リリースノート: 2023年4月16日
新機能と既存機能の強化
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管理者機能
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ホワイトボード リストを抽出するエクスポート オプション
[ホワイトボード管理] ページに [エクスポート] ボタンが追加され、管理者はホワイトボードのフィルタリング済みリストをスプレッドシートに CSV 形式でダウンロードできるようになりました。 この新機能は、管理が必要な多数のホワイトボードを容易にトラッキングできる方法を模索している管理者にとって特に便利です。 -
ホワイトボード用のカスタム免責事項
管理者は、ホワイトボードの使用を許可する前にホワイトボード ユーザーに表示するカスタム免責事項を作成できます。 この機能は通常、ホワイトボードに機密データを入力しないようユーザーに注意を促すために使用されます。 この宣言のタイトルは最大 100 文字まで、本文は最大 6,000 文字までです。 管理者には、コラボレーションする社内外のユーザー向けの免責事項をカスタマイズしたり、その表示頻度を制御したり、現在の Zoom サポート言語からテキストに使用する言語を選択したりするオプションがあります。
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ユーザー機能
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ミーティング外のデスクトップ クライアント体験のエクスポート オプション
デスクトップ クライアントにおけるミーティング外のホワイトボード体験に [エクスポート] オプションが加わりました。このオプションは、ウェブポータルにおけるミーティング外のホワイトボード体験ではすでに使用可能になっています。 -
Zoom Whiteboard のデータ暗号化
Zoom は Zoom カスタマー マネージド キー(CMK)を導入し、キャンバスとコメントに関するすべてのホワイトボード データを暗号化しました。 暗号化はホワイトボード向けに実行されているため、管理者は個別のホワイトボードをきめ細かくコントロールできます。 Zoom Whiteboard は CMK 暗号化に対応するその他のアイテムにも連携します。 -
グリッドへのスナップ機能
ユーザーは、キャンバスのグリッドにオブジェクトをスナップできます。 この機能により、ユーザーはオブジェクトを簡単かつ正確に位置合わせできるため、ボックスでグリッドを手動作成する必要がなくなります。 この機能は無効にでき、そうすることでユーザーはキャンバス編集体験をきめ細かくコントロールできるようになります。 グリッドへのスナップ機能は、図形、テキスト ボックス、付箋、線、画像などすべてのキャンバス オブジェクトに適用できます。 -
モバイルでの Zoom Whiteboard の機能強化
ユーザーは自身のカメラから画像を挿入でき、コメントを追加すると自動的にテキスト フィールドが有効になります。 コメントをクリックすると、位置情報が表示されてコンテンツが拡大されるため、ディスカッションのフォローが容易になります。 メモ、テキスト、図形など、タイプに関わらず編集中のオブジェクトにフォーカスする機能が追加されました。 -
Zoom Whiteboard と Jira 連携の向上
Zoom Whiteboard と Jira との以下の連携機能が向上しました。- ユーザーは Zoom Whiteboard から Jira で新しいチケットを作成できます。
- ユーザーは Jira クエリ言語(JQL)を使用して Jira から作業項目をインポートできます。
- ユーザーは既存のカードを Jira カードに変換し、Jira で新規項目を作成できます。
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ホワイトボード ツールの機能強化
操作性向上のために、以下のツールと機能が改善されました。- 表の操作がよりインタラクティブになりました。
- ユーザーは、複数選択のキャンバス オブジェクトでリッチテキストとフォントの形式、オブジェクトの塗りつぶしのカラー、オブジェクトの枠線のカラー、図形変換について変更が可能になりました。
- コンテキスト メニューが他のメニューの上に表示されるようになり、垂直方向と水平方向の配置が 9 つのオプションのある単一のコントロールに統合され、メニュー間のギャップが減少し、オブジェクトのハレーションが開いたままの状態でカラー選択後にカラーパレットを閉じることができるようになりました。
- カラーの操作性が強化されました。この強化では、単一線が各デフォルト カラーに追加され、全パレットにグレーカラー(デフォルト)が追加されて、さらにユーザーはデフォルト カラーを複製してカラーパレットに新しいカスタムカラーを作成できるようになりました。
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吹き出しの図形
ホワイトボードで、ダイアグラム、フローチャート、マッピング用に吹き出しの図形が使用できるようになりました。これには会話の吹き出し、楕円型の吹き出し、雲の吹き出し、長方形の吹き出し、破裂の吹き出しなどの図形があります。 -
ミニマップ機能のサポート
ミニマップ機能が追加され、ユーザーはキャンバス上のコンテンツの位置を表示して、ボード上の特定エリアに容易に移動できるようになりました。 これにより、ホワイトボード上のある場所から別の場所に迷うことなく簡単に移動できるようになります。 さらに、ユーザーはボードの特定エリアからパンせずにズームイン / ズームアウトできるため、コンテンツの表示と位置検索が容易になります。 これらの新機能により、Zoom Whiteboard プラットフォーム使用時のナビゲーションや効率が向上します。 -
ミーティングで作成されたすべてのボードをホストが所有
ミーティング ホストは、ミーティング中にどの出席者がいつ新しいホワイトボードを作成できるかをコントロールできます。 ミーティング中に作成されたホワイトボードはすべて、ホストがオーナーとなります。 -
タイマー機能のサポート
ユーザーは、新しいタイマー機能を使用して、特定のアクティビティの時間的制約を設定できるようになりました。 タイマーを最長 24 時間で設定できるようになりました。この機能を使用できるのは、ホワイトボードのオーナーと永続的なアクセス権のある編集者のみです。 タイマーが終了すると、画面の端が明滅してユーザーにアラートします。 ミーティング外で設定されたタイマーは、ミーティング中に表示されません。また、ミーティング中に設定されたタイマーは、同じミーティングのユーザーにのみ影響します。 -
ホワイトボードを CSV ファイルとしてエクスポート
新しいエクスポート機能により、ユーザーはホワイトボード内の表や付箋をカンマ区切り値(.CSV)ファイルとしてエクスポートできるようになりました。これにより、ユーザーはホワイトボードで作成されたデータを他のアプリケーションで簡単に分析できます。
解決済みの問題
新機能と既存機能の強化
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Salesforce とナレッジ管理の連携
ナレッジ管理内に、Salesforce に接続し、取得したコンテンツをカスタマイズできる新しいオプションが追加されました。 この新たな連携により、ユーザーは Salesforce 内でナレッジ項目に接続し、他の CRM 接続と同様、そのナレッジ項目を Q&Aに使用できるようになりました。 -
グローバル変数パフォーマンス トラッキング
Zoom バーチャル エージェントのアカウント オーナーと管理者は、各グローバル変数ベースでチャットボット ソリューションのパフォーマンスをトラッキングできるようになりました。これにより、ボットフローやナレッジベース ソリューションがお客様の課題解決にどのように活用されているかを、より対象を絞って把握できます。 -
一般的なボット応答の専用ページ
ボット応答に関する新しいページが追加されました。このページでは、Zoom バーチャル エージェントのアカウント オーナーと管理者が単純な質問への応答を容易に管理し、別のサポート チャネルにエスカレーションするためのテキストを一元化して、管理するテキストが使用される場所のインサイトを得ることができます。 この機能により、ボット管理者がボット全体で使用されるすべての一元管理テキストを設定するための使いやすいページを利用できるようになり、デフォルト / スモールトークのインテントを確認することも、デフォルトのインテントを上書きすることもできます。 -
ボット作成の機能強化
Zoom バーチャル エージェントのアカウント オーナーと管理者は、キャンバスをクリックすることなくリストビューのボットフローに関連するインテントを表示できます。 さらに、サブフロー作成プロセスも更新され、サブフローの作成時に同時にインテントも選択されるため、インテントとサブフローの接続を簡単に管理できます。 これらの変更により、使用されるインテントをボット作成者が簡単にトラッキングできるようになるうえ、インテントとサブフローのバージョニングが原因で生じる課題を回避できます。 -
チケット作成連携チャネルのサポート
Zoom バーチャル エージェントはチケット作成連携チャネルをサポートし、ボットが提供するよりもさらに手厚いサポートが必要な顧客向けのチケット作成を、ビジネス組織がシームレスに行えるようにします。 -
AIが作成するトレーニング フレーズ
Zoom バーチャル エージェントのアカウント オーナーと管理者は新たなツールを使用して、関連するトレーニング フレーズを含むインテントを効率的かつ正確に作成できます。 この新しいツールを使用すると、管理者は、正確性確保のためにインテント名と説明に基づいて生成されるトレーニング フレーズの数を定義できます。 生成されるトレーニング フレーズは、その後必要に応じて簡単に削除できます。 このツールは、インテントとモデル パフォーマンスを改善しながら管理者の時間を節約することを目的としています。
解決済みの問題
既存の機能の変更
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Zoom アシスタント
Zoom アシスタントは、ミーティングのアカウント設定から、[アカウント設定] 下の新しい [Zoom アシスタント] タブに移動しました。
新機能と既存機能の強化
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管理者機能
- 未登録の米国 / カナダ アカウントの永続的な 10DLC 登録バナー
米国 / カナダの Zoom Phone と Zoom Contact Center アカウントが 10DLC 登録プロセスを完了しておらず(ブランドが未検証でアクティブ キャンペーンがある状態)、アクティブな 10DLC キャンペーンに 1 つ以上の電話番号が関連付けられていない場合、Zoom ウェブポータル アカウントの [電話番号管理] > [電話番号] に「モバイル オペレーターによる SMS フィルタリングを回避するため、10DLC キャンペーンに米国とカナダの番号を追加してください。 詳細情報」という永続的なバナーが表示されます。 -
ミーティング中の着信通話を非表示
ユーザーはモバイル クライアントの設定を使用して、ミーティング中の着信通話を非表示にできます。 以前は、デスクトップ クライアントのみが着信通話の非表示をサポートしていました。 -
Poly PDMS-SP の IP アドレス範囲の拡張
Poly PDMS-SP の IP アドレス範囲の拡張が予定されています。このプラットフォームは、Poly CCX などの特定のデバイスのゼロタッチ プロビジョニングや高度なトラブルシューティングに使用されます。 プラットフォームにアクセスできない場合は、これらのサービスは失敗する可能性があります。 こちらの記事に記載されている新しい IP アドレス範囲は 2023 年 7 月 1 日に有効になる予定で、Poly の UCS デバイスと OBi デバイスに適用されます。
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スパムコールの検出とブロック
アカウント オーナーと管理者は、同意に基づいて、スパムコールの自動タグ付けと自動ブロックを有効にできます。 ユーザーは、通話がスパムコールであることを各クライアント コールログで示すことができます。 管理者は、ユーザーの付けたタグからアクションを起こすタグ数を決定するためのしきい値を設定することもできます。 ブロックされた通話はすべて、スパムフィルタによりブロックされていることがコールログに記録されます。 電話番号が誤ってスパムコールだと分類された場合、管理者はその番号を許可済みにし、フィルタ システムから除外できます。 さらに、管理者はこの機能を有効にしないよう選択し、スパムコールであることが疑われる場合に Zoom がユーザーにアラートを発して、手動でそれらの通話をブロックするよう設定できます。 -
キャンペーンへの電話番号割り当ての一括アップロード
アカウント オーナーと管理者は、アカウントに複数のキャンペーンがある場合に、電話番号を一括アップロードしてキャンペーンに割り当てることができます。 -
オーストラリアのネイティブ SMS のサポート
アカウント オーナーと管理者は、オーストラリアのネイティブ SMS 番号を設定し、ユーザーが Zoom クライアントからテキストを送受信することを許可できます。
注: この機能は遅延により 2023 年 4 月 23 日にリリース予定です。
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デバイスの機能
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IP 電話でサポートされる新機能
次のデバイスは、プロビジョニング テンプレートをサポートするようになりました。- すべての認定済み Grandstream デバイス
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サポート対象デバイス
次の DECT デバイスがサポートされています。 アカウント オーナーと管理者は、プロビジョニング プロセスの途中で Zoom ウェブポータルにデバイスを追加できます。
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クラウドのフェイルオーバー
プライマリ データセンターが計画的ダウンタイムまたは計画外ダウンタイムにより使用できなくなった場合、フェイルオーバーのサポートにより、Zoom Phone デバイスは代替の Zoom Phone データセンターに自動登録されます。 次のデバイスがサポート対象リストに追加されました。- Poly: Edge B10、Edge B20、Edge B30、VVX D230 DECT
- AudioCodes: M500Li、445HD、450HD、RX50、MP1288
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ローカル サバイバビリティ サポート
次のデバイスはローカル サバイバビリティをサポートします。- AudioCodes: 445HD、450HD、C450HD、RX50、MP1288
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ファックスのサポート
Grandstream HT8XX ATA シリーズは、G.711 パススルーを使用するファックスをサポートしています。 -
サポート対象デバイス
次の DECT デバイスがサポートされています。 アカウント オーナーと管理者は、プロビジョニング プロセスの途中で Zoom ウェブポータルにデバイスを追加できます。
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Poly Edge E シリーズの拡張モジュールのサポート
次のデバイスに拡張モジュールを追加できます。- Poly Edge E400 または E450 に拡張モジュールを 1 つ追加できます。
- Poly Edge E500 または E550 に拡張モジュールを最大 2 つ追加できます。
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ファームウェアのアップグレード
次のデバイスは、ファームウェアのアップグレードを受け取ります。 デバイスは自動的に再起動してファームウェアがアップグレードされます。- AudioCodes
- Poly
- Edge-E100、Edge-E220、Edge-E300、Edge-E320、Edge-E350、Edge-E400、Edge-E450、Edge-E500、Edge-E550、Rove-B1、Rove 20
- Yealink
解決済みの問題
- デスクトップ クライアントから通話をコントロールできない問題を解決しました。
- 着信通話の呼び出し音が鳴らない、または鳴るまでに時間がかかる問題を解決しました。
- SMS の使用時に外部連絡先で名前が表示されない問題を解決しました。
- 保留中の通話に応答できないことがある問題を解決しました。