FAX送受信のセットアップ(AudioCodes MP1288、MediaPack MP504 / 508 / 516 / 524 / 532)
FAX機に接続されているAudioCodes MP1288およびMediaPack MP504 / 508(旧称M500Li)/ 516 / 524 / 532ゲートウェイのFAXサポートを設定できます。
注:
- Zoom Phoneの代替となるFAXソリューションについては、FaxSIPitをご覧ください。
- ATAではFXSポートのみを使用できます。
FAX送受信を設定するための要件
- アカウントオーナーまたは管理者権限
- Zoom Phoneライセンス
- FAX機に接続されたプロビジョニング済みのAudioCodes MP1288、MediaPack MP504 / 508(旧称M500Li)/ 516 / 524 / 532ゲートウェイ
注: 本ドキュメントは、MP1288またはMediaPack MP504 / 508(旧称M500Li)/ 516 / 524 /532のセットアップとプロビジョニングについては触れません。初期設定については、「AudioCodes MP1288ゲートウェイのクイックスタートガイド」を参照してください。本ガイドは、アナログポートがすでに構成されており、そのポートとの間で通話が可能であることが前提となっています。FAXパラメータは、現在設定されているアナログポートに割り当てられます。
Voice over Internet Protocol(VOIP)経由のFAXにおける制限事項
FAXをVoIPサービス経由で実装する場合、FAX送受信には既知の制約があります。この制約は技術的な要因に基づくもので、業界全体で共通しています。Zoomと一部のVoIP企業は、インターネット経由でFAXを送信するためにG.711標準を使用します。この標準は信頼できると考えられていますが、プロバイダーによって実装が異なる場合があり、エンドツーエンドで担保することはできません。
Zoomでは、アナログ端末アダプター(ATA)を介して従来のFAX機をインターネットに接続する、VoIPサービス経由のFAX送受信を提供しています。法人のお客様の多くは、FAXの送受信をたまに行う程度であれば、このベストエフォート型のFAXサービスが費用対効果が高く、ニーズを十二分に満たすものであると考えています。FAX送受信のニーズを評価し、貴社のビジネスに最適な選択肢を選ぶことをおすすめします。
Zoomでは、ビジネスニーズを満たす質の高いサービスの提供を心がけています。複数ページのドキュメントを多数の宛先にFAX送信することが多い場合は、信頼性と一貫性のあるパフォーマンスを実現するために、アナログ回線と従来型のFAX機を維持することをおすすめします。
FAXの設定方法
- MP1288またはMediaPack MP504 / 508(旧称M500Li)/ 516 / 524 / 532ウェブインターフェースにサインインします。
- [SIGNALING & MEDIA] タブをクリックします。
- 左側のナビゲーションパネルで、[MEDIA]、[Fax / Modem / CID Settings] の順にクリックします
- 以下のフィールドを [イベントのみ] に変更します。
- Fax Transport Mode
- V.21 Modem Transport Type
- V.22 Modem Transport Type
- V.23 Modem Transport Type
- V.32 Modem Transport Type
- V.34 Modem Transport Type
- 以下のフィールドを変更します。
- Fax Relay Max Rate(bps): 9600bps
- Fax / Modem Bypass Coder Type: G711UlawまたはG711Alaw(地域により異なる)
- [適用] をクリックします。
- 左側のナビゲーションパネルで、[CODERS & PROFILES]、[Coder Groups] の順にクリックします。
- 画面上部の [Coder Group Name] がAudioCodersGroup_0に設定されており、次のコーダーが一覧に表示されていることを確認します。
| コーダ名 | パケット化時間 | レート | ペイロードタイプ | 無音抑制 |
|---|
| Opus | 20 | 該当なし | 111 | 該当なし |
| G722 | 20 | 64 | 9 |
無効
|
| G.711U0-law | 20 | 64 | 0 | 無効 |
| G.711A-law | 20 | 64 | 8 | 無効 |
- 以下のアクションを完了します。
- 以下のコーデックを含む、AudioCodersGroup_1という名前のコーダグループを新規作成します。
注: このグループにはG711U-law / G711A-lawのみが入っていることを確認してください。これにより、FAX用にG711コーデックの使用が強制されます。
| コーダ名 | パケット化時間 | レート | ペイロードタイプ | 無音抑制 |
|---|
| G.711U-law | 20 | 64 | 0 | 無効 |
- [+New] をクリックして新しいコーダグループを作成します。
- インデックスフィールドに「1」と入力します。
- 名前フィールドに、「AudioCodersGroup_1」と入力し、[適用] をクリックします。
- [Coders Gropus] のリストの下に新たに作成されたAudioCodersGroup_1をハイライトし、その下のCoders Table 0 itemsを探してクリックし、開きます。
- [Coder Name] 列の下で、地域に応じてG711U-law / G711A-lawを選択します。
注: このグループにはG711U-law / G711A-lawのみが入っていることを確認してください。これにより、FAX用にG711コーデックの使用が強制されます。
- MP516 / 524 / 532の場合、以下のコーデックを含む、AudioCodersGroup_1という名前のコーダーグループを新規作成します。
注: このグループにはG711U-law / G711A-lawのみが入っていることを確認してください。これにより、FAX用にG711コーデックの使用が強制されます。
| コーダ名 | パケット化時間 | レート | ペイロードタイプ | 無音抑制 |
|---|
| G.711U-law | 20 | 64 | 0 | 無効 |
- [Coder Group Name] のドロップダウンで [1: Does not exist] を選択します。
グループが作成されると、AudioCodersGroup_1になります。 - [Coder Name] 列の下で、地域に応じてG711U-law / G711A-lawを選択します。
注: このグループにはG711U-law / G711A-lawのみが入っていることを確認してください。これにより、FAX用にG711コーデックの使用が強制されます。 - 上記のパラメータ表の値を入力します。[Coder Specific] は空欄のままにします。。
- [適用] をクリックしたあと左矢印をクリックして [Coders Gropus] ページに戻ります。
- [CODERS & PROFILES]、[Tel Profiles] の順にアクセスします。
- [+ New] をクリックして新しい [Tel Profiles] を作成し、以下のフィールドを指定します。
- GENERAL(一般)
- Name(名前): プロフィールを識別する名前を入力します。例: 「Fax Profile. Index: 1」。
- SIGNALING(信号発信)
- Profile Preference(プロフィールの基本設定): 1
- Fax Signaling Method(FAXの信号発信方法): No Fax
- Enable Digit Delivery(ディジット配信を有効にする): Disable
- Dial Plan Index(ダイヤルプランのインデックス): -1
- Call Priority(コール優先順位): Disable
- IP SETTINGS(IP設定)
- Coders Group(コーダグループ): ステップ9で作成したAudioCodersGroup_1 を選択します
- RTP IP DiffServ: 46
- Signaling DiffServ: 24
- Enable Early Media(アーリーメディアを有効にする): Disable
- ECHO CANCELER(エコーキャンセラ)
- Echo Canceler(エコーキャンセラ): Line Echo Canceller
- EC NLP Mode(EC NLPモード): Adaptive NLP
- [適用] をクリックします。
- ナビゲーションパネルで、[GATEWAY]、[Trunks & Groups]、[Trunk Groups] の順にクリックします。
- [Tel Profile Name] 列で、ステップ11で作成したTel Profileを、FAX機が接続する各ポートに割り当てます。
- [適用] をクリックします。
- ページの右上にある [Save] をクリックします。