Zoom Contact Centerの発信プログレッシブダイヤラーを設定する
Zoom Contact Centerの管理者は、発信通話リストを作成し、そのリストに登録された顧客へシステムが自動的に通話を開始するよう設定して、それらの通話をリストの顧客を支援するよう指定された対応可能なエージェントに振り分けることができます。また、ボイスメールシステムが検出された場合には、あらかじめ設定したボイスメッセージを残すようにシステムを構成することもできます。プログレッシブダイヤラーは、通話と通話の間の待機時間を排除することでエージェントの効率を向上させます。そのため、各通話間でほとんど調査を必要としない発信通話業務に適しています。
発信ダイヤラーは、営業活動、テレマーケティング、アンケート、カスタマーサービス、リード獲得、予約リマインダー、回収業務など、大量の発信通話を必要とするさまざまな用途で利用できます。
エージェントによる対応が不要なキャンペーンでは、管理者はエージェントレスダイヤラーを利用できます。これにより、エージェントを介さずに、録音済みのメッセージを再生したり、ボイスメールを残したりすることが可能です。エージェントが発信前に連絡先の詳細を確認する必要がある場合は、プレビューダイヤラーを利用できます。コンテキストが提供されるため、エージェントはそれぞれの連絡先に合わせてパーソナライズされた対応を行うことができます。
発信音声プログレッシブダイヤラーを設定するための要件
連絡先リストの作成方法
発信キャンペーンを設定する前に、発信ダイヤラーキャンペーン用の連絡先リストを作成する必要があります。これらの連絡先は、アドレス帳(既知の顧客)、サードパーティー、またはその他のリソースから取得できます。また、連絡先APIを使用して連絡先を追加することもできます。
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[コンタクトセンター管理]、[キャンペーン管理] の順にクリックします。
- [連絡先] タブで、[リストを作成] をクリックします。
- 連絡先リストの内部管理用の名前と説明を入力し、[追加] をクリックします。
- 以下のセクションのいずれかに従って、CSVをインポートするか、連絡先を手動で追加します。
手動で連絡先を追加する
注: この連絡先はキャンペーンの連絡先リストにのみ登録され、アドレス帳には追加されません。
- [連絡先を追加] をクリックします。
- フィールドに入力し、[保存] をクリックして連絡先を手動で追加します。
アドレス帳から連絡先をインポートする
注: この方法では、選択したアドレス帳内のすべての連絡先がインポートされます。連絡先リストから連絡先を後で削除することもできます。
- [インポート] をクリックします。
- [アドレス帳からインポート] を選択します。
- 連絡先リストにインポートするアドレス帳を選択します。
- [追加] をクリックします。
CSVファイルから連絡先をインポートする
- [インポート] をクリックします。
- [CSVファイルをアップロード] を選択します。
- ウェブポータルで [CSVサンプルをダウンロード] をクリックしてサンプルCSVファイルをダウンロードし、フィールドを表示します。
- Microsoft Excelなどのスプレッドシートソフトウェアを使用して、CSVサンプルに入力します。
- 一括インポート処理を開始するには、[CSVをアップロード] をクリックし、完成したCSVファイルを選択します。
注: 複数のフィールドでエラーが発生した場合、処理を完了できません。インポートが失敗した理由を説明するメッセージが表示されます。 - 一括処理が完了したら、[閉じる] をクリックします。
Do not call(連絡禁止)リストの作成方法
オプションの手順として、ダイヤラーキャンペーンの対象から特定の連絡先を除外することができます。これは、地域および連邦の規制に準拠するため、または連絡を希望しないコンシューマーへの発信を防ぐために使用できます。Do Not Call(DNC)リストは、全国の電話勧誘拒否登録簿、州ごとのリスト、または社内で管理されている顧客リストを基に作成できます。DNCは、DNC.comまたはGryphon.aiとのサードパーティ連携を通じて利用できます。
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[コンタクトセンター管理]、[キャンペーン管理] の順にクリックします。
- [連絡先] タブで、[Do Not Contactリスト] のサブタブをクリックします。
- [リストを作成] をクリックします。
- 連絡先リストの内部管理用の名前と説明を入力し、[追加] をクリックします。
- 以下のセクションのいずれかに従って、CSVをインポートするか、電話番号を手動で追加します。
電話番号を手動で追加する
- [電話番号を追加] をクリックします。
- 電話番号を入力し、[追加] をクリックして手動で電話番号を追加します。
CSVファイルから連絡先をインポートする
- [インポート] をクリックします。
- ウェブポータルで [CSVサンプルをダウンロード] をクリックしてサンプルCSVファイルをダウンロードし、フィールドを表示します。
- Microsoft Excelなどのスプレッドシートソフトウェアを使用して、CSVサンプルに入力します。
- Zoomウェブポータルで、次のいずれかのオプションを選択します。
- 新しい番号のみ追加: 現在のDo Not Callリストに存在しない電話番号のみをCSVファイルからインポートします。
- リスト内のすべての電話番号を置換: 現在のDo Not Callリスト内のすべての電話番号を、CSVファイル内の電話番号に置き換えます。
重要: Do Not Callリスト内の既存の電話番号はすべて削除されます。
- 一括インポート処理を開始するには、[選択] をクリックし、完成したCSVファイルを選択します。
注: 複数のフィールドでエラーが発生した場合、処理を完了できません。インポートが失敗した理由を説明するメッセージが表示されます。 - 一括処理が完了したら、[閉じる] をクリックします。
発信プログレッシブダイヤラーキャンペーンを設定して実行する方法
連絡先リストを作成したら、発信キャンペーンを設定して実行し、キャンペーンに割り当てられた連絡先リストに効率的にダイヤルできます。プログレッシブダイヤラーは、リスト内の各連絡先にダイヤルし、コンシューマーとの通話が接続されると、その通話を対応可能なエージェントに割り当てます。
- Zoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[コンタクトセンター管理]、[キャンペーン管理] の順にクリックします。
- [発信] タブで、[キャンペーンを追加] をクリックします。
- [プログレッシブダイヤラー] キャンペーンタイプを選択し、以下の項目を入力します。
- 名前: 発信プログレッシブダイヤラーキャンペーンの内部管理用の表示名を入力します。
- 説明(オプション): 発信プログレッシブダイヤラーキャンペーンの内部管理用の説明を入力します。
- 常時実行: 有効にすると、連絡先すべてに発信し終えた後もキャンペーンが継続して実行されます。キャンペーンは、関連付けられた連絡先リストに追加される新しい連絡先をダイヤルします。キャンペーンは管理者が一時停止するまで停止せず、発信可能な連絡先が0件の場合でもアクティブ状態を維持します。新しい連絡先が連絡先リストに追加されると、その都度ダイヤルされます。常時実行を有効にした場合は、連絡先をダイヤルする順番を選択します。
- はい(昇順、先入れ先出し): 連絡先は、追加または取り込まれた順にダイヤルされ、最も古い連絡先、または最も早く入力された連絡先から先にダイヤルされます。この方法では、連絡先がリストに追加された日時に基づいて処理されるため、新しい連絡先よりも古い連絡先が優先して通話を受けるという体系的なアプローチが可能になります。
- はい(降順、後入れ先出し): リストの末尾または最後にある連絡先(最後に追加、または取り込まれたもの)から先にダイアルされます。これは、後入れ先出し方式で動作し、最も最近に追加された連絡先が優先されます。この方法では、古い連絡先よりも新しく追加された連絡先が先に通話を受けるため、新規リードやリストに追加されたばかりの連絡先を潜在的に優先します。
- キャンペーンの優先度: 複数のキャンペーンが1つのキューを共有している場合、この設定は他のキャンペーンと比較した本キャンペーンの重要度を示す優先度レベルを表します。優先度の高いキャンペーンでダイヤルする連絡先がなくなった時点で、優先度の低いキャンペーンの連絡先がダイヤルされます。1が最も低く、5が最も高い優先度です。
- 必要に応じて、その他の設定を行います。
- 発信キャンペーンを保存または公開します。
- [ドラフトを保存] をクリックすると、発信キャンペーンはドラフト状態のまま保存されます。
- [公開] をクリックすると、キャンペーンは実行できる状態になります。
- キャンペーンの設定が完了し、実行する準備ができたら、[実行] をクリックします。
キャンペーン設定
- 連絡先リスト:
- [連絡先リスト] ドロップダウンをクリックし、既存の連絡先リストを選択します。
- 新しいリストを追加するには、[新しい連絡先リスト] をクリックし、画面の指示に従ってリストをアップロードまたは作成します。
- Do Not Callリスト(オプション): [Do Not Callリストを選択] をクリックし、発信キャンペーンに追加する連絡禁止(DNC)リストを選択して、[追加] をクリックします。
- Do Not Callロジック: 選択したDNCリストに一致する連絡先をキャンペーンから除外する方法を指定します。
- 連絡先リスト内の一致する電話番号のみを除外: 追加の電話番号を持つ連絡先は、引き続きキャンペーンの対象となります。つまり、次のルールが適用されます。
- 関連付けられたDNCリストにある連絡先のメインの電話番号が含まれており、そのコンシューマーが他の電話番号を持っていない場合、キャンペーンはその連絡先にダイヤルしません。
- 関連付けられたDNCリストにある連絡先のメインの電話番号が含まれており、そのコンシューマーがDNCリストに含まれていない追加の電話番号を持っている場合、キャンペーンはこの連絡先のDNCリストに含まれていない電話番号に対してダイヤルします。このキャンペーンでは、一致した電話番号のみが除外されます。
- いずれかの電話番号が一致する場合、連絡先をリストから除外: 1つ以上の電話番号がDNCリストに一致する場合、その連絡先はキャンペーンから除外されます。たとえば、関連付けられたDNCリストにある連絡先の追加の電話番号が含まれている場合、そのキャンペーンではその連絡先にダイヤルしません。
- [環境設定 - ブロックリスト] をクリックして、除外設定を管理します。
- 連絡先の通話可能時間の基準設定: 各連絡先の所在地に基づいて、ダイヤル可能な時間帯を決定します。
- 連絡先番号のダイヤル順序: 連絡先に複数の電話番号が登録されている場合、どの電話番号タイプからダイヤルするか順序を指定します。複数の電話番号に同じラベルが付いている場合、連絡先に登録されている順序でダイヤルされます。順序を変更するには、上下の矢印をクリックするか、6点アイコン
をクリックして番号タイプをドラッグします。 - 最大呼び出し時間(通話を放棄): 有効にすると、指定した時間が経過しても応答のない通話を切断します。有効にした場合、最大呼び出し時間は15秒(デフォルト)から120秒の範囲で設定する必要があります。
- 最大試行回数: キャンペーンが各連絡先に対して通話を試みる合計回数を選択します。通話に応答がなかった場合、リスト内の他のすべての連絡先へのダイヤルが完了し、再試行期間が経過した後に、その連絡先へ再度ダイヤルします。再試行期間は60秒から7日間の範囲で設定する必要があります。
- すべての試行で同じ待機時間を使用: すべての再試行の間隔を一定にする場合は、このチェックボックスをオンにします。
- 待機期間: ダイヤラーが失敗した通話を再試行するまでの待機時間を指定します。
- ダイヤル順序をカスタマイズ: 連絡先をダイヤルする順序を選択します。
- リストダイヤル(デフォルト): リスト内のすべての連絡先について最初の電話番号に発信し、続いて各連絡先の次の番号へ進みます。これにより、フォローアップ用の電話番号に発信する前に、すべての連絡先に対して1回づつ通話が試行されます。
- 連絡先ダイヤル: 1つの連絡先のすべての番号に通話してから(各試行の間に待機時間あり)、次の連絡先に進みます。
- 連絡先の次の電話番号へのダイヤルに、記録上の担当エージェントを割り当てる: 同じ連絡先の別の電話番号がダイヤルされた場合、同じエージェントが割り当てられます。
接続設定
- キュー: 発信ダイヤラーで使用する音声キューを選択します。
注: 選択するキューでは、発信通話が有効になっている必要があります。 - 通話ID番号: キューに設定されている発信の発信者番号通知ID番号の中から、発信ダイヤルに使用する番号を選択します。また、次の操作も可能です。
- 放棄タイムアウト: 有効にすると、指定した時間内にエージェントが接続されない場合、無応答の通話を放棄します。有効にした場合、放棄タイムアウトは5秒(デフォルト)から30秒の範囲で設定する必要があります。
- 応答機器検出: 有効にすると、通話が応答機器に転送されたことを検出し、通話を切断するか、自動音声メッセージを残します。
- 人物が検出された場合: 応答した相手が人であると検出された場合の動作を指定します。
- (オプション)エージェントに接続する前にコンシューマーに音声メッセージを再生: Zoom Contact Centerは、エージェントに接続する前にコンシューマー向けの自動メッセージを再生します。[応答を追加] をクリックし、次のいずれかのオプションから選択します。
- 新しいオーディオアセットを追加: カスタムオーディオを選択、レコーディング、またはアップロードします。
- アセットライブラリを参照: アセットライブラリからオーディオを選択します。
- 応答機器が検出された場合:
- 通話を切断する
- トーン音の後に自動音声メッセージを残す: Zoom Contact Centerは、応答機器に自動音声メッセージを残します。[メッセージを追加] をクリックし、次のいずれかのオプションを選択します。
- 新しいオーディオアセットを追加: カスタムオーディオを選択、レコーディング、またはアップロードします。
- アセットライブラリを参照: アセットライブラリからオーディオを選択します。
- その他の機器(FAXやモデムなど)が検出された場合: システムは自動的に通話を切断します。
キャンペーンのスケジュール作成
- キャンペーンが実行中の状態にあるときに、連絡先にダイヤルする時間帯を指定します。
エージェントとコンシューマーの視点から見た動作
このセクションでは、エージェントおよびコンシューマーの視点から見たプログレッシブダイヤラーの動作について概要を説明します。
- Zoom Contact Centerは、エージェントの対応可能状況を確認します。
- 発信ダイヤラーは、関連付けられた連絡先リスト内の各コンシューマーに通話を発信します。
- 無効な電話番号などの理由により通話が失敗した場合、または通話が却下された場合、そのエンゲージメントは終了します。クローズ済みのエンゲージメントには、システム処理が使用されます。
- コンシューマーが応答した場合、Zoom Contact Centerはエージェントへの接続を試みます。
- エージェントが着信通知に応答すると、コンシューマーとエージェントが接続されます。
- エージェントが却下した場合、またはタイムアウトが発生した場合、エンゲージメントは終了し、放棄呼として扱われます。クローズ済みのエンゲージメントには、システム処理が使用されます。
注: タイムアウトと自動応答の設定は、キューレベルで変更できます。