リリースノート: 2022年12月17日
新機能と既存機能の強化
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管理者機能
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ユーザー用のデスクとツールの予約
アカウント オーナーと管理者は、ユーザーがどのくらい未来のデスクとルームを予約できるかをコントロールできます。 またこれらのロールは、ユーザーが同時に予約しておけるデスクの最大数も設定できます。 -
CSV ファイルのインポートによりワークスペースを編集
アカウント オーナーと管理者は、ユーザーがウェブポータル内のワークスペースをまとめた CSV ファイルをインポートするとき、Zoom アカウントに関する既存のワークスペースを編集できます。 アカウント オーナーまたは管理者が、アカウント内にすでに存在するワークスペースを含む CSV ファイルをインポートする場合、その CSV ファイルに加えた編集または変更はすべて、該当するワークスペースに適用されます。
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ユーザー機能
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オフィス訪問日時を提案
ワークスペース予約では、本人のスケジュールと本人がよくコラボレーションする相手に基づいて、オフィスに来る日時をユーザーに提案します。 本人が頻繁にやり取りする同僚に基づいて、おすすめの座席案も提示します。 -
既存の Zoom ミーティングをルーム予約に追加
ユーザーはルーム予約時に、自分がホストを務める既存の Zoom ミーティングを検索し、ルーム予約に追加できます。 -
ワークスペース予約の代行を委任
ユーザーは、同じアカウントに属するほかのユーザーに、自分の代わりにワークスペース予約を作成する能力を割り当てることができます。
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スケジュール表示ディスプレイ機能
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ルーム予約時に QR コードをスケジュール表示ディスプレイに表示
アカウント オーナーと管理者はユーザーに対し、スケジュール表示ディスプレイでの予約時に認証を義務付けることができるため、特定のユーザーにのみルーム予約能力を提供できます。 認証義務が有効になっている場合、ユーザーがスケジュール表示ディスプレイでのルーム予約を完了する前に、ユーザーがスキャンして認証に使用できるように、(予約を実行する)ユーザーに QR コードが表示されます。 また認証により、予定されている本人の予約とカレンダーに、懸案の予約が追加されます。
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デベロッパー向け機能
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ワークスペース API
[Zoom デベロッパー向けプログラム] で新しいワークスペース予約 API を利用できます。 デベロッパーは、こうした API を使用して、ワークスペースを作成、削除、更新できます。 次の API を利用できます。-
ワークスペースを追加: ワークスペースを Zoom アカウントに追加できます。
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ワークスペースを削除: Zoom アカウントからワークスペースを削除できます。
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ワークスペースのプロフィールを更新: Zoom アカウントで、特定のワークスペースに関するベーシックな情報を更新できます。
解決済みの問題
既存の機能の変更
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自動化されたルーティング通知を削除
あるフローのエンゲージメントが音声またはチャット のフローにルーティングまたはオーバーフローするとき、Zoom Contact Center から転送対象のユーザーに自動通知を提供しません。 アカウント オーナーと管理者は、自動通知の受信を希望する場合、[メディア送信] ウィジェットを使用できます。 この変更は、次の設定に適用されます。
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サードパーティのボットが連携に移動
サードパーティのボット連携設定が [Integrations(連携)] ページの [Integration Bots(連携のボット)] タブに移動しました。
新機能と既存機能の強化
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管理者機能
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ボイスメール通知用に WAV ファイル
アカウント オーナーまたは管理者は、ボイスメールのメール通知を設定する場合、WAV 形式のボイスメールの添付を選択できます。 この機能を有効にするには、Zoom にお問い合わせください。 -
[ルート先] ウィジェットの発信者 ID
[ルート先ウィジェット] で外部の電話番号にルーティングするよう設定している場合、アカウント オーナーと管理者は、通話発信に所定の発信者 ID が使用されるよう設定できます。 フローベースの電話番号を選択する方法、発信者の元々の発信者 ID を選択する方法、音声キューの発信者 ID を選択する方法があります。 -
ビデオ エンゲージメント イベント
アカウント オーナーと管理者は、エンゲージメント ログに含まれる次のビデオイベントを表示できます。- 音声からビデオへのエンゲージメントのアップグレード
- 保留または保留解除
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自動着信呼分配(ACD)の指標
ACD エンゲージメントは、エージェントがキューごとにルーティングします。 アカウント オーナーと管理者は、履歴エージェント レポートを使用して、ACD と ACD 以外の音声エンゲージメントの割合を表示できます。 またエージェント向けレポート、音声通話ログ、エンゲージメント ログで NULL キュー([No Queue Used(キュー不使用)] のラベル付き)のフィルタリングができます。 -
エンゲージメント ID での検索とフィルタリング
アカウント オーナーと管理者は、リアルタイムのエンゲージメント ID と履歴の詳細情報のレポートを表示できます。 さらにエンゲージメント ID での検索とフィルタリングができ、エンゲージメント ログでのエンゲージメントの相互参照も簡単にできます。 -
キューの詳細情報レポートの拡張機能
キューの詳細情報レポートには、新しいフィルタと並べ替え可能なフィールドが組み込まれています。 新規のフィールドには、お客様の名前とエンゲージメント ID が組み込まれます。 新しいフィルタには、エンゲージメント イベントもあります。 -
カンファレンス コールイベント
アカウント オーナーと管理者は、リアルタイムのエンゲージメントの詳細情報、エンゲージメント ログ、音声通話料金レポート、音声通話ログでカンファレンス コールイベントを閲覧できます。 -
音声通話ログと料金レポートでカンファレンス コールを特定
アカウント オーナーと管理者は、音声通話ログ、料金レポートでカンファレンス オールを始めたエンゲージメントを特定できます。 また関連期間と料金などの詳細情報も閲覧できます。 -
分析ウォールボードの拡張機能
アカウント オーナーと管理者は、表のタイル幅をカスタマイズして表示情報を凝縮することもできます。 タイルに含まれる表データをフィルタリングまたは並べ替えして、絞り込み結果表示を保存することもできます。 さらにリアルタイムのエージェントのパフォーマンスを示すタイルには、エージェントがキューをオプトアウトしたかどうかが表示されます。 -
電話番号発注の拡張機能
アカウント オーナーまたは管理者は、追加の通話料フリーダイヤルまたは仮想サービス番号を検索したものの、何も結果が得られなかった場合、フォームへの誘導ボタンを 1 つクリックするだけで、追加の電話番号をリクエストできます。 -
ビデオにアップグレードされたエンゲージメントの設定
アカウント オーナーまたは管理者は、チャット、SMS、または音声キューでビデオ機能にアップグレードする機能を有効にする場合、アップグレードされたエンゲージメント向けに相応のビデオ設定を構成できます。 -
メッセージ エンゲージメントを自動終了
アカウント オーナーと管理者は、一定時間操作されていない場合はフローのメッセージ エンゲージメントを自動終了するよう設定できます。 具体的な値は、デフォルトでは 30 分に設定されています。 -
ウェブチャット入力中インジケーター
ウェブチャットでやり取りしているお客様には、エージェントがメッセージを入力しているとき、表示で入力中だとわかります。 エージェントはお客様がウェブチャットに入力しているとき、表示で入力中だとわかります。 さらにフロー メッセージの送信中には、お客様に入力中インジケーターが表示されます。 フロー メッセージの入力中インジケーターの長さは、管理者が設定できます。 -
アカウント、キュー、フローの営業時間
アカウント オーナーと管理者は、通常の営業時間と祝日営業時間を中央のページで設定でき、その設定をキューまたはフローに適用できます。 またアカウントの通常営業時間と祝日営業時間のデフォルトを設定できます。 -
音声通話転送の機能強化
スーパーバイザーやエージェントが音声通話をほかのコンタクト センターのユーザーに転送する際、そのユーザーが対応可能かどうかが通知されるようになりました。 ユーザーが対応できない場合は、そのユーザーがアクセスできるボイスメールの受信ボックスまたはほかのユーザーに転送できます(該当する場合)。 またキュー、契約、フローでフィルタリングできるように、転送インターフェースに [フィルタを追加] が追加されています。 -
エージェント向け転送オプションを制御する UI 拡張機能
アカウント オーナーと管理者が、エージェントが転送できるキュー、ユーザー、またはフローをさらに簡単に管理できるように、いくつかの小規模な UI 拡張機能が追加されています。 -
クライアントのアドレスブックにアクセスするためのロール特権
アカウント オーナーと管理者は、エージェントが Zoom デスクトップ クライアントのアドレスブックにアクセスできる場合、ロール設定の [アドレスブック] タブ特権を有効または無効に切り替えることができます。 -
お客様のルーティング プロフィールのグローバル変数をサポート
グローバル変数を設定するとき、アカウント オーナーと管理者は、お客様のプロフィールのプロフィール情報に含まれる変数を使用するオプションを有効にすることができます。 有効にした後、管理者は該当する変数を属性としてお客様のルーティング プロフィールに追加できます。 -
ビデオ体験の拡張機能
エージェントとお客様のビデオ エンゲージメント体験をさらに向上させるために、次のとおりいくつかの拡張機能が用意されています。- エンゲージメント終了時には、エージェントがメッセージを確認してから、エンゲージメントが終了します。
- エンゲージメントを終了するとき、そのエンゲージメントにほかのユーザーが加わっている場合には、エージェントがホストをそのユーザーに変更できます。
- エンゲージメントが終了したとき、お客様にはビデオ エンゲージメントを終了した理由が表示されます。 また以前のビデオ内チャット メッセージも表示されます。
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エージェントの業務セッション
アカウント オーナーと管理者は、アカウント単位の設定で、エージェントの業務セッションを有効にすることができます。 有効に設定されている場合、エージェントは、Zoom Contact Center デスクトップ クライアントを開くと業務セッションを開始するよう促され、業務を終えるとクライアントを終了できます。 管理者は、Zoom Contact Center デスクトップ クライアントとのやり取りが終わると、エージェントのセッションをタイムアウトにすることができます。 エージェントには、そのセッションを続行するかどうかを選択する 3 分間が与えられます。続行しない場合、エージェントはオフライン ステータスに切り替えられます。 この機能を有効にするには、Zoom にお問い合わせください。 -
エージェントの字幕のアクセシビリティ設定
Zoom デスクトップ クライアントの既存の字幕サイズ設定が、Zoom Contact Center のエンゲージメントにも適用されます。 従来、エージェントは Zoom Contact Center の字幕サイズを変更できませんでした。 -
ビデオ エンゲージメントの待機室
スーパーバイザーは、ビデオ待機室に現在参加中のお客様とチャットできます。 エージェントがエンゲージメントに割り当てられると、議論の文脈がわかるように、エージェントの画面に待機室のチャットが表示されます。
解決済みの問題
注: 直接音声転送機能で必須のビデオ字幕とキューの選択は、展開に問題があったため、このリリースでは引き下げられており、今後、予定されている別のリリースから改めて利用できるようになります。
既存の機能の変更
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Zoom Events チャットとミーティング チャットの分離
Zoom Events Chat は、ミーティング チャットの設定から独立し、ミーティング チャットを無効にしていても動作するようになりました。 管理者は、Zoom ウェブポータルの新しい [Zoom Events] 設定タブで、Zoom Events チャットのみを無効にすることができます。 これまでは、管理者がミーティング チャット機能を無効にすると、Zoom Events チャットも無効になっていました。
解決済みの問題
新機能と既存機能の強化
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ZPLS モジュールのルーティング ルール
管理者はアカウント単位とサイト単位のルーティング ルール設定に基づくルーティング ルールを ZPLS モジュールで活用するオプションを有効にすることができるようになりました。 -
ローカル サバイバビリティ モードの内線での着信受話サポート
[ローカル サバイバビリティ] が有効になっている場合、ユーザーは内線経由でダイヤルされた通話に応答できるようになりました(ただし E164 形式は不使用)。 -
ユーザー グループ単位で ZPLS を有効化
管理者は ZPLS をアカウントまたはサイト単位ではなく、Zoom Phone ユーザー グループ単位で有効にすることができるようになりました。 グループ単位で有効になっていなくても、サイト単位で有効になっていれば、ユーザーがアクセスできます。
解決済みの問題