リリースノート: 2022年9月17日
新機能と既存機能の強化
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一般的な機能
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ワークスペースのメール確認とリマインダー
管理者とユーザーは、ワークスペースのメールとリマインダーの通知を有効 / 無効にできるようになりました。 有効にすると、ユーザーは以下のタイミングでメールを受信できます。- 新しい予約が作成された場合
- ユーザーが 24 時間以内に予定されている予約を保持している場合
- 既存の予約がキャンセルされた場合
- 既存の予約が、場所・日時に関して更新された場合
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推奨デスクの機能強化
ユーザーへの推奨デスク体験を向上させるいくつかの機能強化が追加されています。 ユーザーは時間枠を選択し、利用可能な推奨デスクを使用するかどうかを選択できます。
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管理者機能
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ワークスペースの CSV ファイルをインポート
アカウント オーナーと管理者は、CSV ファイル(1 つのファイルに最大 1,000 件)をインポートすることで、ワークスペースを一括アップロードできるようになりました。 以前は、アカウント オーナーと管理者が個別にワークスペースを作成する必要がありました。現在、管理者は上述のオプションのいずれかを選択できます。 -
ワークスペースの画像を含める
アカウント オーナーと管理者は、ワークスペースの画像をアップロードし、ユーザーがその画像を表示できるようにワークスペース情報に含めることができるようになりました。 -
ワークスペース定員の追加
アカウント オーナーと管理者は、Zoom ウェブポータルでワークスペース定員を追加 / 編集できるようになりました。 この定員は、予約するワークスペースを検索する際、ユーザーが確認およびフィルタリングする目的で表示されます。 -
ワークスペースのクリック時に予約済みユーザーの名前と部門を表示
アカウント オーナーと管理者は、ユーザーが予約済みワークスペースをクリックしたときに、予約済みユーザーの名前と部門を表示することをユーザーに許可できるようになりました。 また、このユーザー名はワークスペースにカーソルを合わせた場合にも表示されます。 -
ワークスペースを検索
アカウント オーナーと管理者は、Zoom ウェブポータルの [ワークスペース管理] セクションにあるワークスペース名でワークスペースを検索できるようになりました。 -
ワークスペース情報のエクスポート
アカウント オーナーと管理者は、ワークスペース予約アカウント上のすべてのワークスペース情報を含むファイルをエクスポートおよびダウンロードできるようになりました。 -
ダッシュボードのユーザーとワークスペース レポートの機能強化
Zoom ダッシュボードによるワークスペース予約レポートの有用性と明瞭さを向上させるいくつかの機能強化が追加されています。 ユーザーとワークスペース レポートに、ワークスペース名、予約に対するチェックイン / チェックアウト時間、ユーザーの部門の列が含まれるようになりました。また、使用状況列がこのレポートから削除されています。 さらに、ワークスペース日次レポートにワークスペース タイプ(ルーム / デスク)の列とルームデータが記載され、このレポートは、[ワークスペース予約の割合] からダウンロードできるようになりました。 -
ロケーション階層内でワークスペースを移動する機能
アカウント オーナーと管理者は、ワークスペースを別のロケーションに割り当てることで、ワークスペースをワークスペース予約にあるロケーション階層の別のフロアに移動できるようになりました。 以前は、ワークスペースを削除して別のフロアに再作成する必要がありました。
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ユーザー機能
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頻繁にコラボレーションする同僚がオフィスにいるタイミングを表示
ワークスペース予約の日付を選択する際、ユーザーは頻繁にコラボレーションする同僚がオフィスにいるタイミングを表示できるようになりました。 ユーザーは、頻繁にコラボレーションする同僚をリストに追加できます。 さらに、ユーザーが日付を選択すると、オフィスにいるスター付きの連絡先リストが表示されます。 これにより、ユーザーは同僚のスケジュールに基づいてオフィスに出社するタイミングを選択できます。 -
ワークスペース定員の表示とフィルタリング
ワークスペースを予約すると、ユーザーはそのワークスペース定員を表示できるようになりました。 ユーザーは、定員と使用可能な席数でワークスペースをフィルタリングすることもできます。 -
フロアマップでユーザー名を表示
ユーザーが予約済みデスクにカーソルを合わせると、そのデスクを予約したユーザーの連絡先カードを表示できるようになりました。 ユーザーがワークスペースをクリックすると、予約したユーザーの名前と部門が表示されます。 この機能は、アカウント管理者が有効にする必要があります。
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デベロッパー向け機能
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ワークスペース API
注: 2021 年 1 月 24 日以降、API リリースノートは Zoom マーケットプレイスのウェブサイトにのみ表示されます。
新しいワークスペース予約 API は、[Zoom デベロッパー プログラム] のデベロッパーが利用できます。 これらの API を使用すると、デベロッパーは予約のチェックインとチェックアウトを設定できます。 つまり次の API が利用可能です。- チェックイン / チェックアウト API: 予約のチェックイン / チェックアウトを設定する
解決済みの問題
- マイナーなバグ修正
- 設定が有効な場合、予約専用のルームとデスクに対してチェックインしていない予約が解放されない問題を解決
新機能と既存機能の強化
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管理者機能
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新しいスクリプト エンジン
Zoom Contact Center では、新たな構文を導入する新しいスクリプト エンジンを展開しています。 既存のスクリプトは影響を受けません。 ただし、新しい Script ウィジェットは新たな構文に従う必要があります。 詳しくは、Script ウィジェットの記事をご覧ください。 -
別のフローへのオーバーフロー
アカウント オーナーと管理者は、オーバーフローが適用されたときにエンゲージメントが別のフローにオーバーフローするようキュー設定を変更できるようになりました。 この機能強化は、音声、ウェブチャット、アプリ内チャット チャンネルに適用されます。 -
最長アイドルに対する着信呼分配の機能強化
アカウント オーナーと管理者は、音声キューとビデオキューに対する最長アイドルへの分配方法として、着信呼分配アルゴリズムを指定できるようになりました。 エージェントの最後の呼び出し以来の最長アイドル時間、またはエージェントのステータスが「準備未完了」から変更されて以来の最長アイドル時間を選択できます。 -
発信通話に対する変数ベースのルーティング
アカウント オーナーまたは管理者が発信通話をルーティングするよう Route To ウィジェットをカスタマイズした場合、ターゲット番号として変数を指定できるようになりました。 -
フローエディタでのキューデータ
アカウント オーナーと管理者は、フロー ルーティングに使用するさまざまな種類のキューデータにアクセスできるようになりました。 たとえば、エージェント数、最大待機時間、現在のエンゲージメント数などにアクセス可能です。 -
接続中にメディアに対して割り込むメッセージを追加
アカウント オーナーと管理者は、接続中にメディアとして設定されたオーディオに割り込む複数のメッセージを追加できるようになりました。 これにより、通話がまだエージェントにルーティング中であることを顧客に通知できます。 -
チャット エンゲージメントでのファイル共有の制御
アカウント オーナーと管理者は、アクティブなウェブまたはアプリ内チャット エンゲージメントでファイルを共有するエージェント機能を有効 / 無効にできるようになりました。 -
マルチ チャンネルのキャンペーン
アカウント オーナーと管理者は、マルチ チャンネル(ウェブチャット、ビデオ、音声、SMS)を設定可能にするキャンペーンを作成できるようになりました。 顧客は、マルチ チャンネルのキャンペーンをクリックすると、接続するチャンネルを選択できます。 -
エージェントの転送オプションの制御
アカウント オーナーと管理者は、エージェントがエンゲージメントを転送できるキュー、コンタクト センター ユーザー、またはフローを制御できるようになりました。 -
ビデオ エンゲージメント向けのキオスク統合
顧客は、Zoom キオスク デバイスからビデオ エンゲージメントを開始し、エージェント / バーチャル受付と会話できるようになりました。 -
モバイルおよびアプリ内ビデオ エンゲージメントのフロー ウィジェット サポート
モバイルおよびアプリ内ビデオ エンゲージメントでは、Collect Input(ビジュアル IVR)、Send Media、Route To、Condition、Http Call、Script、Set Variable の各ウィジェットがサポートされています。 カスタマイズされた待機室は、アプリ内ビデオ エンゲージメントでもサポートされています。 -
レコーディング権限
アカウント オーナーと管理者は、ロール管理を使用して、レコーディングに対するアクセス、再生、ダウンロード、削除などのユーザーのレコーディング権限をカスタマイズできるようになりました。 アカウント レベルまたはキューレベルでレコーディング権限を持つユーザーリストを表示することもできます。 -
音声レコーディング用のステレオ オーディオ
アカウント オーナーと管理者は、音声レコーディングを行う際、ステレオ / モノラルを選択できるようになりました。 ステレオのオーディオ レコーディングはデフォルトで有効になっています。 -
ウォールボードのエージェントのチャートとテーブル
アカウント オーナーと管理者は、エージェントのチャートとテーブルを分析ウォールボードに追加して、エージェントのステータスやキャパシティなどの指標を詳細に追跡できるようになりました。 -
リアルタイム分析のための新しい指標
アクティブな通話向けのリアルタイム分析ダッシュボードに、音声指標(最長の待機期間、保留期間、通話期間)が追加されました。 -
破棄されたエンゲージメント指標の機能強化
破棄された指標の時間の長さは、エンゲージメントがキューで費やした時間の長さに基づいて計算され、フロー内での期間は無視されます。 これにより、より正確なサービスレベル指標を取得できます。 フローに含まれる通話を追跡する新しい「包含指標」も用意されています。 -
ウォールボード デジタル サイネージを統合
アカウント オーナーと管理者は、コンタクト センター分析ウォールボードを Zoom Room デジタル サイネージに表示できるようになりました。 -
時間間隔ごとのアクティビティ レポート(ビデオ、チャット、SMS)
このキュー インターバル レポートは、ビデオ、チャット、SMS チャンネルで使用できます。 アカウント オーナーと管理者は、このレポートを使用してアクティビティ レポートを集約し、時間間隔で結果を指定できるようになりました。 このレポートは結果を表形式に並べ替え、CSV ファイルとしてエクスポートできます。 -
チャンネル レポート構造の機能強化
ウェブチャット、アプリ内チャット、SMS の分析とレポートが [メッセージ] タブに統合され、類似のチャンネルをより適切に整理できるようになりました。 -
リアルタイム レポートにおける過去の期間の変更
アカウント オーナーと管理者は、リアルタイム分析ダッシュボードで指標を計算するために過去の期間を指定できるようになりました。 -
オプトアウトと準備未完了ステータスの理由コードに対する個別の設定
アカウント オーナーと管理者は、準備未完了ステータスの理由コードとは別に、キューのオプトアウトの理由コードを有効 / 無効にできるようになりました。 以前は、これらは 1 つの設定にまとめられており、両方同時に有効 / 無効にする必要がありました。 -
処理の機能強化
アカウント オーナーまたは管理者がキューに処理を追加しない場合、エージェントにはデスクトップ クライアントに処理オプションは表示されません。 さらに、アカウント オーナーと管理者は、追加されたすべての処理(処理セットに追加された処理など)をデフォルトの処理として設定できます。 -
個人データを非表示にする
アカウント オーナーと管理者は、エンゲージメントとレポートで顧客の個人情報を表示可能なユーザーロールを選択できるようになりました。 個人データは、テキストベースのライブ エンゲージメントに参加している場合、および終了したエンゲージメント、分析、ボイスメールの受信トレイを表示している場合にのみ非表示になります。 この機能は、Zoom API またはサードパーティのアプリケーションとの統合には拡張されません。 -
テーブルの機能強化
Zoom ウェブポータルのテーブルは、より一貫性のあるドロップダウン、並べ替え、検索フィールドのサイズ設定、フィルタリングにより改善されました。 -
電話番号検索の機能強化
電話番号ページの検索機能は、検索フィールドで使用されている電話番号形式に関係なく、関連する一致を返します。 -
エンゲージメントを逃した後のデフォルト ステータスを設定
アカウント オーナーと管理者は、エージェントがエンゲージメントを逃した場合のデフォルト ステータスを設定できるようになりました。 この機能を使用するには、バージョン 5.12.0 以降のクライアントが必要です。
解決済みの問題