DTMF コードの使用とカスタマイズ


概要

DTMF コードをダイヤルすると、ボイスメールの確認や発信者 ID の非表示など、特定の Zoom Phone 機能を簡単に利用できます。 管理者権限で、特定のコードをカスタマイズすることもできます。

この記事の内容:

前提条件

デフォルトの DTMF コードの使用

次の表は、Zoom Phone のデフォルトの DTMF コードの一覧です。 各機能の詳細や前提条件を表示するには、[機能] 列の埋め込みリンクをクリックします。

機能

キーコード

カスタマイズの可否

説明

ボイスメールの確認またはボイスメール応答メッセージの録音

*86

 

お客様自身の直通番号を発信者 ID として選択してから「*86」を押して呼び出し、ボイスメール PIN コードを入力すると、ボイスメールのメッセージを聞いたり、ボイスメール応答メッセージを録音したりできます。

共有回線グループでも、グループの直通番号を選択してから「*86」を押して呼び出すことで、この DTMF コードを機能させられます。

通話の保留

*5

はい

アクティブな通話を保留するには「*5」をダイヤルします。 通話の保留を解除するには、「*」を押した後、検索コード(例: 「*811」)を入力します。

オーディオ接続のテスト

*8378

*TEST

 

*8378」を押して呼び出すとオーディオ接続をテストできます。

発信者 ID の非表示

*67

 

電話番号の前に「*67」を追加してダイヤルすると、発信者 ID を非表示にできます。 国や地域によってはこの機能を利用できません。

デバイスの起動

*90

 

*90」を押して呼び出すと、特定のデバイスをお客様自身に割り当てることができます。

ホットデスク セッションへのサインイン

*91

 

*91」を押して呼び出し、音声メッセージに従います。

ホットデスク セッションからのサインアウト

*92

 

*92」を押して呼び出し、音声メッセージに従います。

通話のモニタリング(聞きとり、ささやき、割り込み、引き継ぎ)

聞く: *336

ウィスパー: *339

割り込む: *332

引き継ぐ: *338

 

キーコードの後に、モニタリングする電話ユーザーの内線番号を押して呼び出します。

たとえば、内線番号「118」をモニタリングする場合、その Zoom Phone ユーザーが通話中に「*338118」を押して呼び出すと、そのユーザーの通話を引き継ぐことができます。

グループ コール ピックアップ

*98+[グループ内線番号]

 

*98」の後にコール ピックアップ グループの内線番号を押して呼び出します。

通話のモニタリング中のコール モニタリング機能の切り替え

割り込む:*2

モニタリング: *6

引き継ぐ: *8

ウィスパー: *9

 

Zoom Phone ユーザーのモニタリング中に、これらのキーコードを使うと、聞く、ウィスパー、割り込む、引き継ぐを切り替えることができます。

これらのコードは、通話を引き継ぐ機能そのものには使用できません。

他の内線番号のボイスメールへの転送

**(内線)

 

ボイスメールに転送するソフトキーを押し、 [**(内線)] を押してから、[転送] を押します。

Zoom デスクトップ クライアント / モバイル アプリ、Yealink 電話機、Poly 電話機にはこの機能のためのメニュー オプションが用意されているので、DTMF コードを使用する必要はありません。

アドホック通話録音の開始と停止

自動録音の停止

*7

はい

アクティブな通話中に「*7」をダイヤルすると、アドホック通話の録音の開始と停止、自動録音の停止を行えます。

管理者権限で、通話録音へのアクセスを制御できます。 このコードが機能しない場合は、管理者にお問い合わせください。

 

DTMF トーンのカスタマイズ(管理者)

  1. Zoom ウェブポータルにサインインします。
  2. ナビゲーション メニューで、[電話システム管理]、[会社情報] の順にクリックします。
  3. 上部にある [アカウントの設定] をクリックします。
  4. 下にスクロールして [固定電話] セクションに移動します。
  5. [* コードと # コードをカスタマイズ] で、カスタマイズするコードの横にある [編集] をクリックします。
  6. 「*」、「**」、または「#」の後に 1~3 桁の数字を入力します。
    : 一部のコードは、既存の DTMF コードと競合するため使用できません。
  7. [保存] をクリックします。