事前にレコーディングしたコンテンツでZoom Eventsウェビナーを主催する
Zoom Eventsの疑似ライブウェビナーでは、以前のZoom Eventsセッションでレコーディングしたコンテンツを使用して、Zoom Eventsウェビナーを主催することで労力を削減することができます。疑似ライブウェビナーは、マーケティングセッションを配信したり、組織の全社会議セッションを複数のタイムゾーンにまたがって繰り返したり、トレーニングコースを提供したりするなど、ウェビナー用のコンテンツを再利用する場合に役立ちます。ライブセッションと疑似ライブセッションを混在したシングルセッションまたはマルチセッションイベントを作成できます。
疑似ライブウェビナーでは、ホストは保存されたハブレコーディングをウェビナーの内容として選択できます。疑似ライブセッションは、スケジュールした時間に自動的に開始され、開始時間にホストが参加している必要はありません。ホストは、ライブチャット、リソース、Q&Aを通じて参加し、視聴者とやり取りできます。
また、ホストは、再生後に自動的にライブセッションに移行するように疑似ライブウェビナーを設定することもできます。疑似ライブの再生中、ホストとパネリストはバックステージエリアに参加してライブ部分の準備をすることができます。ライブに移行する前に、視覚的な通知を受け取ります。移行すると、ウェビナーは通常のライブセッションとして機能します。
注:
疑似ライブウェビナーイベントのスケジュールと開催に関する要件
注:
- 出席者数課金制(PPA)ライセンスユーザーは、Zoom Webinars PlusおよびZoom Eventsでのみこの機能を利用できます。PPAは、ユーザーがこの機能をZoomウェブポータルで使用することを許可していません。ユーザーはZoom Eventsポータルでのみこの機能を使用できます。
- Zoom EventsとZoom Webinarsの最新機能にアクセスするために、ホストはZoomデスクトップクライアント / モバイルアプリケーションの最新バージョンに更新することを強くおすすめします。
- Zoom Roomsユーザーは、出席者またはパネリストとして疑似ライブウェビナーに参加できます。
- ホストは、疑似ライブウェビナーに参加するために、Zoomモバイルまたはデスクトップアプリをバージョン6.3.0以降に更新する必要があります。パネリストと出席者は、どのバージョンでも参加可能です。
Zoom Events疑似ライブウェビナーに関する制限事項
- 疑似ライブ段階では、ホストとパネリストはウェビナー出席者の前で話したり、ライブビデオに出演したりすることはできず、チャットとQ&A機能のみを使用できます。ただし、疑似ライブの再生が終了し、ウェビナーがライブに移行した後は(オプションが有効になっている場合)、ビデオ、オーディオ、完全なインタラクションなど、制限されていたすべての機能が有効になります。
- 複数のビューでレコーディングした場合でも、レコーディングで選択されるのはスピーカービューのみです。
- ホストは、1件の疑似ライブウェビナーに複数のクラウドレコーディングを追加できません。
- 疑似ライブウェビナーは自動的に開始するため、練習セッションはサポートされていません。バックステージを使用する場合、バックステージへのアクセスはスケジュールされた時間に開始されます。
疑似ライブ機能を使用してZoom Eventsのセッションのスケジュールを作成する方法
シングルセッションを作成する
シングルセッションウェビナーを含んだ1日限りのイベントを作成する場合、シングルセッション完全版イベントタイプを使用できます。
- Zoom Eventsにサインインします。
- 左側のナビゲーションメニューで、上部のドロップダウン矢印
をクリックし、[ハブ全体] または特定のハブを選択します。 - 左側のナビゲーションメニューで、[イベント] をクリックします。
- [イベントを作成] をクリックします。
- 空白のイベントカードで、[イベントを作成] をクリックします。
イベント構成ページが表示され、イベント作成プロセスに誘導されます。
- 必要な情報をすべて入力します。
- イベントタイプを選択する場合、[シングルセッション]、[完全版] の順に選択します。
- 作成するセッションタイプを選択する際は、[ウェビナー] を選択します。
- [保存して続行] をクリックします。
イベントセットアップの続きに誘導されます。
- 左側のナビゲーションメニューのタブをクリックして、必要に応じてイベントの詳細を入力します。
- [イベントコンテンツ] セクションをクリックし、[セッション] タブをクリックします。
- セッションの [基本情報] タブで、以下の手順を実行します。
- [ウェビナータイプ] で、 [疑似ライブ] を選択します。
- (オプション)疑似ライブの再生が終了したら自動的にライブセッションに移行するように、[後でライブに移行] トグルをオンにします。
注: 疑似ライブウェビナーをライブに移行するには、ホストは移行時にその場にいる必要があります。 - [疑似ライブのレコーディング] にあるプラスアイコン
をクリックします。
注: ライブに移行するオプションが有効になっている場合、セッションの期間は変更されません。それ以外の場合、コンテンツの長さに合わせて自動調整されます。ウェビナーがまだライブに移行していない場合でも、その期間を手動で調整できます。 - Zoom EventsハブからレコーディングされたZoomイベントを選択し、[追加]をクリックします。
ビデオサムネイルが表示されるので、レコーディングを再生して正しいものを選択したかを確かめることができます。 - (オプション)ビデオの右上隅にある編集アイコン
をクリックして、レコーディングを変更します。ゴミ箱アイコン
をクリックしてレコーディングを削除します。 - 必要に応じて残りのセッションの詳細を入力し、[保存] をクリックします。
- (オプション)セッションの [リソース] タブで、リソースリンクを作成および編集して、出席者の注意をリソースに引き付け、イベントの詳細情報を提供します。
- (オプション)[投票とクイズ] タブで、セッションの回答が設定された質問た投票の質問を設定します。
- [字幕] タブで、セッション参加者全員に表示される字幕の言語を選択します。
注: デフォルトの字幕は選択したレコーディングではなく、ホストの設定に基づいて設定されます。レコーディングに異なる字幕を使用する場合は、それに応じて設定を調整する必要があります。 - 右上隅の [イベントを公開]
をクリックします。
スケジュールした時間になると、疑似ライブセッションが自動的に開始します。
複数のセッションを作成する
複数のトラックおよびセッションを含む1日または複数日のイベントを作成する場合は、マルチセッションイベントタイプを使用できます。このタイプのイベントでは、疑似ライブセッションとライブセッションを混在させることができます。
- Zoom Eventsにサインインします。
- 左側のナビゲーションメニューで、上部のドロップダウン矢印
をクリックし、[ハブ全体] または特定のハブを選択します。 - 左側のナビゲーションメニューで、[イベント] をクリックします。
- [イベントを作成] をクリックします。
- 空白のイベントカードで、[イベントを作成] をクリックします。
イベント構成ページが表示され、イベント作成プロセスに誘導されます。
- 必要な情報をすべて入力します。
- イベントタイプを選択する場合、マルチセッションイベントを選択し、次の2つのタイプのいずれかを選択します。
- すべてのセッションの内容が同じ: 出席者に各セッションの日時を表示します。
- セッションの内容が異なる: 各セッションの詳細情報(セッションタイトル、画像、スピーカーなど)を出席者に表示します。
- [保存して続行] をクリックします。
イベントセットアップの続きに誘導されます。
- 左側のナビゲーションメニューのタブをクリックして、必要に応じてイベントの詳細を入力します。
- [イベントコンテンツ] セクション、[セッション] タブ の順にクリックします。
- ページ右上隅の [セッションを追加] をクリックします。
- [基本情報] タブで、以下の操作を完了します。
- セッションのタイトルを入力します。
- 作成するセッションのタイプに、[ウェビナー] を選択します。
- [ウェビナータイプ] で [疑似ライブ] を選択します。
- (オプション)疑似ライブの再生が終了したら自動的にライブセッションに移行するように、[後でライブに移行] トグルをオンにします。
注: 疑似ライブウェビナーをライブに移行するには、ホストは移行時にその場にいる必要があります。 - [疑似ライブレコーディング] で、プラスアイコン
をクリックします。 - ハブからレコーディング済みのZoomイベントを選択し、[追加]をクリックします。
ビデオサムネイルが表示されるので、レコーディングを再生して正しいものを選択したかを確かめることができます。
注: [ライブに移行する] オプションが有効になっている場合、セッションの期間は変更されません。それ以外の場合、コンテンツの長さに合わせて自動的に調整されます。ウェビナーがまだライブに移行していない場合でも、その期間を手動で調整できます。 - (オプション)ビデオの右上隅にある編集アイコン
をクリックして、レコーディングを変更します。ゴミ箱アイコン
をクリックしてレコーディングを削除します。 - 必要に応じてセッションの詳細情報の残りを入力し、[保存] をクリックします。
基本情報の横の上部にさらにタブが表示されます。
- 必要に応じて、次のタブに情報を入力します。
注:
- セッションをさらに追加するには、ステップ7~10を繰り返します。
注: 複数のセッションのイベントでは、ライブセッションとシミュレーションセッションを混在できます。 - 右上隅の [イベントを公開]
をクリックします。
疑似ライブセッションはスケジュールされた時間に自動的に始まりますが、ライブセッションは依然としてホストが参加して開始する必要があります。
Zoom Eventsの疑似ライブウェビナーを主催する方法
疑似ライブセッションは自動的に始まりますが、ホストは引き続きセッションに参加してQ&Aとチャットを行うことができます。さらに、ホストはレコーディングの再生後に疑似ライブウェビナーからライブセッションに移行することもできます。これを有効にするには、ホストはイベント設定時に [後でライブに移行する]トグルをオンにし、移行時にその場にいる必要があります。
注: ライブセッションと疑似ライブセッションが混在するマルチセッションイベントを作成した場合、ライブセッションは自動的に開始しません。
ライブへの移行を無効にする
- [イベント] ページにアクセスします。
- [予定されているイベント] タブをクリックします。
- 予定されているイベントのリストで、自分がホストとして参加するイベントを探し、[ロビーに参加](マルチセッションイベントの場合)または [参加] (シングルセッションイベントの場合)をクリックします。
- 画面の指示に従って、セッションに参加します。
- レコーディングの再生が終了すると、ウェビナーは自動的に終了します。
ライブへの移行を有効にする
疑似ライブを主催し、再生後にライブセッションに移行するには、次の手順に従います。
- [イベント] ページにアクセスします。
- [予定されているイベント] タブをクリックします。
- 予定されているイベントのリストで、ホストとして参加するイベントを探して [ロビーに参加](複数セッションイベントの場合)または [参加](シングルセッションイベントの場合)をクリックします。
- 画面の指示に従って、セッションに参加します。
- 疑似ライブの再生中、パネリストと一緒にバックステージエリアに参加してライブ部分のイベントの準備を行うことができます。ライブに移行する前に、視覚的な通知を受け取ります。
- 移行すると、ウェビナーは通常のライブセッションとして機能します。
- (オプション)レコーディングにトリミングされていない余分なコンテンツ(長いアフターショー)がある場合や、現在のレコーディングを続行しないと決めた場合は、以下のステップに従って予定より早くライブセッションを開始することができます。
- 右上隅の [疑似ライブ] をクリックします。
- 3点リーダー
をクリックします。 - [ライブセッションを早く開始する] を選択します。
- [今すぐ開始] をクリックして確定します。
これにより、再生が早く終了し、ライブセッションがすぐに開始されます。
Zoom Eventsの疑似ライブウェビナーの分析を表示する方法
Zoom Eventsの疑似ライブウェビナーのレポートは、ライブのウェビナーレポートと同じです。
- [マイイベント] ページにアクセスします。
- 過去のイベントを探すには [過去] タブをクリックします。
- レポートを確認するイベントの横にある [分析] をクリックします。
イベントの分析の要約に誘導されます。 - 左側のサイドバーの [分析] タブで、利用可能な分析をクリックします。利用可能な分析についての詳細情報をご覧ください。