参加者がミーティングに参加している場合でも、2x2 の最大ギャラリー ビュー レイアウトがサポートされます。