バーチャル デスクトップ インフラストラクチャ（VDI）のリリースノート

新機能と既存機能の強化

• VDI クライアントの機能
  • プラグインにオフロードされたデータに関するクライアント統計情報の機能強化
    クライアント設定ウィンドウの [統計情報] セクションでは、共有コンテンツ処理の VDI プラグインへのオフロード状況およびデータの送信状況に関する詳細情報が表示されます。 この機能は、管理者が共有に関する問題をトラブルシューティングする際のサポートを目的としています。
  • ミーティングにおける Logi Dock ホット プラグイン サポート
    ミーティング内のユーザーは Logi Dock をシン クライアントにプラグインできます。 Logi Dock 接続後、カメラ コントロールは自動的に稼働してくれます。 （Linux プラットフォーム上のデバイス ドライバの問題が原因でカメラ コントロールが機能しないことがあります。）
• macOS 機能
  • Zoom VDI プラグイン診断ツール
    Zoom VDI プラグイン診断ツールを使用すると、ユーザーはプラグインの接続問題が発生した場合に、プラグイン関連の情報をより簡単に収集できます。
• Linux 機能
  • PTZ によるリモートカメラ コントロールのサポート
    Linux VDI クライアントを使用すると、PTZ（パン、チルト、ズーム）機能でカメラをリモートでコントロールできます。
• Windows 機能
  • Azure / Windows 365 プラットフォームの後期オプションに対する VDI プラグイン管理サポート
    バーチャル デスクトップで設定を行う場合、後期ポリシーによりユーザーはプラグイン更新プロンプトを破棄する（値 = 1）ことも、リモート デスクトップから接続解除した後にインストールを開始する（値 = 2）こともできます。
  • クリーン アンインストール用 MSI オプションの機能強化
    追加された 2 つのアンインストール オプションをプラグイン（/vdi_plugin）のみのアンインストール、または VDI ホスト（vdi_host）のアンインストールで利用できます。 以前は、クリーン アンインストール用 Zoom ツールは VDI（/vdi_clean）用の MSI オプションのみをサポートしており、これは VDI ホストと VDI プラグインの両方を削除するものでした（双方ともインストールされている場合）。

解決済みの問題

• 一般的な修正
  • VMware セッションを最小化してから復元するとビデオが非表示
    ユーザーが新しいミーティングの開始前に VMware Horizon クライアントを最小化してから最大化した場合、ビデオが非表示になる問題が報告されていました。
  • ホストが無効にした後でも待機室でオーディオが利用可能
    参加者の参加後に、ホストが参加者のオーディオを無効にして待機室に移動させた場合、参加者が待機室でオーディオをコントロールできるという問題が報告されていました。 この問題はバージョン 5.12.0 以降で発生しており、今回のリリースで修正されています。
  • ウェビナー出席者のオーディオ コントロールに関する修正
    ウェビナー ホストが出席者の発言機能を無効にした後、網掛けのボックスが表示される問題が報告されていました。 この問題はバージョン 5.14.0 で報告されていました。
  • フォールバック モード 4 で検出されないプラグインの更新時に表示されるエラー メッセージを除去
    VDI プラグインを接続できず、このプラグインがフォールバック モード 4 である場合、Zoom アプリの終了前にユーザーにエラー メッセージが表示される問題が報告されていました。 VDI プラグイン管理が使用されている場合、このエラー メッセージは必須 VDI プラグインのダウンロードとインストールが可能であることを正確に示すメッセージに変更されます。
  • 標準クライアントで背景設定とフィルタ設定が一致するようこれらのロジックを更新
    バーチャル背景が無効な場合、標準のデスクトップ クライアントで背景設定とフィルタ設定が別々に機能する問題が報告されていました。 この問題はバージョン 5.10.0 以降で発生していました。
  • ミーティングに参加する際の [常にアバターを表示する] 設定の修正
    アバターを表示するオプションが有効かつビデオが無効なミーティングに参加する際、ホストのアバターが正確に表示されない問題が報告されていました。 この問題はバージョン 5.13.10 以降で発生していました。
  • Logi Dock のホット スワッピング時に正しい HID デバイスを選択
    Logi Dock デバイスの接続を解除し、再接続する際に間違ったマイクデバイスが選択される問題が報告されていました。 この問題はバージョン 5.10.6 以降で発生していました。
  • スケーリングされたデスクトップにおけるフォントとボタンのサイズの調整
    ビデオ解像度や DPI を変更しても、4K モニター上でフォントサイズおよびボタンアイコンが適切に更新されない問題が報告されていました。 この問題はバージョン 5.10.2 以降で発生していました。
  • 有線 VPN 使用時に Zoom Phone の位置情報が保存されない
    有線イーサネットを使用して VPN へ接続しているユーザーが位置情報を確認または更新すると、その情報が適切に更新されない問題が報告されていました。 この問題はバージョン 5.13.1 以降で発生していました。
  • 無効なオーディオ / ビデオ オプションが最小化されたウェビナー ビュー内でウェビナー出席者に表示される
    出席者としてウェビナーに参加し、そのユーザーがウェビナー ウィンドウを最小化すると、その最小化ウィンドウにオーディオ / ビデオ コントロールが（ウェビナー内における現在の「視聴のみ」ロールに従ってユーザーのアクションに反応しないのにも関わらず）表示される問題が報告されていました。
  • パフォーマンス設定で [ドラッグ中にウィンドウ コンテンツを表示] が無効な場合の Vmware Horizon 環境におけるウィンドウ サイズ変更
    ウィンドウが適切にサイズ変更されない問題が報告されていました。 この問題の修正には、更新された VDI プラグインと VDI クライアントが必要です。 この問題はバージョン 5.10.0 以降で発生していました。
  • ユーザーが VDI セッションからフォールバック モードのリモート セッションに切り替えてミーティングに対し開始 / 参加する際の、プラグイン接続解除プロンプトを削除
    Zoom が VDI プラグインに接続できないことを示すエラー メッセージが表示される問題が報告されていました。 この問題は VDI クライアント バージョン 5.10.0 以降で発生していました。
• Windows に関する修正
  • アバターを選択する際、新しい背景を選択すると以前選択したアバターに戻る
    選択したアバターを 2 回変更し、アバターの後に新しいバーチャル背景を選択すると、最初に選択したアバターに戻ってしまうという Windows プラグインの問題が報告されていました。 この問題は、VDI クライアントの最初のクリーン インストールで発生し、バージョン 5.9.6 以降に影響が出ていました。
• macOS に関する修正
  • macOS VDI プラグイン管理に対するダウンロード ロジックの更新
    ダウンロードされた macOS PKG がインストールを試みる前に削除され、2 回目にこの PKG がダウンロード可能になるという問題が報告されていました。 この問題はバージョン 5.13.0 以降で発生していました。
• Linux に関する修正
  • イマーシブ ビューの表示に関する問題
    イマーシブ ビューの使用時に複数の問題が報告され、主に Linux ユーザーが影響を受けていました。
    • メニューとダイアログが間違った場所に表示されることがありました。 この問題に関し、リーダビリティ向上のため、黒色の背景が参加者名の背後に追加されました
    • ホストがイマーシブ ビューから移動すると、そのホストはミュート オプションを利用できませんでした
    • ビデオ設定にアクセスすると、イマーシブ ビューの背景が削除されていました