リリースノート: 2023年5月28日
新機能と既存機能の強化
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管理者機能
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メール通知におけるホワイトボード プレビューを有効または無効にする
管理者は、共有する情報のセキュリティを強化するために、必要に応じてメール通知におけるホワイトボード プレビューを無効にできるようになりました。 この新しい設定により、組織はセキュリティ目標の達成と情報の機密性保持のために、通知設定を柔軟にカスタマイズできるようになりました。 -
ユーザーが組織外のホワイトボードでコラボレーションすることを許可または制限
管理者は、ユーザーの組織内に属するホワイトボードでのみコラボレーションできるよう、制限を設けられるようになりました。 この新しい設定により、ユーザーは他の組織のアカウントにおける共有権限に関係なく、自分の組織に属するホワイトボードでのみ作業が可能になります。
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ユーザー機能
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オブジェクト選択インジケーター
編集中または操作中のオブジェクトの周囲にわかりやすい境界線を表示するため、オブジェクト選択インジケーターを追加しました。 この境界線により、そのアイテムを作業中のユーザーが示されるため、コラボレーションのトラッキングが向上します。 さらに、ユーザーが作業しているオブジェクトの周囲に色付きの境界線が追加され、その下にユーザー名が表示されるようになりました。 これにより、選択したオブジェクトの担当者がどのユーザーか特定しやすくなるため、より簡単かつ効率的にコラボレーションできるようになります。 -
レーザー ポインター機能
新しいレーザー ポインター機能により、ドキュメントを編集することなく、簡単にハイライトしたり注釈をつけたりできるようになりました。 この機能は、特にキャンバスが複数のコンテンツ タイプをサポートしている場合や複数のユーザーが同時にドキュメントを編集している場合など、コンテンツを表示しながらフォローするのが困難な状況に対処するために設計されています。 -
コネクタのテキストラベル機能の強化
ユーザーは、コンテンツの明確性と秩序を向上するため、コネクタに容易にリッチテキストを追加し、好みのフォントカラーを選択し、ラベルをドラッグできるようになりました。 -
ホワイトボードからミーティングを起動する機能
ユーザーは、同期をとりながら効果的にコミュニケーションできるように、ホワイトボードから素早くミーティングを起動してアクティブなミーティング参加者とリアルタイムでコラボレーションできるようになりました。 -
ミーティング内ダッシュボードのステータス
各ホワイトボードのステータスがダッシュボードに表示されるようになったため、ユーザーはどのホワイトボードがミーティングで共有可能なのかを素早く確認し、潜在的なエラーを回避できるようになりました。 -
視線集中機能
特定のロールを担うユーザーは、全員の注目を集めて誰一人重要な情報を逃すことのないように、他のユーザーをフォロー セッションに強制参加させられるようになりました。 -
キャンバス オブジェクトの投票
ユーザーは、オブジェクトを選択する際、手早く投票を作成して他の人に送信し、簡易フィードバックを依頼できるようになりました。 投票結果はリアルタイムで表示されるため、他のユーザーが考えていることを簡単に把握できます。 -
ホワイトボードのカスタム復元ポイント
ホワイトボード オーナーは、重要なバージョンを指定するため、あるいは今後の参照のために、自分の裁量で復元ポイントを作成できるようになりました。 この機能により、ホワイトボード オーナーはホワイトボードのバージョン履歴を今まで以上にコントロールできるようになるため、特定のバージョンを参照したり、重要な変更点を把握したりしやすくなります。 -
カンバンの改善
カンバンボードを改善して、右クリック メニューと列追加コントロールがテーブルの内容と一致するように更新しました。 -
オブジェクトの挿入に関する改善
カスタムサイズのオブジェクトを挿入する際に、ガイダンス ラインやアライメント ラインが含まれるように改善しました。 さらに、ユーザーがオブジェクトを挿入したりサイズを変更したりする際に、キーボード ショートカットを使用してスナップのアライメントやガイドラインを無視できるオプションが提供されます。 -
ミーティングで作成されたすべてのボードをホストが所有
ミーティング ホストは、ミーティング中にどの出席者がいつ新しいホワイトボードを作成できるかをコントロールできます。 ミーティング中に作成されたホワイトボードはすべて、ホストがオーナーとなります。
解決済みの問題
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ボットからボットへの引継ぎ機能のサポート
Zoom バーチャル エージェントのアカウント オーナーおよび管理者は、全く別のボットにユーザーを担当させる選択ができるようになりました。ボットを選択した際は、最初にメインフローまたはサブフローの選択が可能です。 この機能により、ボットはユーザータイプを認識し、適切なボットまたはボットフローに誘導できます。 -
管理者監査レポートのサポート
新しい管理者監査レポート機能が追加され、管理者はユーザーがアカウントに加えた変更を追跡できるようになりました。 他の Zoom プロダクトと同様に、管理者はこのレポートでユーザー アクション(追加、削除、更新など)を追跡できるため、透明性が向上するとともに監視を強化できます。 -
専用のナレッジベース コンテンツ タイプ
ナレッジベース コンテンツ専用に設計されたコンテンツ タイプが Web SDK に新しく追加され、エンドユーザーにとって有益な情報をさらにわかりやすく表示できるようになりました。 この新機能により、エンドユーザーは会話以外の有益なコンテンツを難なく特定してアクセスできるようになるため、全体的なユーザー体験が向上します。 -
ナレッジ管理のための Kustomer 連携
管理者およびアカウント オーナーは、Zoom バーチャル エージェントと Kustomer CRM の間に接続を確立して、Kustomer にある任意の公開ナレッジベースまたは内部ナレッジベースから記事をインポートできるようになりました。 この連携は、Zoom バーチャル エージェントが効果的なソリューションを提供するにあたって必要な情報へアクセスできるように、ナレッジ コンテンツのインポート プロセスと管理プロセスを合理化します。 -
接続されたナレッジベースの可視性の向上
管理者およびアカウント オーナーは、接続されたナレッジ アイテムの重要な詳細(タイトル、コンテンツ、カテゴリ、URL など)を確認できるようになりました。 この改善により、利用可能なナレッジ コンテンツに総合的な可視性をもたらすという点で、接続されたナレッジベースは手動ナレッジベースと同等になります。 これにより、ユーザーは接続されたナレッジベースから取得した情報を明確に理解できるようになるため、データの正確性と品質が保証されます。 -
手動ナレッジベース作成の改善
手動ナレッジベースのコンテンツ管理体験を改善するため、CSV 一括アップロードでコンテンツを挿入する機能が実装されました。 この新機能により、ユーザーが新しい記事や更新されたコンテンツを含む CSV ファイルをアップロードするだけで、システムが手動ナレッジベース内にコンテンツを適宜追加または更新するようになります。 これにより記事を 1 つ 1 つ管理する必要がなくなり、今まで以上に合理的かつ効率的に手動ナレッジベースを更新できます。 -
Salesforce ナレッジベースのカスタマイズ機能の強化
管理者およびアカウント オーナーは、Salesforce ナレッジベースが作成された後、特定の Salesforce フィールド オプションを編集できるようになりました。 この機能により、ユーザーはナレッジベースを削除して再び作成しなくても、連携に関する問題を修正できます。 -
ウェブ同期サイトマップの改善
サイトマップのパスセレクターが改善され、5000 を超える URL パスがあるサイトマップに対応できるようになりました。 これにより、より大きなサイトマップのあるウェブサイトは、Zoom のクローラを効果的に利用してナレッジベースを確実に更新できます。 -
ウェブ同期機能の強化
管理者は、サイトマップのみに依存する代わりに、関連するリンクをアップロードできるようになりました。 これにより、顧客は Zoom のシステムと同期させたい特定のウェブ コンテンツを含めることが可能になります。 -
ServiceNow ITSM 連携
管理者とアカウント オーナーは、特定の要件に合わせてチケットタイプを ITSM または CSM のいずれかに設定するオプションを利用できるようになりました。 エンドユーザーは、ITSM チケットを Zoom バーチャル エージェントから直接 CRM システムにシームレスに送信できるため、IT サービス関連の問題に関するチケット作成プロセスが簡略化します。 さらに、Zoom バーチャル エージェントから送信された ITSM チケットは自動的に ITSM として分類され、ServiceNow ITSM システムとシームレスに連携します。
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リアルタイムのライブ エージェント チャット連携
Zoom バーチャル エージェントのユーザー インターフェース(UI)内でライブ エージェント チャットがサポートされ、エンドユーザーはライブサポート エージェントとのチャットでの会話を UI から離れることなく開始できるようになりました。 この連携により、エンドユーザーはライブサポート エージェント経由で CRM からのインスタント チャット メッセージと返信を受信できるようになり、迅速な問題解決に役立ちます。
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インターコム連携
アカウント オーナーと管理者は、Zoom バーチャル エージェントとインターコムを連携して、ユーザーが同じ UI 内でライブ インターコム エージェントとチャットできるよう設定できるようになりました。
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Gorgias サポート チャネル連携
Zoom バーチャル エージェントに新しいチケット作成連携チャネルが追加され、企業は Zoom バーチャル エージェント ボットを活用しながら、エンドユーザーに必要に応じたサポート チケット作成機能を提供できるようになりました。 この連携により、Zoom バーチャル エージェント ボットはチケット フォームをレンダリングできるようになり、ユーザーはクエリや問題をサポート チケットとして直接送信できるようになります。 -
デフォルトのチケット フォームの強化
デフォルトのチケット フォームが強化され、ユーザー情報を取得して CRM にシームレスに渡すことができるようになりました。 名前フィールドとメール フィールドが追加され、ユーザーは個人の詳細情報をチケットフォームに直接入力できるようになったため、さらに効率的なチケット作成が可能になりました。 また、ユーザーデータがすでにウェルカム画面から取得されている場合、名前フィールドとメール フィールドは自動的に入力されるため、時間の節約になると共に正確なユーザー情報が確実に入力されます。 -
チャット文字起こしとの連携で CRM サポートを強化
Zoom バーチャル エージェントは、ユーザーとボット間のチャットの文字起こしを、内部メモとしてチケットと共に CRM に送信します。 これによりエージェントはユーザーとボットとのやり取りをより詳細に把握し、さらにパーソナライズされた効果的なソリューションを提供できます。 Web SDK が更新され、この新機能が含まれるようになりました。
解決済みの問題
新機能と既存機能の強化
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管理者機能
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割り当てられた共用エリアのキーと位置の一括インポート
アカウント オーナーおよび管理者は、CSV ファイルをインポートすることで、キーと位置を複数の共用エリアに一括で割り当てられるようになりました。 これらのキーと位置は、インポートされると共用エリアの既存のキーと位置に追加 / 付加されます。 これまで、管理者がインポートできるキーと位置は、ユーザーに対してのみでした。 -
共有エリアから発信する際の発信者 ID
アカウント オーナーおよび管理者は、内線電話番号や会社の電話番号を、共用エリア電話機から発信する際の発信者 ID として設定できるようになりました。 また、発信時にデバイスの発信者 ID を変更することも可能です。 管理者は CSV ファイルを使用して、この機能を一度に複数の共用エリア電話機に適用できます。 -
共用エリアの機能強化
アカウント オーナーおよび管理者は、共用エリア電話機で共有回線グループの着信を有効または無効にできるようになりました。 また、自分が所属する共有回線グループを表示することも可能です。
Teams Direct Routing
管理者およびアカウント オーナーは、Microsoft Teams 向け Zoom Phone のライセンスをオプションで購入できるようになりました。購入すると、ユーザーは Microsoft Teams で直接、電話を発着信できます。 このライセンスは、ユーザーに対して個別に、または CSV ファイルを使用して一括で割り当てることが可能です。 管理者は、アカウント レベルでこの機能を有効にできます。 -
Zoom クライアント登録リスト
アカウント オーナーまたは管理者は、Zoom Phone デスクトップ クライアントまたはモバイルアプリの登録アクティビティにおける過去のデータにアクセスできるようになりました。 このデータには、登録が成功したか失敗したかなどの登録結果が含まれています。 登録が失敗した場合は、その理由も表示されます。 -
米国 / カナダのフリーダイヤル番号の SMS サポート
アカウント オーナーおよび管理者は、米国 / カナダのフリーダイヤル番号の SMS 機能を有効にできるようになりました。 この機能を有効にするには、認証フォームに記入して Zoom サポートに提出する必要があります。 認証プロセスには通常 4 週間ほどかかります。 なお、フリーダイヤル番号で SMS を使用する場合、メッセージごとに料金が発生しますのでご注意ください。 -
自動コール レコーディングの機能強化
アカウント オーナーおよび管理者は、PSTN 電話での会話を自動的に記録できるようになりました。 管理者は会話をレコーディングする際、特定の通話タイプ(PSTN への発信、内部通話、PSTN のみの通話など)を指定できます。 -
コールログの機能強化
コールログ ページの右上にある [新規ビュー] をクリックすると、リニューアルされたコールログにアクセスできるようになりました。管理者は、コールタイプ、結果、内線タイプ、番号タイプ、グループ、通話でのイベント、スパム、結果でフィルタリングできる、詳細フィルタにアクセスできるようになりました。 コールパス列には、通話中に進んだステップの詳細な説明が表示されるようになりました。 -
ファームウェアのアップグレード
次のデバイスは、ファームウェアのアップグレードを受け取ります。 デバイスは自動的に再起動してファームウェアがアップグレードされます。- Poly
- Trio C60
- CCX 400、500、600、700
- VVX 101、150、201、250、301、311、350、401、411、450、501、601
- OBi 300、302
- Yealink
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デバイスの機能
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ページング アダプターと SIP デバイスへの呼び出しメッセージの送信 - ウェブ
アカウント オーナーおよび管理者は、Cyberdata と ALGO の両社がサポートする SIP スピーカー、SIP ホーン、ページング アダプター、ビジュアル アラーターなどの Zoom 認定出力デバイスに、呼び出しメッセージを送信できるようになりました。 ただし、Algo および Cyberdata の ページング アダプターや IP スピーカー / ホーンデバイス / ビジュアル アラーターは、標準ページング機能を上書きするクラウド ページングの緊急ページング機能はサポート対象外という制限付きです。ご注意ください。 したがって、Algo および Cyberdata のページング アダプターや IP スピーカー / ホーンデバイス / ビジュアル アラーターは、すべてのクラウド ページングを標準ページングとして扱います。
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認定デバイス
アカウント オーナーおよび管理者は、プロビジョニング プロセスの一環として、Zoom ウェブポータルに次の電話機を追加できるようになりました。
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クラウドのフェイルオーバー
プライマリ データセンターが計画的ダウンタイムまたは計画外ダウンタイムにより使用できなくなった場合、フェイルオーバーのサポートにより、Zoom Phone デバイスは代替の Zoom Phone データセンターに自動登録されます。 次のデバイスがサポート対象リストに追加されました。- Poly OBi 300 / 302、Rove シリーズ
解決済みの問題
新機能と既存機能の強化
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一般的な機能
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拡張ルームコネクタのサポート
Zoom Node を介した SIP/H.323 向け拡張ルームコネクタの導入をサポートするようになりました。 この機能を使用するためには、カンファレンス ルームコネクタ アドオンが必要です。 -
SNMP MIB による高度なモニタリングのサポート
Zoom Node は、Zoom Meetings ハイブリッド、ミーティング コネクタ、レコーディング コネクタ モジュールを利用する Node サーバーによるモニタリングで、SNMP(Simple Network Management Protocol)をサポートするようになりました。 Zoom Node の [設定] タブでこの機能を有効にすると、管理者はネットワーク レベルのモニタリングで使用する SNMP 認証情報を作成できます。
既存の機能の変更
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一般的な機能
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バージョン名称の改善
Zoom Node および Node モジュールのバージョン番号およびファイル名を簡略化し、Node 管理サーバーや Node モジュールをウェブポータルで閲覧する際に、インストールされている現在のバージョンを簡単に確認できるようにしました。 -
GUI の改善
Zoom Node 管理サーバーや Node モジュールの管理時および設定時の使い勝手を向上させるため、Zoom Node 管理ポータルの GUI を改善しました。
解決済みの問題
新機能と既存機能の強化
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一般的な機能
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Q&A のサポート
ミーティング コネクタ Node モジュールが、オンプレミス ミーティングの Q&A 機能をサポートするようになりました。
新機能と既存機能の強化
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一般的な機能
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NFS ストレージの健全性
管理者は、[確認済み Node] タブで Node のレコーディング コネクタ サービスを表示する際、レコーディング コネクタ モジュールに接続された外部(NFS)ストレージの健全性ステータス アイコンを表示できるようになりました。 管理者はまた、外部ストレージの通知とアラートも設定可能です。 -
同時レコーディング ステータス
管理者は、[サービス] タブでレコーディング コネクタ サービスを表示する際、現在同時レコーディングされているミーティングの容量と、同時トランスコードされているレコーディングの容量を表示できるようになりました。
新機能と既存機能の強化
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一般的な機能
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内部ミーティング モード
Zoom Meeting ハイブリッドのユーザーは、ミーティングで内部モードを利用できるようになりました。 このモードを有効にすると、ミーティング コネクタと同様に、すべてのミーティング メディアとほぼすべての信号が組織の敷地内にとどまります。 このモードを選択できるのは、組織の管理者またはミーティング ホストです。
新機能と既存機能の強化
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一般的な機能
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Q&A のサポート
ミーティング コネクタが、オンプレミス ミーティングの Q&A 機能をサポートするようになりました。