マルチセルDECT(PolyまたはYealink)の設定

DECT IPマルチセルシステムは、複数のDECTベースステーションをVoIP PBXに接続するために使用します。ローミングおよびハンドオーバー機能をサポートし、単一セルよりも後半なDECT信号カバレッジ、より多くのハンドセット、同時通話が可能になります。

目次

Poly

PolyマルチセルDECTシステムについては、Polyのサポートサイトにアクセスしてセットアップガイドをご覧ください。

Yealink

: このセクションでは、YealinkマルチセルDECTシステムのセットアップし、サンプルとしてW80DMとW80Bを使用する方法を説明します。W90DMとW90Bにもこの記事を参照できます。

以下の表は、認定済みYealinkベースステーションのリストです。

デバイス説明

W80DM DECT Manager

1台以上

W80B Base Stations

DECT Managerにつき最大30台

ハンドセット(モバイルデバイス)

DECTマネージャーにつき最大100台

W90DM DECT Manager

1台以上

W90B Base Stations

DECT Managerにつき最大60台

ハンドセット(モバイルデバイス)

DECT Managerにつき最大250台

W80DMは内部ネットワークのみでW80B(ベースステーション)と接続するため、この2つの間の距離に関係なく、常にDMに接続および同期できます。ベース間の接続は組み込みのDECT信号を使用するので、ハンドセットはベースが適用するDECT信号の範囲内でローミングやハンドオーバーすることができます。

W80Bの電源を入れる

メソッドaまたはbを使用して電源を入れ、ネットワークに接続します。
a. AC電源オプション
b. PoE(Power over Ethernet)オプション

以下は、W80DM / W80Bが電源とネットワークに接続された後のLEDの状態を示しています。

ベースモードオプションロールDECT LEDロールLEDLAN LED

1

ベース

オフ

2

DM

オフ

オレンジ

W80DMとW80BのIPアドレスを取得する

W80BのIPアドレスは2つの方法で取得できます。

オプション1(推奨): Yealink Discovery Tool

  1. Yealink Discovery Toolをダウンロードしてインストールします。
  2. Yealink IP Discovery Toolを開きます。
  3. W80DMまたはW80Bベースが属するIPセグメントを入力します。このIPセグメントフォーマットの例に従います:
    192.168.[1, 3, 5-10].[2-10,15-200].
  4. [スキャン] をクリックして、W80BのIPと対応するMACアドレスを検索します。

たとえば、「192.168.0.X」以下のW80Bを調べるには、検索欄に「192.168.0.[0-254]」と入力して、[スキャン] をクリックします。DMとベースを含むすべてのW80Bがリストに表示され、一致するMACアドレスのIPアドレスを見つけることができます。

オプション2: DHCPサーバー

  1. ローカルネットワークがDHCPオプションをサポートしていることを確認します。
  2. アプリケーションまたはシステムを使用して、W80BのIPアドレスを検索します。

W80BベースステーションをW80DMに接続する

登録プロセス全体は、検出と登録の2つの段階に分かれています

W80DMにW80Bを検出させる

  1. W80BベースステーションのウェブUIにサインインします。
  2. 左側のナビゲーションメニューで、[ステータス]、[ベースモード] の順にクリックします。
  3. DM IPフィールドに、W80DMのIPアドレスを入力してベースをDMに向けます。

W80BをW80DMに登録する

  1. W80DMのウェブUIにサインインします。
  2. 左側のナビゲーションメニューで [ベースステーション]、[ベースステーション登録] の順にクリックし、[操作] 列のアイコンをクリックします。
  3. 関連するベース構成をいくつか設定します。
    ベースはDMに接続および同期し、DMと互換性のあるファームウェアをアップグレードします。正常に接続されると、ステータスが アクティブになり、同期したことが [ベースステーションの設定] に表示されます。
  4. 登録済みリストで、[編集] をクリックするとベースステーションの設定を変更できます。

ベースがアクティブで同期されると、W80BのDECT LEDを表示してステータスを確認することもできます。

ベースモードオプションロールDECT LEDロールLEDLAN LED

1

ベース

2

DM

オレンジ

W80 DMにハンドセットを登録する

ハンドセットの登録方法は2つあります。

ハンドセットを手動で登録する

  1. W80DMのウェブUIにサインインします。
  2. 左側のナビゲーションメニューで、[ハンドセットとアカウント]、[ハンドセットの登録] の順にクリックします。
  3. [ハンドセットを追加] をクリックします。
  4. [ハンドセットの登録を開始] をクリックして、DMを登録モードに設定します。
  5. ハンドセットで、[OK] > [設定] > [登録] > [ハンドセットを登録] を押します。
  6. ハンドセットを登録するベースを選択します。
    ペアリング用のデフォルトピンコードは0000です。登録が完了すると、ハンドセットに「ハンドセットが追加されました」と表示されます。

登録センターを使用してハンドセットを一括で登録する

  1. W80DMのウェブUIにサインインします。
  2. 左側のナビゲーションメニューで、[ハンドセットとアカウント]、[ハンドセットの登録] の順にクリックします。
  3. [ハンドセットを追加] をクリックします。
  4. (オプション)ハンドセットのIPUIを追加し、SIPアカウント情報を入力してハンドセットがW80DMに登録されたらすぐにこのアカウントを対応のハンドセットにバインドします。
  5. W56H / W53 ハンドセットで、[OK] > [ステータス] > [ハンドセット] > [IPUI コード] に移動して、IPUIを確認します。
  6. ウェブUIに戻り、[ハンドセットとアカウント] をクリックし、[ 登録センター] をクリックしてハンドセットを一括で登録します。

: 現時点では、1件のSIPアカウントを1台のハンドセットにのみ割り当てることができ、1台のハンドセットは1件のSIPアカウントのみ持つことができます。

ベースステーションを配置する

ローミングとハンドオーバーは、マルチセルDECTシステムにおいて最も重要な機能です。W80Bベース間でDECT信号が切り替わった際の通話品質をテストする必要があります。ハンドセットには計測モードが備わっており、近くにベースステーションがある任意の場所でDECT信号の強度を確認できます。

計測データに基づいて、W80Bを信号カバレッジと同期に最適な場所に配置できます。

W80Bの信号強度を測定する

  1. ハンドセットをベースに登録し、計測モードを使用します。
  2. ベースをプリセット位置に固定します。
  3. ハンドセットで「*1383201#」または「*1234203#」をダイヤルします。
  4. 測定モードを有効にするには、 [メニュー] > [設定] > [テレフォニー] > [測定モード] に移動します。
  5. ハンドセットの画面で信号を確認します。
  6. 通話中、画面上部に情報が表示されます。オーディオ品質と接続性(ベース間のローミングやハンドオーバー機能が正常に動作しているかどうか)を確認できるようになりました。

測定モードパラメータの詳細